NHKスペシャル「老人漂流社会 団塊世代 しのび寄る”老後破産”で考えることは?

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NHKスペシャル「老人漂流社会団塊世代しのびよる”老後破産”を観て

考えさせられる内容でした。

団塊の世代だけじゃない。50代の我が家にもしのびよっているのかもしれない。

 

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1.団塊世代は介護と子どものサンドイッチ状態

老夫婦笑顔

番組で紹介されていた新美吉春さん(67歳)とけい子さん(67歳)夫妻について。

月収は年金が22万円、吉春さんの仕出しの仕事で15万円、合計37万円

お母様を介護をしながら、息子さんとお孫さん2人の合計6人の同居生活。

 

36歳の息子さんは働いているものの、現在収入がなく

吉春さんの収入で丸ごと支えている。

 

食べ盛りのお孫さんを含め1ヶ月の食費が15万円。

毎月10万円の赤字。預貯金は、200万円であと2年で底をつく。

 

さらに、

自宅のリフォームのローン月額10万円をこの先13年払い続けるという。

10万円×12ヶ月×13年=1,560万円

 

奥さんのけい子さんは「なんとかなると思っていたんだけどね」と。

新美吉春さん御夫婦は、介護と子どもの生活とのサンドイッチの状態

 

介護 + 団塊の世代 + 団塊ジュニア=同居生活

 

これは、私たち夫婦が、もし将来そうなったらどうすればいいんだろう?

考えさせられる事例でした。

 

2.団塊世代の老後破産で50代の我が家が考えること

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50代の先を走っている団塊の世代が、介護と子どもとのサンドイッチ生活をしているのなら

我が家もそのレールを走ることになるのでしょうか?

自分の両親と子どもたちのことを、考える必要があります。

 

両親の介護について

私の両親はともに80代です。父は厚生年金を母は国民年金を受給していて

二人の年金額で贅沢さえしなければ、普通に生活できると言っています。

 

しかし、父が亡くなって、母だけになると国民年金だけでは生活できないかもしれません。

母が1人で生活していくのに、足りない分は両親が貯めた預貯金を

取り崩していくことになるけれど、その額を私は知りません。

 

さらに、母や父の介護が始まったらどうしたらいいのか?

帰省したときに、私が介護のことを切り出しても

うやむやで話がすすみません。

 

両親は、今のところ自分のことは、自分でできているから

介護生活を考えたくないのが本音なんだと思うんです。

 

ムリに聞き出しても、親子関係が悪化しないとも限らないので

様子見といったところです。

 

ただ、1度だけ聞いたことがあります。

私「将来、もし痴呆になって意思を伝えられなくなったら、私はどうしたらいい?」

母「そうなったら、瑠璃子の手をわずらわせないようにして。

延命治療も胃ろうもしないで!できればこの家で過ごしたいけれど

それも瑠璃子が決めて」と。

 

両親がどのような介護を望むのか?私にできることは何なのか?

両親の経済状況からどこまでできるのか?を

少しづつ進めていかなくちゃならないと思っています。

 

娘たちについて

我が家の場合は、長女は結婚して独立、二女は正社員として働き1人暮らしを始めました。

一見どこにでもいるフツウの娘たちですが、長女だってお婿さんがいつリストラに

あうかもしれないし、離婚や死別だって考えれます。

 

さらに、二女は今は正社員で働いているけれど、リストラや仕事を辞めて

非正規雇用になるかもしれません。

 

最悪の場合を想定して

娘たちには「老後の生活で精一杯だから、何かあっても経済的援助はできないから。

それは心に止めておいてね」とは伝えてあります。

 

ただ、すべてを援助できないではなく、線引きするところを

これから夫と相談しながら決めなくてはならないと思います。

 

3.親も子も血のつながった肉親だから、答えをだせない

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団塊世代がサンドイッチ状態で、破産に追い込まれようとしている。

50代の我が家の近い将来の姿のように思えてなりません。

 

どうしたら、親子共倒れせず、破産しないで

人間らしい生活を送れるにようなるんでしょう?

 

両親の介護はどうするか?

一生懸命育ててくれた両親に介護が必要になったら

できるだけの世話をしてあげたい。

 

できるだけ物心両面で援助をして親孝行をしたい。

でも、私たちにも生活があります。

 

両親の介護も、私たちのわずかな預貯金減らしてまですることが親孝行じゃないはず。

それじゃどこまでできるのか?

両親の資産や意向を、もっと具体的に煮詰めなければなりません。

 

子どもたちはどうするか?

親なら、子どもやその家族が困っていたら、なんとか助けてやりたい。

と思うのは自然なことでしょう。

私だって、娘が生活に困っていたら、自分の生活を切り詰めても援助してあげたいですよ。

 

でも、我が家の場合は、それをしてしまうと親子共倒れになることはあきらかです。

だから、援助できないと伝えてはいるものの、口で言うほど簡単じゃない。

 

問題なのは、私たち夫婦の気持ちです。

子どもたちが経済的に困っていることが現実になったその時

本当に援助できないと言い切れるのだろうか?

 

両親も娘たちも血のつながった肉親ゆえに、イザという時に感情が入ってしまうでしょう。

頭でわかっていても、果たして実行できるのか、今は自信がありません。

 

ただ、この番組を通して、改めて両親の介護や娘たちのことや私たちの老後について

考えるきっかけを与えてくれたことに感謝したいです。