1.尿路結石の診断がつくまでにかかった医療費
60歳の夫は金曜の午後から腹痛に耐えられなくなって、同じビル内の診療所で
診断してもらってから、尿路結石との診断がおりるまでの医療費は以下のようになりました。
病院名 | 診察料 | 薬剤 | 検査料 | 小計 | 診断等 |
A病院 | 1,100 | 620 | 1,720 | 胃痙攣 | |
B病院 | 6,250 | 810 | 1,000 | 8,060 | 腎臓結石 |
C病院 | 2,210 | 500 | 2,710 | 診断書 | |
D病院 | 6,750 | 1,700 | 8,450 | 尿路結石 | |
合計 | 20,940 |
A病院
夫の職場の同じビル内にある診療所で最初に診察を受け胃けいれんと診断された。
B病院
A病院から処方された薬を服用しても痛みが止まらないので、休日診療をしている病院で
診察を受ける。エコーや尿検査で腎臓に結石があることがわかる。
C病院
夫のかかりつけの医院。泌尿器科での診察をすすめられ診断書を書いてもらう。
D病院
総合病院の泌尿器科を受診。
「検査の結果痛みの原因は尿路結石と診断される」
21日間薬で様子を見てなお結石が排出されない場合は、内視鏡での結石を除去する予定。
今回4か所もの医療機関を受診したために、2万円もの医療費がかかってしまいました。
なぜ4か所の医療機関を渡り歩いたのか?
1.仕事中に急にお腹が痛くなり、職場の診療所を受診したこと。
2.日曜の休日に痛みが激しくなり、休日診療の病院に駆け込んだこと。
3.かかりつけ医に相談したこと。
もっと冷静に行動すれば、医療機関を渡りあることも、医療費もかからなかったのでは
ないだろうか。
反省すべきことはまず、仕事中にお腹が痛くなったことは仕方がないので
A病院を受診したことはいいとして、
その後、すぐにかかりつけ医を受診すべきだったことでしょう。
A病院での「胃けいれん」との診断を信じ薬を飲み続けたことで
かかりつ医を受診する機会をのがしたこにあると思っています。
耐えられない体の痛みとのた戦いは、本人にしかわかりません。
痛みで苦しんでいる本人は冷静な判断ができないのであればこそ、そばにいる私に
適切な判断が求められているのだと反省しました。
2.尿路結石の診断と今後の治療方針
尿路結石と診断された理由として
エコーで左側の尿管に直径6mmの石が写っていることで、腹痛の原因がわかりました。
ただ、右側の腎臓内にも結石が確認されており、この先この結石も尿管におりてくることも
予想されます。
医師から「おしっこが出にくいことありませんでしたか?」と聞かれ
夫は「最近おしっこの出が悪かったです。年のせいかと思っていたのですが。
それと腰に鈍い痛みがありました」と。
医師からは「夫の年齢からおしっこの出が悪いと思ったら、まずは尿管に何かあるなと
疑ってください。
60歳を年のせいだと考えて大きな病気を見逃すことになったら大変ですから」と。
夫の場合自覚症状として、おしっこの出がわるかった。
以前よりも力強く尿が出なくなっていたこと。
そして、2~3日前から腰に鈍い痛みがあったことなどがありました。
では、もし結石が排出されない場合は?と聞いたところ、除去方法は3つ。
1.ESWL(体外衝撃波腎尿管結石破砕術)
電磁誘導を利用した衝撃波を体外からあてて、結石のみを細かく砕く手術。
結石を砂のように粉々にして、尿と一緒に自然に体外排出します。
2.TUL(経尿道的尿管砕石術)
内視鏡を使用して結石を確認しながらレーザーで砕いていく手術。
砕いた結石は専用の器具を使て回収するため、より確実に摘出できるでしょう。
ただ、全身麻酔をおこなうため、1週間程度の入院が必要。
3.PNL(経皮的腎砕石術)
背中を少し切開して、内視鏡で腎臓や尿管を確認しながら結石を摘出する方法です。
このPNLは、腎臓内にある結石や、大きめの結石を対象としています。
夫の場合、2の「TUL(経尿道的尿管砕石術)」になるとのことです。
私たち夫婦は、てっきり1のESWL(体外衝撃波腎尿管結石破砕術)だと思っていたのです。
しかし、尿酸値が高いこと、レントゲンで結石が確認できなかった場合
ESWL(体外衝撃波腎尿管結石破砕術)はできませんと言われてしまいました。
TUL(経尿道的尿管砕石術)は、全身麻酔であることや細い尿管に内視鏡を入れての
手術となるととっても不安です。
薬を飲み切る21日間で結石が排出されることを祈るのみです。
3.尿路結石の食事についてドクターからアドバイス
尿管にある結石をお薬を使って排出しますが、お薬にたよってばかりではダメだそう。
尿酸値が高いと結石ができる原因にもなってくるので
普段の食生活もお薬同様大切になってくるとの説明がありました。
尿酸値が高くても食べてよい食材と避けるべき食材を書いて頂きました。
【積極的に取り入れる食品】
乳製品(牛乳、ヨーグルト)
水2L
かんきつ類
【避ける食品】
チョコレート
ピーナッツ
ほうれん草
たけのこ
特に乳製品で牛乳とヨーグルトを摂るように言われましたね。
尿酸値とプリン体と食品について今年の1月にNHK「ためしてガッテン」で放送していました
のでチェックしてみるとよいでしょう。
1.NHK「ためしてガッテン」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170104/index.html
2.youtube
ガッテン 尿酸値を下げる秘策SP 1月4日
https://www.youtube.com/watch?v=Cw7JhQxP1i4
4.まとめ
今回の腹痛は、尿管結石と診断されたわけですが
夫の尿酸値が高いことも、おしっこの出が悪いことも知りませんでした。
これは、一緒に暮らしていながら何も知らなかったでは済まされないことと
私は反省しました。
人間ドックの結果が届いても夫は「何にも異常はない」言っていたので
その言葉を信じ切っていたのです。
これからともに老後を暮らしていく同志として、夫の健康にもっと心くばりが
必要であることを改めて学びました。