病院で検査したCTやMRIの画像データはもらっていますか?
50代の主婦は、とっても忙しいですよね。
毎日家事や仕事でバタバタしていて、つい自分の健康におろそかになっていませんか?
50代になると、40代と違って「あれ?最近体が思うように動かなくなってきてない?」
そろそろ健康に不安をいだき始めるのではないでしょうか?
そこで、病院で詳しく検査をするとなると、血液検査から始まってCTあるいはMRIのと
すすんでいくこともあるでしょう。
そして検査結果を医師から、CTやMRIで撮った画像を一緒にみながら説明を
受けることになります。その画像をあなたは医師からもらえますか?
私は、今まで人間ドックや胃カメラの検査を受けてきました。
しかし、医療施設によって画像を紙に印刷してくれるところもあったけれど
そのほとんどではもらえずじまいでした。
先月受けた心臓のCT検査の結果を聞いた後、先生に「この画像はもらえますか?」
と恐る恐る聞いみました。
すると先生は「ご家族も見たいでしょうからCDに焼いて差し上げますね」と
快く対応してくれたのです。
自宅に帰って検査結果を家族に説明する時に、画像のデータがあると
一目瞭然で家族が興味をもって聞いてくれるので、コミュニケーションに非常に
役に立ったのです。
私はこの画像ーデータをもらったことによるメリットを3つ考えてみました。
1.病歴の説明が簡単である
CT画像のデータをもらうことで、家族と一緒に共有できることは
メリットのひとつです。
医師からの説明を家族に話すにしても、画像があることで家族もより
鮮明に記憶に残るのです。
このことによって、もし私が心臓が苦しくなったて病院に担ぎ込まれたとしても
夫や家族がこの画像のデータを持参すれば話が早いはずです。
また、病院をかわることがあっても、紹介状、過去の検査結果はもちろん
画像データがあればより正しい診断が下せるのではないでしょうか。
2.カルテの開示を求めると別途料金がかかる
今までの検査結果や画像データがなくても、カルテの開示を医師に依頼すれば
いいんじゃないか?って思いますよね。
厚生労働省ではインフォームド・コンセントの理念などからカルテの開示を
すすめています。
厚生労働省 「診療情報の提供等に関する指針 」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/06/s0623-15m.html
3 診療情報の提供に関する一般原則
○ 医療従事者等は、患者等にとって理解を得やすいように、
懇切丁寧に診療情報を提供するよう努めなければならない。
○ 診療情報の提供は、(1)口頭による説明、(2)説明文書の交付、
(3)診療記録の開示等具体的な状況に即した適切な方法により
行われなければならない。
医師にカルテの開示をお願いすれば用意してくれることになっています。
しかし、カルテ開示情報は、時間がかかるうえに料金が発生します。
その料金は、3,000円~5,000円くらいで診療所によって差があるようなの
カルテの開示はよく考えた方がいいでしょう。
このカルテ開示は、例えばガンと診断されたけれど、セカンドオピニオンを希望した時に
利用する人が多いようです。
3.医療費の節約になる
自分で検査や画像のデータをもっていれば、転院先でムダな検査を避けることが
できるのではないでしょうか。
バリウムや胃カメラは50代にとってはとってもつらい検査でできるだけ避けたい。
さらに、検査代もバカになりません。
4.まとめ
高い検査代を支払いながらも検査のデータやCTやMRIの画像データをもらわない人が
多いのではないでしょうか。もらえないものと思い込んでいませんか?
それとも、データが欲しいと医師に言えない雰囲気なのでしょうか。
私が転居前にかかっていた年配の医師は、ひとりひとりの診察には時間をたっぷりとって
きちんと説明をしてくれる良心的でした。
しかし、私はその医師の話し方が威圧的に感じていて
「○○してほしい。○○はどうしてでしょうか?」と素直に聞けないでいたのです。
今診療してもらっている医師は、診察の最後に
「瑠璃子さんが何か疑問に思っていることや要望などはありますか?」と
必ず聞いてくれるので素直に自分が疑問に思っていることをぶつけることができます。
だから、今回CTの画像データがもらえたのかもしれません。
でも、今思えばなぜ自分から言えなかったんだろう。
自分の身体のことなんだから要望を言ってもらえばよかったと後悔しています。
これからますます老化していく自分の身体。
自分の身体のデータは、自分が管理するんだという
心構えが大切だということを画像のデータをもらったことで学びました。