1.わが家の節約で効果があったのは生命保険の解約と格安スマホに変更したこと
今の生活費のままでは老後は暮らしていけい。
節約しなくちゃいけないのはわかっているけどできない。
そう思っている人はいるんじゃないでしょうか?
私は50代に入った頃、なんとなくこのままじゃ老後は悲惨な生活がまっている。
そんな危機感をもっていました。
節約するために、食料品は1円でも安いお店をはしごしたり、惣菜は極力手作りしたりと
私なりに頑張っていました。
しかし、節約できた金額はたかだか2,000円~3,000円!
毎日の苦労がむくわれていないことにがっかり。
「もう!私は節約できないんだ。ムリムリ!もうやめた!」と投げやりになって
しまったんです。
そうは言っても、このままじゃ生活費を抑えることができない。
そこで、毎月定額でかかる固定費にメスを入れることにしました。
生命保険の解約と通信費を格安にすることに。
まずは、生命保険。
2つ加入していた生命保険をすべて解約。
医療保険は月額の保険料が安い商品に加入しました。
当時1つの目の生命保険は、月額の保険料が7,700円で、病気及びケガでの死亡時
1,000万円が出る商品に加入していました。
2つ目の生命保険は、会社の付き合いで入っていた団体生命保険、月額3,000円でした。
あれから7年、2つの生命保険をあのまま続けていたら
約90万円も払っていたことになります。
10,700円(保険料2社分)×12ヶ月×7年=898,800円
スマホをキャリアから格安スマホに変更
去年の12月まではauスマホを使っていて、毎月8,395円支払っていました。
私がスマホで使う機能といったら、メール、LINEぐらいで、通話は遠方への
外出ぐらいしか使いません。
なので、8,395円は我が家にとっては高額なのです。
そこで格安のmineoのデュアルタイプ(1Gコース)月額税込1,525円に申し込みました。
auとmineoの差額は6,870円
8,395円(au)-1,525円(imneo)=6,870円
1年に換算すると82,440円もの節約になりました。
6,870円(差額)×12ヶ月=82,440円
だいこんやにんじんの安さを求めてスーパーをはしごする以上の
成果があったのです。
2.民間の生命保険に入りすぎない
わが家が固定費を減らすにあたって、夫は生命保険を解約すると言ってきたのです。
しかし、生命保険の解約については当初私は反対でした。
生命保険は、2社に10年近くも入っていいるのに、今さらやめるのはもったいないこと。
万が一夫が亡くなった後、まとまった金額がもらえることは心強いこと
そして、「保険は必ずはいっておくもの」という思い込みをしていたからです。
しかし、会社員の夫が亡くなった場合、妻には遺族年金が支給され
会社からは、わずかばかりでも退職金も支給されます。
それに預貯金を合わせて、働けば私1人くらいなんとか食べていけるんだということが
わかるまで時間がかかりました。
深田晶恵著「定年までにやるべきお金のこと」では
民間の保険を選ぶときの基準も、間違えないようにしたい。
保険は「必要な分」だけ、「安く」買うのが鉄則だ。
つまり、遺族年金などの社会保障、会社の退職金(会社の福利厚生)
預貯金などの資産などの保障があるので、不足分を民間の保険に加入すれば
よいと著者は書いています。
わが家の生命保険は、民間の保険で不足分を補充する必要が
なかったことになります。
ただ、加入中の保険を解約するのは簡単ですが、やっぱり入っておけばよかったと
再度加入すると保険料が上がってしまう可能性もあります。
スマホは、夫はドコモのガラケーで私はauと契約会社が違っていたので
私だけmineoに変更することができました。
しかし、家族割など家族で同じキャリアを使用している場合は、1人が格安スマホに
変更するには家族の同意が必要な場合もあるでしょう。
いずれも、家族が不満を持たずに節約するには、よく話し合うことが大切です。
3.老後の生活のために節約するなら早め夫と話し合うこと
わが家の生命保険や通信費の見直しについご紹介しました。
生命保険や通信費の他に節約したこととして
1.新聞の購読をやめた
2.医療保険の保険料を見直した(減額)
3.家電のサイズを小さくした
4.住まいをダウンサイジングした(断捨離した)
5.車検はユーザー車検
たったこれだけの節約にトータルで7年もかかりました。
節約するために夫婦で話し合いを始めてみると、意外にもお金に対する
価値観や考えの違いがあって、お互いにゆずれないのです。
無理に押しすすめようとすると、ちょっとしたことがきっかけで夫婦喧嘩に発展し
節約どころじゃなくなることさえありました。
もっと早くから、夫とお金の事を話していたら、ムダに喧嘩をして
時間を浪費することなく節約に集中できたのにと後悔するばかりです。
本やメディアでは、節約するには固定費や娯楽費を減らせなどと言われていますが
夫婦のどちらか1人で節約はできません。
お互いに協力しあってこそ節約することができると思っています。