1.定年退職後、雇用継続したら給与の他にお金がもらえるんだって!
定年退職は、長年の会社勤めご苦労様とお祝いするべきことですよね。
でも、退職したあと、引き続き働いても給与がものすご~~く低くなってしまう。
どうやって暮らしていけばいいのか途方にくれていたら
夫が「年金が出るまでの間、お金くれるらしいよ」とサラっと言い放った。
「えぇ!何言ってんの?お金くれるって?どういくこと?」
先日、定年退職予定者を集めた説明会があって
夫はそこでわかったらしいんです。
つまり退職後、年金が始まるまでの間、会社から年金分の
支給があるということです。
「特別支給の老齢厚生年金」をもらえるのが62歳からだとすると
60歳から61歳までの2年間は、「特別支給の老齢厚生年金」に
相当する額のお金を支給する。
【例】
給与+特別支給の老齢厚生年金相当額=60歳からの給与
18万+10万= 28万円
62歳からもらえる特別支給の老齢厚生年金が10万円なら
同じ10万円を60歳から会社負担でもらえるということです。
思ってもいなかったことなのでびっくり。
60歳から給料が減額するので、1円でも多くもらえるのは
本当にありがたいことです。
夫は「37年も働いたんだから、これでも少ないくらいだよ」なんて
冗談を言っていたけれど、就業規則を見てみると、ちゃんと書いてありました。
夫「そんなに就業規則みたって退職金が増えないよ!」なんて言うぐらい
私は、就業規則で退職金の額の計算を何度もしていました。
退職金の他に会社からお金がもらえるなんて、想像すらしていなかったんです。
就業規則の「雇用継続した場合○○円を支給します」を見逃していたんです。
就業規則を退職金の計算だけじゃなく、退職した後、雇用継続したときのことを
ちゃんと読んでいたら、特別、喜ぶことじゃなかったんですよ。
2.最新の就業規則をよむべし!
退職金の額がわかったら、就業規則なんてもう用はないわと
押し入れの奥にしまいこんでいました。
はじめから、ちゃんと読んでいたら、定年退職したあと引き続き働くと
○○万円でるのがわかっていたら
定年後の給与がいくら位になるのか?正確な金額を出せたはずなんです。
平成25年4月から「高年齢者雇用安定法」が改正されました。
この法律では、60歳で定年を迎えた従業員が希望した場合は、65歳まで
継続して雇用する義務がでてきました。
そこで、会社の就業規則も内容も更しているかもしれません。
夫の会社のように、「継続雇用の給料じゃ少ないでしょ。年金がでるまで少し援助しましょう」と
なっているかもしれないので、ちゃんと確認してみるといいでしょう。
就業規則なんて、どこを探しても家にないわ!って人は
ご主人に聞いてみてください。
「そんなのないよ!」と言ったら
「会社のデスクの隅っこに置きっぱなしなんじゃないの?」と言い返してみては?(笑)
もしくは、会社に備え付けてあるかもしれません。
3.まとめ
私は、退職金をどこに預けようか?何に使おうか?
夫の退職を前に、退職金の金額ばかり気になって、ほかのことは
ぜんぜん目にも止まりませんでした。
夫のひと言で、会社から年金分の支給があることがわかって
「うそ!ホント?」と喜んでみても
それは、就業規則に書いてあって、知ってる人からみると笑われることですよ。
退職に関係するお金のことを、ちゃんと考えなくてはと反省した瑠璃子でした。