老後のために50代のうちに身につけておきたい3つのこととは?

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1.利用できる制度はないか?アンテナを張ること。

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50代は、住宅ローンの返済や高額の教育費で貯蓄どころではない人もいるかもしれません。

わが家も老後のことを真剣に考え始めたのが、二女の教育費が終わってからでした。

 

さぁこれから貯蓄に励むぞと意気込んでも、すでに夫の定年が目の前に迫ってきていて

老後の資金を冷静に考える心の余裕が無くなっていました。

 

そうはいってもお金が天から降ってくるはずもないので、わが家に今いくらお金があるのか?

を洗い出しました。

 

その一方で、もらえるお金があるのか?

年金、雇用保険、健康保険について調べてみました。

 

1.年金がいくらもらえるのか?

私は、夫婦とも65歳から年金がもらえるともっていたのですが、調べてみると

違っていました。

 

夫は昭和31年生まれなので、62歳から、私は昭和34年生まれなので、61歳から

「特別支給の老齢厚生年金」がもらえることがわかりました。

 

65歳からしかもらえないと勝手の思い込んでいたのです。

 

2.雇用保険の「高年齢雇用継続給付金」

これは簡単にいうと、60歳の定年で退職しても、引き続き再雇用として同じ職場で

働く場合は賃金が下がった分を少しあげましょう。という制度です。

 

夫がもらった額は本当に少し(笑)で、高校生か大学生のお小遣い程度でしたが

もらえるのはありがたいことです。

 

3.健康保険

会社に勤めている間は、会社の健康保険でよいですが

例えば65歳で退職して国民健康保険に加入すると

医療費が高額になった場合は、高額療養費制度というものがあるので助けになるでしょう。

 

2.申請主義であることを忘れない。

役所の窓口

社会保険のほとんどが、自分から申し出をする「申請主義」となっています。

会社員の場合、病気やケガで入院したり、休職すると社会保険関係は、会社の担当者が手続きをしてくれるのが

ほとんどです。

しかし、退職した後は自分で申請しなければ、代わりにやってくれる人がいません。

よい制度があっても、申請しないばかりに使わないのはもったいないです。

申請するという手続きが必要なこと忘れないことが、自分を守るひとつになると思います。

 

1.年金の申請

 

年金の支給が始まる3か月前に「年金請求書(事前送付用)」が

年金機構から送付されるようです。

 

日本年金機構 支給開始年齢になったとき から引用

支給開始年齢に達し、特別支給の老齢厚生年金を受け取る権利が発生する方に対し

支給開始年齢に到達する3か月前に、基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所

および年金加入記録をあらかじめ印字した「年金請求書(事前送付用)」及び

年金の請求手続きのご案内を機構からご本人あてに送付します。

 

 

引越しをしている場合は、住所変更をしているかどうかを確認しておくといいでしょう。

日本年金機構 引っ越したときの手続き

 

2.雇用保険の「高年齢雇用継続給付金」の申請

本人が申請していも良いですが、基本は会社が手続きをおこなうことになっています。

ハローワーク 雇用継続給付

「高年齢雇用継続給付金」をもらう場合、給付金を入金してもらう銀行など

本人が書くべき書類があります。

高年齢雇用継続給付の内容及び支給申請手続きについて

退職当時の夫は「会社からそんな書類を渡されていないよ。自分は該当しないんじゃないの」と
言うではありませんか。

該当するかどうかは、ハローワークが決めることで、提出しないことには

もらえるものも、もらえません。

 

夫に「会社の担当者に確認してみて」と頼んだところ、のちに会社の担当者から

書類が送られてききました。

社内の異動で担当者が代わったばかりで知らなかったのかもしれません。

高年齢雇用継続給付金って何?会社の担当者が知らないなんて!

こういうこともあるので、知識として知っておくことは大切だと思います。

 

3.国民健康保険の申請

会社の健康保険に入っていれば、入院やケガで医療費が高額になった場合や

病気やケガで仕事を休んだ場合に支給される傷病手当金などの手続きは会社がしてくれます。

 

しかし退職後、国民健康保険に加入した場合、高額療養費制度を利用したい時は

自分で申請しなければなりません。

厚生労働省保険局 高額療養費制度を利用される皆さまへ

 

もらえる資格があっても、申請しなければ、もらえないことを

知っておくだけでも違うと思うんです。

 

例えば、医療費が10万円を超えると確定申告をして税金の一部返ってくる場合

書類を準備して送付するなり、税務署に届けたりと自分から行動しますよね。

こんな感じのイメージでいるといいかもしれませんね。

 

4.お金がなくても、保険証がなくても病院を受診する方法

自分が将来、老後の生活が困窮して病気になっても病院に払うお金がない。

保険料を滞納していて保険証が手元にない。

こうなったら、もう病院には行けないから我慢するしかないと諦めてしまうかもしれません。

 

しかし、お金がなくても、保険証がなくても病院を受診する方法はあります。

2014年2月21日付けYahoo!ニュースより

NPOほっとプラス代表理事 藤田孝典氏より

社会福祉法第2条3項の九により

政府は病院事業者に対して医療費が払えない、あるいは払う余裕がない人を

受診させてもらえる事業を設けている。

この届出を出した病院は無料または定額で医療を行うことできる。

この「無料低額診療事業」を実施している病院であれば、お金がなくても、

保険証を持っていなくても受診が可能。

そして、受診すると気には、守秘義務を持つ「医療ソーシャルワーカー」

「医療相談員」に事情を話してほしい。

 

老後に不安を抱える50代だけじゃなく、高齢の両親や子どもたちだっていつお金がなくて病院を

受診できなくなるかはわかりません。

この「無料定額診療施設」があることを知っておくことは心強いのではないでしょうか。

 

3.困ったときには相談するなど行動することを忘れない。

電話と女性

私は、社会保険制度の本やネットで調べても書いてあることがちんぷんかんぷん。

何度読んでもわからことだらけでした。

 

年金については、わからないところをメモして、ねんきんダイヤルに

何度もわかるまで電話して教えてもらいました。

日本年金機構 電話での年金相談窓口

 

また、85歳の父が腸閉塞で入院手術した時の医療費についても、国民健康保険の

高額療養費制度について市役所に行って説明を聞いてきました。

 

昔と違って今は、ねんきんダイヤルも市役所の職員も対応がよく、丁寧に教えてくれた

ことにとても感謝しています。

 

この先、医療費が払えない、生活費に困窮してる、介護費用がない、など自分で解決できない

問題が出てくることもあるでしょう。

 

その時は、市役所や年金機構など、どこかに相談するという

行動をすることを忘れないことが大事だと思います。

 

4.まとめ

 

老後に向けてお金を貯めること並行して

以下の3つのことを書いてみました。

 

1.自分がもらえる制度がないのか?アンテナを張ること。

2.申請しないと、もらえないことがあること。

3.困ったことがあったら、相談するなど行動すること。

 

実家の両親が住んでいる自治体では、人間ドックと脳ドックにおいて該当者には

助成金を出しています。

 

このことは、毎月発行される自治体の広報誌に掲載されていて

両親はこれに目を通していたことで、利用することができました。

 

それぞれの自治体では、独自の助成金や補助金制度を設けているところもあるようです。

自分の住んでいる自治体では、どんな制度があるのか?

広報誌を読んだり、自治体のホームページで確認することで、助かることがあるかもしれません。

 

私は、まだまだわからないこと、知らないことがあって調べたり

本を読んでいる真っ最中です。

困った時に、「知らなかった」と後悔しないようにしたいものです。