1.家の中のマットは危険であることを知る。
我が家にマットと名のつくモノは、お風呂場の出口にひとつあるだけ。
お風呂上がりのびしょ濡れの足を拭くために置いてありますが、これもマットではなく
違うものを検討中です。
前は、玄関やキッチンやトイレ・洗面所にマットを置いていました。
ある日、買い物から帰ってきて靴を脱いで上がろうとした時
玄関マットがすべって、後ろに転んでしまったのです。
お尻と肘がついたので、かろうじて頭を守ることができました。
玄関マットが古くなって滑り止めの力がなくなっていたことを
この時始めた知ったのでした。
この時、果たして玄関マットは必要だろうか?
新しい玄関マットにすれば、転倒をまぬがれたかもしれない。
でもまた時がたてば、同じことを繰り返すのならいらなくてもいいんじゃないか。
特に、玄関マットはすぐ汚れてしまうので、洗濯もしょっちゅうしなくちゃならない。
なら、いっそのこと玄関マットをやめることにしたんです。
2.65歳以上の男女家庭内の事故で転倒がもっとも多い。
独立行政法人 国民生活センターの家庭内事故の資料によると
事故発生場所は、住宅が1番多く77%にもなっています。
家の中は、危険がいっぱいということでしょう。
では、事故の発生場所はというと「居室」「台所・食堂」となっており、「台所・食堂」は65歳未満のほうが
割合が多くなっています。
キッチンで料理をしていると、揚げ物をしていると油が床に飛び散ったり
洗い物をした水が、床をぬらして床が滑りやすくなります。
キッチンマットの滑り止めの力が弱くなっていると、キッチンマットの上に足を乗せたとたん
すべって転ぶおそれだってあります。
その時、包丁や箸をもってなんかいたら、危ないですよ。
体力は20代をピークに衰えてくるといわれています。
50代はまだ若いと思っていても、「危ない!」と思ってもすぐに身体が
反応してくれればいいけれど、年々にぶくなってくるものです。
事故のきっかけはどんなことでしょう。65歳以上は転倒や転落の割合が多いです。
転倒で頭や腰を強く打ち付けると時に意識を失ったり、骨折することだってあります。
50代にもなると骨粗しょう症であればなおさら転倒を避けなければなりません。
滑る危険性のあるマット類がない生活に慣れておくことが大事じゃないでしょうか。
3.玄関・キッチン・トイレ・洗面所のマットはなくても困らない。
玄関で転んだのをきっかけに、キッチンやトイレや洗面所のマットすべてを処分して
今は使っていません。
キッチンの床が油でギトギトになってら、すぐに雑巾で拭きます。
逆にマットがないことで、床の状態がわかるので、すぐに対処ができるのです。
トイレは、床や便座やフタにカバーをつけていました。
便座が温水なので便座が暖かいこと、トイレのマットやカバーを掃除のたびに
取り外すのがストレスなので、トイレもマットやカバーをつけていません。
洗面所も顔を洗ったりで、水しぶきが飛ぶことがありますが、すぐに雑巾で拭けばすむこと。
マットがないことで困ったことはなく、反対に洗ったり、取り付けたりの手間がはぶけたので
ストレスから解放されました。
マット類がないことで、滑る危険がないことが1番大事なことだと思うようになりました。
2016年12月26日NHKのあさイチ
「シリーズ・親が、心配。 ~年末年始“実家チェック”~ 親が、心配。」の番組内で
専門家は「転倒などを防ぐ上で注意するポイントととして
見過ごされがちなのは“滑る”危険」と言っていました。
滑ることは、転倒を意味しています。
親世代だけじゃなく、50代でも家の中での転倒を避けるために
滑る危険があるものはなくしたほうがいいでしょう。
4.まとめ
玄関やキッチンのマットを明るい色合いものにしたり、毛足がフカフカなら
冬は暖かくてホッとするでしょう。
マットを購入するときも、インテリアの一部として好みのデザインを選ぶのも
楽しいものです。
私も、マットは生協だったり、デパートのワゴンセールでよく購入していました。
しかし、マットは足で踏みつけるものなので、汚れも目立ち不衛生だから
しょっちゅう洗濯しなければなりません。
さらに、使い込むと裏の滑り止めが取れてしまったり、摩擦で消耗してしまうことが
とっても危険です。
50代の今から、マットのない生活に慣れておくことが、ケガから身を守ることに
なるのではないでしょうか。