1.五月人形を贈ると処分する時に悩ませるから。
年を越すと初節句のお人形商戦が始まります。
今年長女に第一子男の子が誕生しました。来年の5月5日(金)が初節句となります。
私たち夫婦にとっては初孫です。。
初節句には、五月人形を買ってお祝いしてあげようと夫と話していました。
Amazonや楽天市場で、人気の五月人形をみて予算はどれくらいにしようか?
どんなのが喜ぶかしら?とワクワクしながらながめていました。
ふと、思ったのが
もし私が五月お人形を長女に贈ったら、飾ることを強制することになるんじゃないだろうか?
きっと、長女の性格から毎年飾らないと両親に申し訳ない。
お父さんとお母さんがせっかっく買ってくれた高価なお人形なんだからと。
そして、5月5日には五月人形を飾って、節句のお祝いに招待しなくちゃ。となるでしょう。
五月人形を飾ってくれることも、お祝いに招待してくれることもとっても嬉しいことです。
しかし、それが長女の心の重荷になるのなら、私たちが望んでいることではありません。
5月5日は5月のゴールデンウィーク中です。
孫が大きくなってくると、連休中に旅行に行ったり、家族でお出かけの予定も出てくるでしょう。
節句のお祝いのことで、あれこれと気に病むことを娘にさせたくないのです。
また、娘夫婦は、せまいアパート暮らし。子どもが生まれたことで、モノが溢れかえっています。
五月人形をプレゼントしても、しまう場所がないはずなのです。
断捨離をしている私は、人からもらったモノを処分する心苦しさと戦いながら処分してきました。
長女もいずれ私たちが贈った五月人形の処分に頭を悩ますことが出てくるでしょう。
長女に私と同じ思いをさせてはいけないと思ったことから
五月人形を贈ることをやめました。
2.五月人形を贈ると飾ったか?気になるから。
もし、五月人形を贈ったら、私はきっと「五月人形飾ったの?」と聞くかもしれません。
人は、プレゼントしたものを使ってくれているのか気になるものです。
ましてや高価な人形であれば、親子である気安さから、人形の出し方からから
しまい方まで口をだしてしまいそうなのです。
私自身過去に両親から雛人形を買ってもらった後、母から「雛人形は飾ったの?」「早くしまいなさいよ」と
何度となく言われ、疲弊したことがありました。
のちに雛人形は、娘達が中学生になると学校の試験や部活動で忙しく、桃の節句をお祝いすることも
なくなりました。
母は「まったく!せっかく買ってあげたのに!でもちゃんと雛人形は必ず出してね。カビたり虫食い
にあうかもしれないんだから!」
せっかく買ってあげたのに。○○してあげたに。○○してあげなきゃよかった。
この言葉は、私が生まれてから何度聞いたことでしょう。
母は悪気があって、私にそう言ったのではないことはわかっています。
でもその度に、私は母に悪いことをしているんだ。母の気持ちをムダにしている悪い娘なんだと
思い続きてきました。
私が五月人形を贈らなければ、長女にあれこれ口出しすることもないでしょう。
3.まとめ
私たち夫婦は、初節句のお祝いとしてお金を包むことにしました。
お金を包むことで、五月人形を飾ったのか?口出しすることも、処分に
手こずらせることはないでしょう。
この先、長女夫婦が収納のあるマイホームをもつのか、賃貸のままで暮らしていくのかはわかりません。
しかし、いずれは私のようにモノを処分する日がやってきます。
ただでさえ自分の持っているものを処分するにも葛藤があるのに、人からのプレゼントはより悩んできた
私と同じことを繰り返さないために五月人形を贈ることをやめにしたのです。