1.退職金の使い道で夫と意見が違うことに!
退職金という大金を手にするとなると「車を買い替えたい。海外旅行にも行きたい。
住宅ローンを完済したい」と、あれこれ予定をたてていませんか?
住宅ローン、車のローン、奨学金のローンを完済した残りの退職金を
どうするのか?
夫婦で意見が違うことが出てくる夫婦は、けっこうあるんじゃないでしょうか?
退職金をもらうまでに時間的余裕があるときの夫は
「金利の良い銀行で運用したほうがいいよ」なんて言っていたのに。
イザ退職金の具体的な金額を知らされたとたん
変わってしまったんです。
夫は「退職金は、長年働いてきたご褒美なんだから、海外旅行にも行きたいし
車もそろそろ買い替え時じゃない?そうだ!今から車のディーラーに行って
話しを聞いてこようかな」と。
私「イヤちょっと待ってよ!これから先どれだけお金がかかると思うの!!」
夫は「退職金が少なくて、不満なのか!」
私「退職金をいただけるのは、お父さんが一生懸命働いてくれたものだから感謝しているよ。
でもこれから先夫婦仲良く暮らしていくにはお金が必要でしょ」
あ~だの、こ~だの言い合いの末。
「もうどうでもいいわ。好きにして!好きなだけ使っちゃえばいいのよ」と
売り言葉に買い言葉で、口もきかなくなってしまったんです。
でも、このままではいけない。無計画なまま使ってしまっては
アッという間に虎の子の退職金がなくなってしまう。
どうしよう。ホントお金って夫婦の意見が一致させるのって難しいです。
「次の休日はおいしいランチでも食べに行かない?」
「○○のショップでセールやってるらしいよ。行ってみる?」程度の話しならすぐに
意見が一致するのに。
退職金というウン千万円という大金が転がり込んでくると
冷静に考えられなくなってくるんですよね。
夫の言うままに退職金を使ってしまったら、我が家は老後破産へまっしぐら。
なんとかしなければ!
2.老後の生活費以外にかかるお金をざっくりと出してみる。
「お金がかかるんだってば!」って言っても
素直に聞く耳をもたないなら、私が冷静になるしかない!
どれくらいお金がかかるのか?
具体的に数字を出すことで効果があるんじゃないかと。
あーだの、こーだの、言ってもお互いに不満がたまるだけ。
そこで、わが家が今後予想される出費をざっくりと数字で出してみたら
夫の考えが変わるかも知れない。
そう思って、おおまかに計算してみました。
【内訳】
◆結婚資金 50万
◆出産祝い 50万
◆住宅資金援助 100万
◆車の買い替え 150万
◆冠婚葬祭費用 80万
◆介護費用 100万
◆葬式 120万
◆お墓 100万
◆合計 750万
私としては、車の買い替えは、先でいいと思っているし、購入するなら
軽自動車か普通小型車でいいんじゃないかと。
葬式は、家族葬とし、お墓はロッカー式を考えています。
また、介護費用は私の両親が遠方に住んでいることから、遠距離介護になれば交通費など
も含んでいます。
わが家の退職金プラス資産の額からいって
この750万円はものすごく高額です。
見えないお金が出ていくことも考えれば、プラスαが必要になってくるでしょう。
夫にこの750万円という金額をみせたところ、かなりインパクトがあったみたいで
「そんなにかかるのかぁ。退職金もらっても喜んでいられないんだな」と。
私は「うちの車は新車で買って7年目。あと3年は乗り続けない?その後は
150万円以内の軽自動車か普通小型車でどう?
これからは、夫婦2人しか乗らないんだし、買い物や病院通いに使うことになるから
小回りのきく車で」と言うと
夫は「そうだな。もう少し考えてみる」
私としては、車はメンテナンスしながら、もっともっと長く乗りたいけれど
そこは夫に譲歩しました。
我が家は退職金をもらっても、喜んでいられる家計じゃないことを
夫が理解してくれたことで、私はホッとしました。
3.老後の生活を破綻させないためには、夫婦で考えの食い違いをすり合わせる。
今あるお金をどう増やし。どう使っていくのか。
夫婦で話し合い、すりあわせることは、
長く一緒に暮らした夫婦であっても、なかなか簡単なことじゃないです。
今回、退職金の使い道では、数字を出すことで、解決しました。
しかし、我が家の場合、親の遠距での離介護問題や、実家が空家になった時の対処など
まだまだ話し合うことがあります。
時には、ケンカになることもあるでしょう。
でも、私たち夫婦が老後を仲良く暮らしていくには
考えをすりあわせていくしかないと思っています。