お盆の帰省シーズン。子どもや孫が帰省してくるのを心待ちにしている
シニア世代も多いのではないでしょうか。
シニア世代の子ども世代はまだお給料も少なく帰省費用を負担してあげている人も
多いようです。さらに帰省中の外食代や帰るときの手土産などシニアにとって
お財布のひもがゆるくなる時期でもあります。
子どもや孫が帰省するときにシニア世代はいくら負担しているのかその金額は
気になるもの。
あおぞら銀行では、全国の55歳~74歳の男女約2,000名を対象に調査を実施。
その結果を発表しました。
目次
1.子どもや孫が帰省してくる時に交通費を負担している割合
あおぞら銀行によると調査した約2,000名のシニアのうち「帰省してくる子どもや
孫がいる」と答えた割合は63.1%。
そのうち
負担している、たまに負担している・・・45.4%
負担していない・・・・・・・・・・・・54.6%
帰省してくる子どもや孫の交通費を負担している、していないの割合は約半々
ですが、負担している、たまに負担している人の割合が年々減り続けいています。
2.子や孫の帰省時交通費の平均負担額は31,900円
2017年の平均額は31,900円でした。
2016年の32,900円から1,000円低下したものの、30,000~32,000ぐらいで
推移しています。
3.帰省時に負担する交通費の男女別平均額
男女別の負担額では2014年~2016年までは圧倒的に女性の負担額の方が男性を
上回っていましたが2017年では逆転しています。
女親は、」帰省時の交通費の負担をかけさせたくないという子を思う気持ちが
男親より大きい分負担額も大きいと考えられますね。
4.子や孫の帰省時の交通費以外の負担額の平均は46,100円
帰省時の交通費以外の負担した金額は2017年では、46,100円でした。
久しぶりに子どもや孫の顔を見ることができた嬉しさや、遠いところよく
帰ってきてくれた感謝の気持ちから、シニアの財布がゆるむことは想像できますね。
5.子や孫の帰省時に使う交通費以外の予算の男女別平均額
男性は41,600円~45,100円で推移していますが、女性は2014年~2016年までは
52,400円から56,400円でしたが、
2017年は47,000円で、2016年の56,400円から9,400円と大幅に下落しています。
それでも男女別でみると、女親の方が出費が多いのは確かですね。
普段は行かないレストランでの食事代、孫を連れての海水浴など外出すれば
その分出費は増えるというもの。
財布をにぎる娘やお嫁さんにお金を出させたくない親心が表れています。
6.帰省時の交通費や交通費以外のシニア負担の合計は78,000円
2017年では、帰省時の交通費の平均負担額31,900円と交通費以外の
平均負担額46,100円を合計すると、シニアの平均負担額は78,000円となりました。
老後を迎える50代やすでに年金生活を送っているシニアにとって78,000円は
とっても大きな金額です。
また、帰省してくる子どもは共働きで忙しく、住宅ローンや教育費がかかる世代。
親に顔を見せるのが親孝行と思って時間やお金をやり繰りしながら帰省している
かもしれません。
お互いに無理のない範囲での帰省をしたいものです。
※以上株式会社あおぞら銀行 NEWS RELEASE より引用させていただきました。