1.2016年の50代の貯蓄現在高は1800万円!うらやましぃ!
2017/5/16日付、総務省統計局が貯蓄高の平均値を発表しました。
平均値は1820万円で、中央値は1064万円でした。
毎年総務省が発表する貯蓄高って気になりませんか?
人はどれくらい貯蓄しているんだろう?
我が家は平均値を上回っているわ!
やっぱり下回ってガックリ。と一喜一憂してるのではないでしょうか。
さらに、世帯主の年齢別の貯蓄額も発表されています。
家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.htm
50代は貯蓄現在高は、1800万円。
負債現在高は約600万円で負債を持っている世帯の割合は52.9%でした。
1800万円もの貯蓄がある一方で、負債がある世帯が50%以上もあります。
50代は、夫の給与が上がったり、子どもが独立して教育費がかからなくなったり。
貯蓄ができるけれど、まだ住宅ローンや教育ローンなどの負債もかかえている
ということでしょう。
でも「うちは1800万円もないわ!うらやましすぎる!」
「貯蓄どころじゃないわ!住宅ローンだってまだ残っているし、どうしよう」なんて
声が聞こえてきそうですよね。
そう!負債よりも、貯蓄の額が気になるんですよね。
我が家も、50代に入った頃、総務省の貯蓄の平均額の発表を見るのが
とってもつらかったです。
どうして、みんなこんなに貯蓄できてるの?我が家だけが貯蓄できていないなんて!
老後は楽しみもなくず~~と働いて食べていくだけの人生なんだわ!
とひどく落ち込んでいました。
⇒老後の貯蓄の平均額は2372万円!平均値でみる老後のお金は?
2.他人の貯蓄額より我が家の資産の洗い出しを
総務省統計局が貯蓄高の平均値は、あくまでも他人のデータだと思えば
何のことはないんですよね。
当時の私はわかっていても、不安いっぱいの毎日を過ごしていていました。
だからと言って、老後の不安をもったまま何にも行動をしていませんでした。
今でも、老後のことは全く不安がないか?と言ったらウソになりますが
以前ほどではなくなりました。
理由は、我が家の老後に必要なお金。
つまり数字がはっきりとわかったからです。
50代も中盤に入ろうかという時に「もう不安をかかえたまま暮らすのはごめんだわ!
何とかしないと!」とやっと重い腰を上げました。
夫と二人で頭を突き合わせて電卓で計算!
計算といっても簡単で、足し算、引き算、かけ算、わり算と
この四則計算さえできればOK。
1.毎月の生活費はどれくらい必要なのか?
2.ローンはいくら残っているのか?
3.老後の資産はいくらあるのか?
4.退職金はいくらもらえるのか?
5.夫婦二人の年金はいくらもらえるのか?
6.老後の資金はいくら足りないのか?
はじき出された数字(金額)がわかったことで、対策を練ることが
できるようになったのです。
老後は、1年に1回は海外旅行へ行って!なんて夢は幻となってしました(笑)
でも老後の生活は、地に足を付けた身の丈にあった暮らしをすれば
不安がる必要はないことないんだ!
それがわかったことで、安堵しました。
3.資産の洗い出しが終わったら、シミュレーションをしてみる
資産の洗い出しで出た数字をもとにシミュレーションに
チャレンジしてみましょう。
⇒老後の生活は老後破産か?悠々自適か?シミュレーションしてみよう。
今は、銀行などのHPにシミュレーションのツールが簡単なものから
詳細なものまであります。
シミュレーションをすることで、表や図などで結果がでるので
イメージがつかみやすくなるんです。
思ったような結果がでなくても悲観することはないです。
我が家も、最初シミュレーションをしたら、80歳以降は資産が
マイナスになってしまってどうしよう!!と焦りました。
でも、生活費のムダを探したり、子どもたちへの結婚資金や新築祝いなどの
お祝い金の額を少なくするなど調整することでプラスに
持っていくことができたんです。
⇒老後は子どもにいくらぐらいお金を出すの?我が家の相場でOK!
シミュレーションを過信することはできませんが、大体の目安をつけて、肉付けしたり
そぎ落としていく作業をすることで、老後のへの不安は和らいだことは確かです。
3.まとめ
貯蓄額の平均値などのデータは、一部の富裕層が数字を押し上げていて
平均値より中央値を見よ!なんて言われていますよね。
参考程度に見る分にはいいけれど、自分に当てはめても何の意味もないことだと
思いませんか?
例えば、夫と同じ給料の同僚がいたとしても、生活費の使い方や親からの相続など
100の家庭があったら100通り、それぞれ資産の額が違うんですから。
それよりも、夫婦で老後の資金について、じっくり話し合うことが大事だと思うんです。
1.老後の資金は足りるのか?足りないのか?
2.足りるとしても、何にいくら使うのか?
3.足りなかったら、50代の内にいくら貯蓄したらいいのか?
4.定年後は、何歳まで働いたらいいのか?
老後の暮らしを予測できるのが、50代です。貯蓄高の平均値の発表をきっかけに
夫婦で老後のお金について話あってみませんか?