老後の住まいを、賃貸物件で住むことにしています。
物件を探す時に、これだけはゆずれないという条件を５つにしぼりました。
腰と膝に持病をかかえている夫婦にとって、老後の住環境は健康に直結するくらい
重要なことなのです。老後をすこやかに暮らせる住まいとはどんな物件なのか？を
夫婦で話し合い出したゆずれない条件。なぜ５つのか？その理由と、結果どうだったか？をお話します。
目次
1.老後のための住居探しで、ゆずれない５つの条件とは？
老後の住まいを考えた時、最低限ゆずれない条件を５つと決めました。
それは、今までの住まいが体への負担が大きいことが理由だったからです。
住まいを探す時、築年数が浅い、駅近、日当たりなどを考えることも重要な要素でしょう。
しかし私たちは夫婦が望む物件は、体の負担が少ない物件を重視しました。
1.スーパーまで徒歩１５～２０分以内
普段の買い物をするのに、徒歩か自転車を使うには商業圏まで
１５分～２０分が限度と考えています。
土日に食料品などのまとめ買いをしているけれど、新鮮な野菜やくだものが食べたい時は
自転車でスーパーへ出かけることになります。
今は、ネットスーパーや生協の宅配もあるけれど、この眼で新鮮さを見て買いたい。
その日の特売の商品で食費を節約したいときなど、スーパーまでの距離は
とっても大事なのです。
2.敷地内駐車場
以前のマンションに引越しが決まった当時、マンション内の駐車場に空きがありませんでした。
そこで、泣く泣く歩いて５分のタワー式機械駐車場を契約したんです。
これが、とっても面倒くさい。駐車場までテクテク歩いて行って、自分の車が下りてくるまで
非常に時間がかかる。急いでいるときは、イライラしてストレスに。
用が済んだらまた機械駐車場に駐車しなければなりません。
この結果、車を使う回数が格段に減りました。
これなら、何のための自家用の車なのか？乗りもしない車に、駐車場代に税金やメンテに
お金をタレ流していいのか？
車を処分する！しない！でケンケンガクガクの夫婦喧嘩にまで発展！
この先、車を乗り続けるためには、敷地内駐車場は必須の条件となりました。
3.エレベーターがある
４階のエレベータのない社宅に住んでいたとき、４階までの上り下りのタイヘンさを
身を持って体験しました。
お米やサラダ油や根菜類など重いものはなるべく宅配や生協を利用しても
それだけで解決しません。
美容院、クリーニング店、病院と日々外出するたびに１階から４階まで
膝や腰をさすりながらの上り下りは、６０歳が目の前の夫婦にとっては
酷なことなのです。
4.キッチンが小さい
ムダに広いキッチンで、掃除が大変だったこと。
使わない食器や台所用品を断捨離したこと。
この２つの理由から、広いキッチンは、必要ないのです。
5.敷地内にゴミ集積所がある
以前、ゴミ集積所が坂の上にあって、苦労したことがありました。
断捨離をしていると、通常のゴミ収集日には出せない大型の処分品がでてくるものです。
そうなると、市にお金を払って処分してもらうのですが、引越し業者のように家の前まで
車をつけてくれません。
ゴミ集積場まで、自分で運ばなければならないのです。
ダイニングの椅子や古く使えなくなった除湿機や空気清浄機。
本体そのものが重いと、運ぶのがカンタンではないのです。
その経験から、敷地内にゴミ集積所が必要なのだと実感しました。
2.ゆずれない条件５つを満たした物件に住んでみた結果は？
私たちは、ゆずれない５つの条件を満たした物件を探し
今現在１ヶ月程住んでいます。
結果はどうだったか？
1.スーパーまで徒歩で２０分以内だけれど、途中に坂が！
自転車で１０分かからないところにスーパーがあるので便利です。
しかし、そこまでの道のりに坂があったことを確認しなかったが一番の失敗です。
坂を登り切るまで自転車を押しています。
2.敷地内に駐車場でも狭くて出し入れがタイヘン！
マンショの目の前が駐車場なのは良かったけれど、車１台分のスペースがめちゃくちゃ狭い！
最低でも３回ハンドルを切り返さないと駐車できない（泣）
駐車場前の道路は、朝晩の通勤時間帯は渋滞するくらいの混み具合で
車の出し入れがとっても不便なことが判明！
3.エレベーターのありがたさを痛感！
エレベータは特に問題はありません。
ただ、おとな３人が乗ったら満員(笑)
エレベータのありがたさをしみじみ実感しています。
4.キッチンが小さいことで、掃除がラクに
キッチンが小さいことで、不便に感じることはありません。
掃除する場所が少なくなり、ストレスなく食事の準備ができます。
5.敷地内にゴミ集積所で断捨離がはかどる！
引越した後にも次から次へと大きくて重い処分するものが出てきました。
それでも、敷地内にゴミ集積所があることで、ストレスなくゴミを捨てることができ
断捨離が進みそうです。
3.まとめ
老後の住まい探す時、いったい何を基準にすればいいのだろうか？
私たち夫婦がこの先５年～１０年暮らすことを前提に考えてみました。
持病をかかえている私たち夫婦が賃貸住宅に住むには、どんな住環境がよいのか？
十分に話し合い、出した答えがゆずれない５つの条件でした。
スーパーまでに坂があること、敷地内駐車場での車の出し入れが面倒なことなど
デメリットはありました。
しかし、物件の賃料を考えたとき、これくらいは許容範囲として
受け入れることにしたのです。
なので私たち夫婦にとっては、おおむね、満足できる物件だと言えるでしょう。
