1.老後は医療保険とがん保険の両方に入るべきか?
現在夫婦で医療保険に加入し毎月保険料を支払っています。
以前ファイナンシャルプランナーさんに相談して、大手の保険会社の医療保険を
すすめられました。
⇒老後の医療保険って必要なの?FPさんに相談してわかった5つのこと!
しかしその後は、長女の里帰り出産や引越しで腰をすえて考える時間がなくて
そのままにしていたのです。
引越しも終わり、時間ができたので医療保険について考え始めたところ
2つの問題が出てきました。
1つ目は、老後も医療保険に入っておくべきか?
2つ目は、がん保険に入ったほうがいいのか?
経済的に許すならば、医療保険とがん保険の両方に加入しておくと安心だと思います。
しかし、少ない年金収入で夫婦2人分もの保険料を毎月支払うとなると高額で
生活ができなくなっては本末転倒です。
そこで、老後は医療保険とがん保険のどちらに加入したほうがトクなのかを
考えて見ることにしました。
2.老後は医療保険に加入したほうがいいのか?
私たち夫婦は、民間の保険会社に保険料を
月額11,800円支払っています。
今後、夫が80歳までの20年間の支払っていくと
11,800円×12ヶ月×20年=2,832,000円
300万円近く支払うことになります。
65歳までは、夫の健康保険組合ですが、65歳以上年金生活に入ると
国民健康保険に加入することになります。
国民健康保険の場合、病気やケガの入院などで医療費が高額になった場合は、
高額療養費制度を利用することができます。
私の父は昨年84歳で腸閉塞のため手術を受けて2週間入院しました。
窓口での支払いは、9万円余りでした。高額療養費制度に該当した分と該当しない分を
合わせてこの金額になったと市役所の担当者に教えてもらいました。
両親に民間の医療保険に入っていないのか聞いたところ、契約期間が終わった後は
民間の保険会社とは契約していないとのこと。
80歳を過ぎてからでは月額の保険料が高額なこと、もし重篤ながんになった場合でも
保険外治療を望んでいないこと、高齢なので延命治療を望んでいないことから
民間の保険に加入することをやめたと言っていました。
深田晶恵著「定年までにやるべき「お金」のこと から引用
医療保険は、定年退職までに「卒業」することを目指したい。
医療保険の保険料を夫婦2人分なら毎月1万円も払い続けることになり
収支の悪化を招くことはめにみえているからだ。
また医療費については
老後資金のうち200万円ほどを確保しておけばいいい。
医療保険にこのまま加入し続けるべきか検討の余地はありそうです。
⇒『定年までにやるべき「お金」のこと』深田晶恵著 年金200万円で20年安心して生きる
3.老後はがん保険に入ったほうがいいのか?
高齢になると2人に1人はガンになると言われています。
ガンになると治療が長期化したり、ガンの後遺症や再発の恐怖など肉体的にも
精神的にも辛くなるでしょう。
そんな時金銭的な部分での支えになるのががん保険じゃないだろうか?
ガンで入院手術をした場合、高額療養費の対象となるので心配はいらないでしょう。
ただ高額療養費の対象外となるものもあります。
◆抗がん剤で髪の毛が抜け落ちたときに必要なカツラの購入等
◆重篤になった場合個室を望むことになれば差額ベッド代
◆先進医療代
などは実費となり高額になる可能性があります。
こうしてみるとガン保険があると心強いでしょう。
深田晶恵著「定年までにやるべき「お金」のこと から引用
あれもこれもと保障内容を欲張ると保険料が加算でしまうので
「ガンと診断確定したときに診断給付金100万円、1回限り」の保障が
確保できる商品で十分だろう。
シンプルな保障で保険料を割安なものを選ぶこと。
とすすめています。
医療保険よりもむしろガン保険を選ぶ方がいいのかもしれません。
4.まずは、現在加入中の医療保険を見直してみる。
老後はガンになる確率も高くなることや高額療養費定期用外の治療を考えると
医療保険よりもガン保険を選んだほうが良さそうです。
しかし、医療保険の中には、ガンの特約が付いているものもあります。
ガンの特約が付いているのに、わざわざ解約してまでガン保険にはいるとなると
保険料が上がってしまう可能性があります。
そこでまずは、
私たち夫婦が現在加入中の医療保険に、ガンの特約が含まれているかどうかを
これからじっくり調べてみることにしました。
もし、ガンの特約が付いていたなら、ガンになった時どこまでカバーしてくれるのかを確認し
加入し続けるのがトクなのか。それとも解約して新しく入るのかを夫と話し合うことにしました。