夜間・休日に受診できる救急医療の体制は地域によってまちまちだった。

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1.お腹が痛い原因は腎臓結石だった

夫は、金曜日に会社でお昼ごはんを食べ終わった頃から、胃から下全体が痛くなったそう。

あまりの痛さに耐えられなくなって、同じビル内にある内科を受診。

 

その時の診断結果は、「胃けいれん」でした。

薬をもらって、飲んでいたけれど、日曜の朝8時ころ「痛くて、痛くて耐えられない!」と。

 

私は「えぇ!大げさな。薬飲んでいたらそのうち治るわよ!」

すると、夫が「休日診療の病院を探してくれ!」と言うので、しぶしぶ探しましたよ(笑)

 

たまたま、消化器科のある病院が日曜でも診療していたので受診することに。

そこでは、尿検査、血液検査、エコーと一通りに検査をしてくれて

出た診断結果は「腎臓結石」でした。

 

2.血尿は見た目だけじゃない尿検査でわかった

尿検査では血がまじっていたこと、エコー写真には腎臓に石のかたまりが

ちゃんと写っていました。

 

夫が「血がまじっていたのですか?」

先生は「目視ではわからなくても、検査に出ていますよ」

 

血尿のイメージは、尿の色が明らかにいつもと違う赤くなるものと思っていましたが

そうではなかったんですね。

 

検査をしてことで血尿があることがわかるとは、私は初めて知りました。

 

3.休日・夜間診療のシステムは自治体によってまちまち

子どもが小さい時は、「休日・夜間診療」の病院にはお世話になっていましたが

小学校を卒業するあたりになると、夜に熱を出すこともなくなり

受診する機会が次第になくなっていきました。

 

しかし、今回夫の腎臓結石が「休日・夜間診療」当番の病院で見つかったことで

身体の衰えと共にこれからまたお世話になる機会が増えてくるでしょう。

 

そこで、「休日・夜間診療」は他の地域はどうなっているのか

厚生労働省の「初期救急医療体制の現状」で調べてみます。

 

1.救急医療体系

夜間や休日に救急車を呼ぶほどではないけれど、お医者さんに診てもらいたい時に受診するのが

当番医か休日夜間救急センターになりますよね。

救急医療体制でいう三角ピラミッドの底辺である初期救急医療となります。

 

初期救急医療には、在宅当番医制と休日夜間急患センターの2つ。

この当番医と休日夜間急患センターでは、医師会と自治体それぞれが設置しているようです。

 

在宅当番医制は、群市医師会ごとに複数の医師が在宅当番医制で受け入れ

休日夜間救急センターは、地方自治体が整備する急患センターで受け入れることに

なっています。

 

2.初期救急医療機関について

初期救急医療機関の目標として「傷病者の状態に応じた適切な救急医療を提供すること」とあります。

そして、休日・夜間急患センターの設置や在宅当番医制と合わせて

診療の空白時間が生じないよう努めることとなっています。

 

3.救急医療体制の整備状況

この表を見ると、初期救急の場合は休日夜間救急センターが増加しているけれど在宅当番医制は減少しています。

 

4.休日夜間救急センターの現状

埼玉県と千葉県を比較してみると、千葉県は年間の救急患者数が埼玉県よりも多いのに、休日夜間救急センターの数が少ない。

大分県にいたっては、休日夜間救急センターそのものが存在していませんね。

ただ大分市には「大分小児夜間急患センター」で午後8時から午後10時まで、子どもの急病に対応しているようです。

5.在宅当番医制の現状

千葉県は、埼玉県よりも年間救急患者数が約1万人多いのに、実施地区の数が10か所も少ないです。

 

6.休日夜間救急センターの実態

とある県の休日夜間救急センターの実態です。

A市の休日の外来時間は午前9時~午後11時まで、D市では午後6時~翌午前8時までと時間バラバラ。

 

3.なぜ日本の夜間休日診療が充実しないのか?

千葉県は、救急患者数の割に休日夜間急患センターや当番医の数は少ないですが

「ちば救急医療ネット」https://www.qq.pref.chiba.lg.jp/qq12/WP1801/RP180102BL.do

という夜間休日の担当医を簡単に検索できるサイトを用意しています。

自治体も住民へのサービスとしてサイトを充実させているのでしょう。

 

2014年医療機関の収入減となる保険点数が増額されています。

でもそれは第3次救急の重篤な患者さん向けが対象であって、初期救急医療は対象

ではないのです。

 

初期救急医療は、受診の80%近くが緊急性を要しない軽症患者であるのに

当番医や休日夜間急患センターへの報酬が少ないことが挙げられています。

 

また、患者の問題としてよく言われる「コンビニ受診」がありますよね。

急病ではないけれど、日中の一般診療と同じような感覚で救急外来を利用することで

待ち時間が長くなると言われています。

 

休日や夜間に具合が悪くなったらすぐに駆け込める

病院があることは、子どもからお年寄りまで心強いものです。

 

住民も医療機関にとってもお互いにベストな

救急医療を望みたいです。

 

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