1.老後のために節約できる
モノを減らすとなぜ老後のための節約になるのでしょうか?
わが家は、マイホームを持つことをあきらめて、一生賃貸で暮らしていくことに決めました。
ということは、一生家賃を払っていかなければなりません。
その家賃を減らすには、家賃の安い物件に住むことになります。
私たち夫婦は、2LDKで50m2以下で暮らせるようにモノを減らしています。
今は、夫が定年後の延長雇用で勤め先まで1時間以内の通勤時間のところに
住んでいますが、それも終わって年金収入だけの生活に入ったら
家賃、水道料、国民健康保険の保険料の料金や介護施設などを視野に
引越し場所を探す予定です。
モノを減らすことで、引越し代金が安くなること
家賃や生活にかかる経費の安い地域に住むことで
老後の生活費を節約することができると思っています。
では、マイホームを持っている人はどうでしょうか?
ローンを完済しているのなら、マイホームを売って生活経費の安い地域に
小さい家をたてるか、マンションを買うこともできるでしょう。
物件が駅チカなら車を手放すこともできます。
2.モノを減らすことでストレスから解放される
私は、婚礼家具、整理ダンス、食器棚、子どもの学習机など大きな家具を
断捨離してきました。
当初は、罪悪感と処分したあと後悔するんじゃないかと不安でしたが
今は、なくても困らないことを実感しています。
むしろ、モノの管理がしやすくなったので、探すストレスから解放されています。
以前は夫が「○○はどこにある?」と言われると「○○にあるでしょ。ちゃんと探してよ」と
ある、ないの押し問答のうえ夫婦ケンカに発展していました。
今は「○○にあるよ」と自信を持って言えるのでケンカはなくなりました(笑)
モノを減らすことで、掃除がラクになります。
まだ、モノにあふれた生活をしていた時は、掃除をするのが本当に面倒でした。
収納する場所がないモノは、どうしても床にじかに置いていて
掃除のたびにいちいち移動させて掃除をする。
床置きのモノが多くなるのと、この動作を繰り返すと余計に疲れてしまい
掃除をするのがイヤになってゴミ屋敷寸前でした。
ゴミ屋敷は、なんとしても回避しなければとの危機感から断捨離を実行したわけです。
掃除のストレスから解放されたことで、健康的な暮らしを手に入れることができました。
老後の生活で心配なのはお金だけじゃありません。
日々衰えていく体のことも気がかりです。
将来、私たち夫婦が入院したり介護が必要になった時、どこに何があるのか管理できていると
その情報を家族で共有できます。
「○○は探したけどなかったから買った」などのムダな買い物をしなくてすむし
これも探すストレスを持たなくてすむのです。
3.亡くなった後の始末に負担をかけない
私は実家に帰省するたびに、実家の断捨離を手伝っています。
独身時代の自分のモノは処分できますが、両親のモノを処分するのは
簡単ではありません。
それは、モノには両親が買った時の思い出や思い入れがあるからなんです。
衣類や食器の処分は母と話し合いながら少しづつ断捨離できていますが
できないモノがあります。
それは、壺や絵画など購入するときに高価だったり、思い出の地で購入したモノは
手放せないのです。
両親は、壺や絵画を私に譲って持ち続けてもらいたいと思っているらしい(笑)けれど
賃貸暮らしのわが家では引き取ることができません。
売るか、処分するかのどちらかしかないけれど、両親の気持ちを尊重して
結論を出せないままです。
私は、子どもたちにこのような思いをさせたくない。
私たちが亡くなった後、遺品の処分は子どもたちに委ねることになるでしょう。
遺品となるモノをできるだけ少なくして、子どもたちにかかる手間とお金の
負担を減らすことが親としてできる最後の事と思っています。