日経電子版マネー研究所老後破綻へまっしぐら「メタボ家計」はここを削れ 

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1.老後のために50代は家計簿の見直しを

私たち夫婦は、50代に入る頃子どもの教育費と出費がかさむ時期で、家計簿の見直しをする

まで手がまわらないのが実情でした。

 

老後のことは考えて貯蓄をしたくても、お金が出て行くばかりで貯められないストレレスから

やけっぱちになって節約する気になれなかったのです。

 

50代が人生最後の貯め時なのに、メタボ家計だったあの時に、もっと冷静に家計の見直しを

していればとそのことを今はとっても後悔してます。

 

今回、日経マネー電子版マネー研究所2017年1月2日では、50代のメタボ家計を

どうメスを入れるのかが掲載されていたので、メタボ家計をどうにかしたい人の参考に

なればと記事にしてみました。

 

2.メタボ家計の実例と削る費目

家計再生コンサルタントの横山光昭さんが、実際に家計簿の改善をおこなった例です。

老後破綻へまっしぐら 「メタボ家計」はここを削れ から引用

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【家族】

夫55歳手取り35万円

妻52歳手取り6万円

子ども(17歳と14歳)

世帯月収は41万円

 

世帯月収が41万円もあるのに4万8000円の赤字です。

生活費の詳細を見てみると、住宅ローンが9万円なので

毎月使えるお金は32万円ということになります。

 

横山さんが実際にコンサルティングをおこなったのは

まずは「食費」「水道光熱費」「通信費」「生命保険料」の4つの費目を見直すことです。

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A「食費」は、「週」1万3000円(1日1,857円)の予算でやりくりする。

我が家もメタボ家計の時は、お米は「コシヒカリ」を食べ、できあいのお惣菜を買ったり

安売りの野菜を使い切れずに捨てるなど食費をムダにしていました。

 

食費を減らすなんて私にはできないと思い込んでいて、見直すことをしなかったのが反省点です。

 

B「水道光熱費」は、節水シャワーヘッドに取り替えることで水道代とガス代がダウン。

電球をLEDに、エアコンの設定温度を見直す。

メタボ家計だった時のわが家は、お風呂は各自好きな時間に入っていました。

家族4人の帰宅時間がマチマチだったにせよ、できるだけ時間を空けずに入浴していたら

ガス代や水道代が節約できたでしょう。

 

C「通信費」は、月額7,000円×4→月額2,000円×4で2万円ダウン。

私は一昨年auからmineoに変更しました。メールやLINEのほかときどき通話を使う

ぐらいならまったく問題ないことがわかりました。

 

D「生命保険料」は、月収の1割を超えていたら見直しが必要といわれています。

わが家は二女の大学の学費のメドがたった時に生命保険を解約しました。

夫が亡くなった場合、厚生年金から遺族年金が支給されること

会社から退職金が支払われることと、貯蓄や私がパートでも働くことで

つつましい生活であっても暮らしていけると考えたからです。

 

手を付けづらいが実は大きい費目

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E「教育費」は、親にとってとっても悩ましい費目

子どもの教育にはできる限りお金をかけてあげたいのが親心です。

塾や予備校に通うことで、より良い大学に合格できるのならとムリをしてしまうもの。

 

子どもとよく話し合ってお互いが納得したかたちでの節約が大切でしょう。

 

G「日用品」は、1万2000円→7000円の5000円ダウン。

わが家の場合、日用品は満足度を中心に購入していました。

トイレットペーパーは、肌ざわりがよくて柔らかい紙質のものを。

歯磨き粉は、ホワイトニング効果がある1本2000もするもの。

 

シャンプー・リンス・コンディショナーにいたっては、1本3000円以上のケラスターゼ

というブランドを使っていました。

 

ケラスターゼは使い心地もよく気に入っていましたが、わが家の生活費を考えると

高額だと思い泣く泣く500円のシャンプーに変更。

 

当初は、シャンプーも自分好みを使えないなんて、ミジメな生活だと気落ちしていたけれど

節約効果を実感してからは、そんな気持ちともサヨナラできて良かったと思っています。

 

日用品の中でも、ヘアケアやスキンケア商品は満足度によって高額になっている場合が

あるのでワンランク下のブランドに変更することで節約効果が期待できます。

 

家計の見直しをした結果5万7000円を貯蓄にまわすことができた。

今回の50代メタボ家計を見直した結果は

4万8000円の赤字から5万7000円を貯蓄にまわすことができました。

60歳までの5年間貯蓄を続けると342万円にもなります。

5万7000円×12ヶ月×5年=342万円

家計費の見直しで342万円もの老後資金を捻出できたのは大きいです。

 

3.家計の改善をするには家族の協力が必須

わが家のメタボ家計を改善をするには、家族の協力なしではできませんでした。

わが家は、早くにマイホームをあきらめました。

住宅ローンと教育費を捻出するお金がなかったからです。

 

二女が中学生になるころ「いつ家を建てるの?」と聞かれたことがありました。

同級生のほとんどが日当たりのよいお家に自分の部屋を持っていたことが

羨ましくてそう聞いてきたのでしょう。

 

私は「家を建てることはできないの。そのかわり、これから高校大学を進学する時は

できるだけ希望を叶えてあげるようにするからね」と言って聞かせました。

 

その後は一言もマイホームのことを聞いてこなかったので、わが家が貧乏なことを

察したのかもしれません(笑)

 

少し酷だったかなと心痛むこともあったけれど、子どもにわが家の家計の状況を知って

もらうことで家計費の見直しや節約をしやすくなります。

 

老後は、年金だけでは暮らせません。

この先、年金の受給額は減らされる上に、介護保険料の値上げや消費税も10%になり

老後の生活はますます厳しいものが予想されます。

 

早くから老後のために、家族の協力のもと家計を見直すことが

老後破綻を防ぐ一歩になるでしょう。

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