お正月にあげるお年玉。みんなはいくらあげているの?甥や姪や孫にあげているお年玉の額は少ないのか?それとも多いのか?とっても気になりますよね。住信SBIネット銀行が調査した結果をもとにお年玉の相場とお年玉をあげる際の悩みについて解決方法をご紹介します。
目次
1.お年玉をあげる?あげない?あげる場合の相場は?
1.お年玉をあげるか?あげないか?
お正月は親や親せきからお年玉をもらってきたから、あげるのが当たり前に思っている人。
いやいや、お年玉をもらったことがないからあげていませんっていう人とお年玉に対する考え方はさまざまだと思います。
では、お年玉をあげる人、あげない人はどれくらいの割合なのでしょうか。
引用住信SBIネット銀行 「2018年・お年玉に関する意識調査」
【調査概要】
調査期間:平成29年11月22日~11月28日
調査対象:住信SBIネット銀行の個人顧客
回答者数:1,457名
調査方法:インターネットアンケート
先のSBIネット銀行の調査では、2017年に「お年玉をあげる予定のある人は67.1%」でした。約7割の人がお年玉をあげる予定をしていました。
一方であげる予定のない人も3割あまり。子どもや甥・姪が成人や社会人となり、お年玉をあげる対象の人がいない人、最初からお年玉をあげないできた人などが含まれていると思われます。
2.お年玉の相場はいくら?どのように金額を決めているの?
お年玉はあげる人の気持ちですから、あげなくてもいいし、あげる金額も気持ちでOKです。
でも、やっぱりみんなはどれくらいの金額をあげているのか?気になりますよね。
お年玉の金額を決める考え方は2つあります。
一つ目は、一般的に多くの人があげている相場参考に金額を決める。
二つ目は、「学年×1,000円」の計算式で決めてしまう。
1.お年玉の調査結果からボリュームゾーンを相場とし場合
住信SBIネット銀行は、平成29年11月~個人顧客20代~60代までの1457名に「お年玉に関する意識調査」の結果を発表しました。
で、お年玉をあげる相手と金額のグラフが以下です。
上記のグラフでのボリュームゾーンを表にまとめると
以下のようになりました。
お年玉をあげる相手 | 金額 |
小学生未満 | 1,000 |
小学生(1~3年生) | 1,000~3,000 |
小学生(4~6年生) | 3,000~5,000 |
中・高・大学生 | 5,000~10,0000 |
2.学年×1,000円でお年玉の金額を決める
お年玉を決める計算式として「学年×1,000円」にする。
例)
1年生 × 1,000円 = 1,000円
2年生 × 1,000円 = 2,000円
3年生 × 1,000円 = 3,000円
↓
中学1年生×1,000 = 7,000円(7年生と考える)
このパターンであげるのであれば、あれこれと悩まないでお年玉の金額を決められるのでよいかもしれません。
3.お年玉の相場
結果として、お年玉の相場はボリュームゾーンと「学年×1,000円」を含めて以下のようになりました。
【お年玉の相場】
小学生未満:1,000円未満
小学生:1,000円~5,000円
中学生:5,000円~
高・大学生:10,0000~
小学生未満の場合、まだお金の使い方がわからないので、絵本やおもちゃなど値の張らないものを
お年玉の代わりにあげる方法もあります。
3.甥・姪へのお年玉の金額は親戚同士で相談する?
お年玉をあげる場合、甥・姪の人数が多ければそれだけ経済的負担になることも。
お年玉の金額を親戚同士で相談しているのか?データを観てみると相談して決めるのは38.9%で、相談しないは61.1%でした。
お金のことはいくら親戚でも相談しにくいもの。相談しない61.1%の中には「本心は相談して金額を決めたいけれど、言い出しにくい」といった人も含まれているのではないでしょうか。
4.お年玉をいつからあげるの
お年玉は何歳からあげるのでしょうか。
お年玉をあげる年齢は、自分の子どもに対してのボリュームゾーンは小学生からでしたが、甥や姪には0歳かが最も多く30%以上でした。
5.お年玉を誰にあげているのか?甥・姪・孫
お年玉をあげる相手は、甥・姪・自分の子ども・孫の順に多く。
10%未満ながら親にあげている親孝行な人もいます。
6.お年玉の支出予定総額50代は28,706円!
50代ではお年玉の総支出額が28,706円と高額でした。50代となるとわが子や姪・甥の年齢があがり
一人当たりのお年玉の金額が5000円~10000円とかさむためでしょう。
お年玉をあげる分、自分の子どもにも返ってくることを考えるとお互い様で年始の必要経費との
考え方もあるようです。
7.気になるお年玉の悩み
住信SBIのアンケートではお年玉をあげる際に悩むことを自由記述にしてアンケートを取りました。
お年玉をいくらあげればいいのか金額の相場からいつまであげ続けるのか?などお年玉に悩む人は多いはず。
そこで、50代がお年玉で悩んでいることをピックアップして、SBIネット銀行のデータを元に私なりに
解決方法を探ってみました。
【お年玉で悩むこと】
悩み①:何歳まで上げたらよいか考えてしまう。
回 答:SBIネット銀行のデータでのボリュームゾーンで小学生までとなっているので参考になるでしょう。
ただ、わが子や孫に限っては本人にお年玉は何歳までだよと話してもよいと思います。
悩み②:自分の子どもが二人に対して、姪っ子が一人っ子なので相手方に負担感がある
回 答:負担をかける方からひと言「二人分もらうのは申し訳ないので、こちらの半分の金額で」と直接言ってもいいのではないでしょうか。
もし、言えない間柄なら一人っ子のお子さんが好きそうなものを何かの折にプレゼントでお返しすることもできます。
悩み③:新年の挨拶は親だけしか来ないのに来ていない子どもにお年玉を渡すべきか
回 答:基本は一緒に来ない子どもにお年玉はあげないこととなりますが、これはお付き合いの程度がありますからケースバイケースで考える必要がありそうです。
悩み④:自身の孫の場合、娘の義御両親より出し過ぎてはいないか金額に悩む
回 答:お年玉の額が出し過ぎで悩むのなら、孫の親つまり自分の子どもに聞いてみるのが手っ取り早いです。
もし子どもに聞けないなら、今までどおりの額でよいのではと思います。
悩み⑤:お年玉の習慣をなくしてほしい
回 答:お年玉の習慣をなくしたいのあれば、思い切って自分から言い出すしかないでしょう。
以上、私個人の考えを回答してみました。
お年玉で悩む人がいる一方で悩まない人もいます。
【お年玉では悩まない】
⑥1学年1000円、中学1年生は7年生として7,000円と決めている
⑦夫婦で相談して基準を決めている
やはり、お年玉で悩まないためには、あらかじめ夫婦で金額といつまであげるか決めておくことが大事でしょう。
8.お年玉の相場は参考程度にして夫婦で決めておく
お年玉の相場と悩みについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
地域の風習やすでに親族でお年玉の取り決めができている場合をのぞいて、
もしあなた自身にこれから子どもが結婚する予定があったり、孫がまだ小さい場合、孫にお年玉をあげるのか?あげないのか?お年玉をあげると決めたらなら、金額と何歳まであげるかをあらかじめ夫婦で話し合っておくと悩まなくてすむでしょう。
また、お金の使い方、貯め方は学校では教えてくれません。親が教えるしかなく、小さいうちからお金についてしつけたいと思っている場合もあるので、そこはざっくばらんに聞いてみると案外具体的な金額を言ってくれるかもしれないで、親子間でお年玉の額を決めるのはどうでしょうか。
お年玉を通して、子どもと孫がお金について話す機会になれば、意味あるお年玉になると思います。