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平成29年度の「ねんきん定期便」(50歳以上)昨年との違いは5つ
老後の生活費になる年金がいくらもらえるのかわかるのが「ねんきん定期便」です。
⇒50歳以上の女性が「ねんきん定期便」の見方についてチェックしておくこと
「ねんきん定期便」が郵送されてくると、必ずチェックするのが年金の見込額
ではないでしょうか。
⇒年金の見込額が減らされている!「ねんきんネット」と「ねんきん定期便」でチェックを
今年度は昨年とは違うところがあったんです。
私の誕生日月である7月末に平成29年度の「ねんきん定期便」(50歳以上)が
送られてきました。
今回よく見ている見ると、昨年と違うところが5も!
しかも5つのうち4つが「ねんきんネット」への登録をすすめる内容なんです!
以下が主な5つの変更点は以下の5つ
1.「基礎年金番号」が「照会番号」に変更
2.「お客様のアクセスキー」
3.「お客様へのお知らせ」
4.アクセスキーで「ねんきんネット」のご利用登録を
5.電子版「ねんきん定期便」の推奨
この中で№2~5までが「ねんきんネット」への登録をすすめている
内容になっていました。
1.「基礎年金番号」が「照会番号」に変更
↓平成28年度の「ねんきん定期便」には「基礎年金番号」が記載されていました。
日本年金機構に問い合わせる時はこの「基礎年金番号」が必要でした。
↓ところが、平成29年度の「ねんきん定期便」では「照会番号」に変更になっていました。
今年からは①「照会番号」でもって問い合わせることになります。
では、なぜ「基礎年金番号」から「照会番号」への変更になったのか?
日本年金機構によると
http://www.nenkin.go.jp/faq/nteikibin/teikibinkisainaiyo/sonota/20140602-01.html
「ねんきんネット」の登録にはアクセスキーと基礎年金番号の
両方が必要となりますが、基礎年金番号を表示してしまうと第三者が
ご本人様になりすまして「ねんきんネット」を利用する危険性が
高くなるため、基礎年金番号の表示はしておりません。
つまり、日本年金機構としては、平成29年度の「ねんきん定期便」では
「ねんきんネット」への登録を勧めたい。
そのために今回は「アクセスキー」を表示することにしたけれど
「ねんきんネット」への登録には「アクセスキー」と「基礎年金番号」が必要。
「基礎年金番号」を表示するとなりすましの危険があるから
「基礎年金番号」の表示をやめたということらしいです。
なので、今後日本年金機構に問い合わせる場合
「基礎年金番号」と「照会番号」の両方が必要となりました。
2.「お客様のアクセスキー」(17桁)が記載された
②の「お客様のアクセスキー」(17桁)が表示されるようになりました。
(平成28年度版「ねんきん定期便」にはアクセスキーは表示されていません)
この「お客様のアクセスキー」は、何のために必要なのかというと
「ねんきんネット」に登録するために必要なのです。
しかし、このアクセスキーは「ねんきん定期便」が
到着後3ヶ月しか有効期限がないのです。
もし、「ねんきんネット」に登録するのであれば、このアクセスキーが使える
3ヶ月以内に登録することを強くおすすめします。
⇒「ねんきんネット」のユーザIDを取得する際に私が失敗したこととは?
私は、アクセスキーがない状態で登録した結果、ユーザーIDが郵送されてくるまでの
5日間は「ねんきんネット」にログインできない状態で待ち続けたのです。
まったくもって時間のムダでしたね。
「ねんきん定期便」が手元に届いたらアクセスキーを使ってすぐ登録してくださいね。
ただ、「ねんきんネット」に登録するには
この「お客様のアクセスキー」の他に「基礎年金番号」が必要となります。
なお、平成28年度の「ねんきん定期便」には「基礎年金番号」が記載されています。
3.「お客様へのお知らせ」とは
③の「お客様へのお知らせ」とは
http://www.nenkin.go.jp/n_net/n_net/manual/nenkinteikibin.html
「ねんきん定期便」の内容は「ねんきんネット」にある「ねんきん定期便・通知書の確認」
という項目からからも確認できるので、」「ねんきんネット」を利用してください
というお知らせなのです。
つまり、「ねんきんネット」への登録を強くススメていることがわかりますよね。
4.アクセスキーで「ねんきんネット」のご利用登録を
④の「アクセスキーで「ねんきんネット」のご利用登録を」では、
スマートフォンからもアクセスキーを使えば「ねんきんネット」を
利用できますよということ。
さらにQRコードを載せているので、スマホですぐに登録できるのは
ありがたいです。
5.電子版「ねんきん定期便」の推奨
⑤電子版「ねんきん定期便」の推奨では
エコや環境のために電子版「ねんきん定期便」つまり「ねんきんネット」に
登録してください。
そして、「ねんきんネット」に登録した人は
平成30年度から順次切り替えて、紙での「ねんきん定期便」は
郵送しない予定であるとのこと。
6.「ねんきん定期便」が郵送されなくなった時の確認方法を年金機構に聞いてみた
「ねんきん定期便」の郵送は、忙しい毎日の中、四六時中年金のことを考えて
生活しているわけじゃありませんよね。
「ねんきん定期便」の郵送してくれることで、年金のことを思い出させてくれる
きっかけをくれるのに役立っていたと思うんですよ。
これが、「ねんきんネット」で確認するとなると、サイトにアクセスすることを
忘れてしまうんじゃないでしょうか?
今回の「ねんきん定期便」では、登録した後、目新しいメリットについての
記載はありません。
「ねんきんネット」に登録する時に、自分のメールアドレスも一緒に登録します。
「ねんきんネット」での登録を推奨するのなら、
その年の年金額が更新されたらメールで知らせてくるのか?
もし、メールなどでの通知がなければ、
最新の年金額を知るにはいつ更新されるのか?
私は、この2つについて日本年金機構に聞いてみることにしました。
※年=日本年金機構
私「ねんきん定期便を郵送しなくなったら、年金の更新をメールか何かで
教えてくれるのですか?」
年「それはまだ決まっていないので、決まり次第何らか方法でお知らせすることに
なると思います」
私「年金の最新の更新時期はいつですか?」
年「誕生日月の2か月前が最新の更新になります。お誕生日月に確認することを
おすすめしております。また、郵送からネットへは
平成30年から順次切り替えする予定ではありますが、あくまでも予定であること
変更があり次第何らかの形でお知らせするのでをご承知おきください」
とのことでした。
電話で聞いてわかったこと
1.年金の更新をメールで知らせてくれるか?
「ねんきんネット」へ登録した後「ねんきん定期便」を郵送しない方向へ
シフトすることは、あくまでも予定であって、それ以降のことは今後お知らせします
ということ。
つまり、「ねんきんネット」への登録後のことは、なんにも決まっていない
ということでしょうか。
2.最新の年金について確認するには?
誕生日月の2か月前に更新されるけれど、誕生日に確認するといいでしょうとのこと。
7.まとめ
平成29年度の「ねんきん定期便」では、「ねんきんネット」への
登録をすすめる内容が占めています。
「ねんきんネット」に登録すれば、24時間いつでも加入記録などが確認できるなど
メリットはあります。
また、エコや環境、経費などを考えて郵送からネットへの移行することも理解できます。
でも、あくまでも予定という逃げの姿勢じゃなくて、登録したらメールでの配信があるなど
加入者目線で今以上のメリットがあることを示してもらいたかったです。
日本年金機構は、平成27年に不正アクセスによる個人情報を流出という失態を
おかしています。
「ねんきんネット」への登録をすすめるのなら、同じことを繰り返さないでほしい。
これは、国民全員が思っていることじゃないでしょうか。