1.サルデーニャ片手鍋16cmの特長
ツヴィリング社のブランドのひとつBallariniバッラリーニの片手鍋は、2種類の鉱物を独自技術で加工・開発した5層構造が特長のひとつ。
石のように硬く丈夫なコーティング仕上げで焦げにくく、汚れ落ちをしやすくしたグラチウム加工を採用。厚く作られた底面は食材にムラなく熱を伝え熱伝導率のアップに。御影石をイメージしたスタイリッシュさがキッチンを上品に演出してくれます。
内部は凹凸がないフラットな構造が食材をかき混ぜやくさせ、焦げないようにサポート。
鍋底の熱効率とガスコンロの五徳をとらえ安定感を与える放射状の設計。
フタと本体はすき間がなく、かみ合わせは十分。重さは本体とフタの両方を量ったところ877gとほぼ軽めの仕上がりに。
取っ手は、つかみやすい緩やかな形状。フェノール樹脂製で肌のあたりがやわらかく手になじみやすい。
フタは強化ガラス製でツマミは取っ手と同じくフェノール樹脂製。
【商品のサイズ・加工】
内容 | サイズ・加工 |
タテ | 32cm |
横 | 16.9cm |
高さ | 12.8cm |
重量 | 877g |
深さ | 6.5cm |
材質(本体) | アルミニウム |
材質(ハンドル) | フェノール樹脂 |
フタ | 強化ガラス |
2.茹でる
サルデーニャ鍋を使って枝豆とブロッコリーを茹でてみました。
1.枝豆
スーパーで売られている1袋250gの枝豆を茹でてみました。
枝豆にヒタヒタくらいの水とひとつまみの塩を入れ、火は中火から弱火の中間くらいでフツフツぐらいの沸騰加減。
熱効率がよいので鍋に水を入れてから沸騰するまでの時間が短く、さらに茹で上がるまで10分ほど。
みずみずしく、ふっくらした枝豆が茹で上がりました。
2.ブロッコリー
水はブロッコリーの茎がつかるくらいでも、熱伝導率がよいので3分くらい茹でそのまま放置しておくと色よく太い茎まで火が通っていました。
ガスコンロの火を止めた後も保温機能を保つので、ブロッコリーは固ゆでにし放置するとしっとりと芯まで火が通り本来の甘さを引き出してくれます。
3.汁物
1.ミネストローネ
冷蔵庫にある残り野菜とハムをきざんで、鍋に水と一緒に入れ7割火が通ったらトマトソースを入れます。
火の通りが早いので、野菜をきざみさえすれば後はトマトソースを入れて塩加減を調整すれば出来上がるのでとても簡単。コンソメや白ワインを加えれば上品な味に。
2.味噌汁
キャベツを刻んだだけの味噌汁です。
キャベツだけのお味噌汁・・・。この日はお弁当を買って家で食べることにしたので付け合わせにお味噌汁を速攻で作ったのです。お腹がすいている時は熱効率のメリットを特に感じますね。
4.焦げにくく汚れ落ちがよい
気になるのが使い終わったあと始末です。ミネストローネのソースがへばりついています。
鍋はスポンジを使って水で軽くこするくらいできれいトマトソースのがみるみる落ちていきました。
サルデーニャの片手鍋は、茹で物やスープ作りに出番が多いのですが、それでもこってりソース系はこびりつきやすいものですが、台所用洗剤で柔らかめのスポンジを数回擦るだけできれいに取れてしまいます。
ちょっとしたことだけれど、家事のストレスを和らげてくれるのは忙しい主婦にとってはありがたい鍋だと思います。
5.実際に使ってみた感想
見た目は石をイメージしたフォルムなのでお鍋が重いように見えますが、実際毎日使ってみてお鍋の重さ(877g)は気になりませんでした。
むしろ、沸騰する時間が短かく熱伝導率の良さや、こびり付きがなく洗いやすさを実感し食事作りに欠かせない存在となっています。
こびりついた汚れが残った鍋は使う頻度が次第に減っていくもの。その点汚れ落ちがいいのでいつでもきれいな状態を保つことがでるのでコンロに出しっぱなしでもテンションアップにつながります。
また熱効率が良いので、家事時間の短縮、ガス代の節約につながるのでメリットは大きいでしょう。
6.気になるところ
取っ手がシリコン製なので、火加減が鍋肌までおよんでくると取っ手が焦げる可能性があるので、火加減は注意した方がよさそうです。
フタの密着度はいいのですが、蒸気穴がないので吹きこぼれないように目を配っておくとよいでしょう。
7.まとめ
前回、貝印の片手鍋を購入しそのメリットを実感してからというもの、もうひとつ軽い片手鍋が欲しくなり今回サルデーニャの16cm片手鍋を使ってみることにしました。
シニア主婦の鍋選びには、鍋の重さと洗いやすさが重要なポイントになってきます。
主婦であれば人気のホーローやピカピカのステンレス製のお鍋を揃えたいところ。でもおしゃれなお鍋ほど重いものもあり、毎日使い続けるには勇気がいります。
長い老後の生活を健康に生きていくには毎日の食事が大切です。その食事作りに欠かせないお鍋や調理器具の使いやすさが求められているにも関わらず、軽くて焦げにくくて洗いやすいお鍋のヴァリエーションやサイズがなかなか見つからないのが現状。
高齢化社会が加速するなか、年を重ねてきた主婦にも軽くて使いやすいお鍋や調理器具がもっと世に出回ってほしいと切に願っています。