我が家に炊飯器はいらない!大同電鍋の使い方と実際に作ってみた感想

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老後生活に突入した我が家。年齢と共にくる体力の低下に備えてキッチンの軽量化をすすめています。

キッチンの軽量化とは、お鍋、フライパン、炊飯器などの調理器具の重さが軽くて、焦げにくく、洗いやすいものに買い替えその効果を確かめている状態をいいます。

キッチンには14年使い続けた圧力炊飯器があり、経年劣化が激しいことに加え、年々内釜が重く感じられ、フタの付属品のパーツを洗うのがストレスになってきていました。

買い替えを検討してきましたが、老後は夫婦2人だけの食事を考えると、多機能炊飯器は必要なく白米と五目ごはんが炊ければ十分と判断し、今回は炊飯器にかわるものとして大同電鍋を購入したのでご紹介します。

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1.大同電鍋とは

大同電鍋(だいどうでんなべ)とは、いったいどんなお鍋なのか知らない人も多いのではないのでしょうか。

見た目は、私が子どものころにあった炊飯器に似ていて、何か郷愁を誘う魅力がありますが、日本の商品ではなく、台湾の一般家庭で長く使われてきた家電です。60年もの歴史を誇るロングセラーで台湾のキッチンに根差した商品といえるでしょう。

大同電鍋の特徴は、これ1台で4つの調理方法で料理を作れること、時間になったらスイッチが自動で切れるのでそばに付いていなくてもOKなこと。外出前にセットしておけば帰宅ごすぐにごはんが食べられ、お惣菜も作れる万能調理家電です。

【大同電鍋ができる調理法】

1.炊飯

2.煮込み

3.蒸す

4.温める

※今回は「炊飯」「煮込み」「蒸す」の3点についてご紹介します。

ともすると、台湾料理しか作れなのでは?と思われるかもしれませんが、日本の一般家庭で作られる炊飯や煮込み料理など日々のお惣菜も作ることができます。購入前に公式youtubeでチェックしてみるのもよいでしょう。

購入当時、レシピ本が同封されてきましたが、今現在も同封されているかどうかはわからないので確認してみてください。

2.大同電鍋のサイズとしくみ

1.サイズは2種類

大同電鍋のサイズは、Mサイズ(6合)とLサイズ(10合)の2種類が販売されています。

色は白、赤、緑、アクアブルー、グリーン、きはだ色、ローズピンクの7色。キッチンに合わせて選べるのも主婦には嬉しい色展開。

当初、Mサイズ(6合)とLサイズ(10合)のどちらがいいのかとても迷いましたが、Mサイズ(6合)にしたところ夫婦2人分の食事に十分間に合いましたが、3人以上のご家庭ではLサイズ(10合)を検討してみるとよいかもしれません。

2.操作はスイッチ2個のシンプル設計

搭載しているスイッチは「加熱スイッチ」と「保温スイッチ」の2つ。

「加熱スイッチ」は、加熱を始める時に押して、加熱が終わると自動で上に上がるしくみ。

「保温スイッチ」は、ごはんを炊いた時にそのまま保温状態にしたい時に入れるボタンです。

「加熱スイッチ」を入れると「炊飯」の赤いランプが点灯し、終わるとランプが消え「炊飯」が終わった知らせになります。

3.大同電鍋の付属品と使い方

1.本体と付属品

6種類の付属品が付いてきますが、おもに使うのが内釜と軽量カップ。

内釜の重さを量ってみると、なんと287g!我が家の圧力炊飯器の内鍋は1,078gなので1/3の軽さです。

左の持ち手にはフタをひっかけるワイヤーがあり、ここにフタをひっかけます。

これは、蒸気を含んだフタの熱を逃がすためと火傷防止のためと思われます。

軽量カップは、メモリが付いていて外鍋に水を入れるときに使います。初めはレシピを見て計量しますが、慣れてくると自分のサジ加減で出来るようになります。

2.使い方

基本的には、本体に水を入れた後、調理食材を内釜に入れて蒸して炊き上げる構造です。

 

軽量カップが付属品でついてきますので、レシピにそって水の量を決めます

内鍋は、ここに調理したい食材と調味料などを入れる器です。目安となるメモリがついているので使いやすいく、洗いやすいのも主婦には大助かり。

外鍋に水を入れた後、内鍋をセッティング。

フタをしたら、黒い「加熱スイッチ」を押すだけ。「炊飯」の赤いランプが点灯したら調理が始まります。

外鍋に入れた水が蒸発したら炊飯終了で「加熱スイッチ」が自動的に上にあがります。

白米を炊くときなど、そのまま保温にしたい時は最初から「保温スイッチ」を「オン」に。

惣菜など出来上がりをすぐに食べたい時は「保温スイッチ」を「オフ」にしておきます。

この「加熱スイッチ」が自動的に上に上がるのは、外鍋に入れた水の量で決まります。

つまり、外鍋の水が蒸発して無くなったら「加熱スイッチ」が切れるので、そのまま放置しても空焚きの心配がないのも特徴のひとつです。

4.実際に作った料理

1.白米

大同電鍋を購入した第一の目的は白米を炊くことでした。

今回は3合の白米を炊いてみたところ、炊飯器で炊いた白米とは遜色のない出来上がりに。

お米の粒が立って、ツヤもあります。

気になるごはんのおこげですが、おこげはできませんでした。底にのり状のごはんがへばりついてしまいましたが水につけてから柔らかい台所用スポンジできれいに取れました。

大同電鍋には、保温機能があるので「保温」のスイッチを入れた状態にしておくと、温かいままでごはんが食べることができますが、夏の季節や衛生面を考えると、早めに食べきるか冷蔵、冷凍保存が望ましいでしょう。

2.五目ごはん

五目ごはんは、ひじき、ニンジン、こんにゃく、ささがきゴボウ、油揚げと白米に水と調味料を内鍋に入れてスイッチを入れます。炊きあがったら調味料につけておいた鶏肉を投入して「保温」状態に。炊きあがりの五目ごはんと保温状態から10分ほどで鶏肉にも火が通り食べごろに。

炊きあがってから鶏肉を投入した方がやわらかい食感を楽しめます。

ツヤのあるふっくらした五目ごはんは美味しくて箸がすすみます。

3.サバの味噌煮

大好きなサバの味噌煮を作ってみました。

2枚におろした生サバに軽く塩をして冷蔵庫に10分ほど置いておきます。

実際には、半身だけを味噌煮に。外鍋に水をいれたら、内鍋にサバと調味料とショウガの薄切りをのせスイッチオン。

サバの身がふっくらして味が染みたサバの味噌煮ができました。ただ、コンロで作るような煮詰めることができないので、あっさりしたサバの味噌煮といったところです。

4.カレー

夕食の定番メニューのカレーは、食材に火が通ったところで一旦フタを開けて豚の薄切り肉を投入。

豚肉に火が通ったら、カレールーを入れて「保温」状態に。10分ほどしてかき混ぜたら出来上がり。

いつものカレーと同じ味で満足のいく仕上がりに。

5.ひじきの煮物

箸休めに、おかずが足りない時の常備菜に定番なのがひじきの煮物。

我が家では、コクを出すためにツナ缶を利用しています。外鍋に水を入れ内鍋に食材と調味料と水を足してスイッチオン。

外鍋から発する蒸気が内鍋に落ちて水分量が増えるので、調味料以外の水は少なめにすると味が薄まらないので調節するのがコツ。初めは水分量の調節に手間取るかもしれませんが、慣れてくれば自分流で。

6.肉じゃが

肉じゃがを作る工程はカレーとほぼ一緒。先に食材を入れて煮あがったら、味付けした牛肉を投入して「保温」状態に。牛肉に火が通ったらOKです。

食材に入れる水分量が多すぎたことが反省点。もう少し少なめでもよかった・・・。

7.サラダチキン

最近人気のサラダチキン。今までは電子レンジで作ってみたけれど、しっとりとしたお店に売っているようなサラダチキンができないのが悩みの種でした。大同電鍋で作ったところ、しっとりとしたサラダチキンを作ることができ大満足。

作り方は、鶏むね肉を調味料に漬け込んで冷蔵庫へ。1時間ほどしたら冷蔵庫から取り出した鶏むね肉をアルミホイルで2重巻きにします。

鶏肉を蒸すと肉汁が出て外鍋を汚す恐れがあるので、家のある皿を受け皿に。

「加熱スイッチ」が切れ、アルミホイルと開くとふっくらしたサラダチキンができあがりました。透明の肉汁が少しでていますが、鶏ガラスープとして冷蔵庫へ保存しておきます。

ヘルシーで栄養価の高い鶏むね肉の悩みの種はパサつくこと。大同電鍋を使うと気軽にサラダチキンができたので食卓にのぼる回数が増えそうです。

8.肉まん

小腹がすいた時に食べたい冷凍肉まん。電子レンジを使うとべちゃっとした食感が気になっていたので大同電鍋で蒸してみました。

ふっくらモチモチの肉まんに。

5.大同電鍋のメリットと気になること

毎日使っている大同電鍋ですが、メリットのほかに気になる点もいくつかありました。

1.メリット

1.そばにいなくても料理が完成

2.しくみが簡単

3.空焚きがないから安心

3.お手入れが簡単

4.内鍋が軽い

5.途中フタを開けて確認できる

6.コツをつかめば自分流でOK

実感しているのは、スイッチを入れたまま放置状態でも安心して調理が出来上がることです。夏のキッチンは地獄のような暑さ。そばに付いていなくても出来立てを口にできるのが嬉しいです。

それと、やはりパーツが軽く洗いやすいことは「明日もまた使おう!」という意欲へとつながるんだなと再確認できたのが意外でした。

2.気になること

水蒸気が立ち込める

夏はキッチンが暑くなる

蓋がカタカタと鳴る

煮詰めることができない

蒸気を使った調理方法なので、水蒸気が立ち込めることは避けられないので、蒸気が立ち上っても大丈夫な場所を確保しておくとよいでしょう。

6.我が家に炊飯器はいらない

大同電鍋を購入してからというもの、毎日のごはんや総菜づくりには欠かせない存在となっています。白米は水の調節で好みの硬さに炊きあがりますし、洗うのも手間がかからず購入して本当に良かったと思っています。

大同電鍋の存在は約1年前から知ってはいましたが、現物が店頭に並んでいないので果たして使いこなせるのか不安で踏み切れないでいました。

今思うと、もっと早くに決断していればよかったのにとちょっと後悔。でも多機能炊飯器を購入する前だったのが幸運だったのかもしれません。

多機能で美味しさを追求する炊飯器も需要があるかもしれませんが、家電メーカーには高齢世帯が増える時代に向けてシンプルな機能で軽くて扱いやすい商品開発の望みたいところです。

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