1.老後に待っているイベントを確認しておく
老後は年金だけでは生活できないっていうのに、待っているのが
各種のイベントにかかる費用。
私が個人が考えられるイベントとして書き出してみました。
【老後に考えられるイベントとおおよその金額】
イベント | おおよその金額 | |
1 | 子どもの結婚 | 100万~300万×子の人数 |
2 | 子どもの出産 | 10万~ ×孫の人数 |
3 | 子どもの住宅資金援助 | ~1000万 |
4 | マイホームのリフォーム | 50~200万 |
5 | 車の買い替え | 200万 |
6 | 海外旅行 | 20万~60万 |
7 | 夫婦の介護費用 | 100万~200万 |
8 | 夫婦の葬儀費用 | 100万~200万 |
9 | お墓 | 100万~ |
10 | 孫の初節句 | 10万~×孫の人数 |
11 | 孫の入学 | 5万~×孫の人数 |
12 | 親族の冠婚葬祭 | 3万~5万×人数分 |
13 | 親の介護 | 100万~200万 |
14 | 親の葬儀 | 100万~200万 |
各種イベントもこうやってみると結構あるなぁという印象です。
家庭によっては、必要のないイベントもあるでしょう。
わが家の場合はマイホームを持っていないのでリフォーム代金はかかりませんが
両親の亡き後の空き家にかかる費用も考えなければなりません。
おおよその金額は、私がこれくらいかなと予想した額です。
家庭によってイベントにかける額、かけられる額は違うでしょう。
2.老後のイベントにかけられる金額を決めておく
老後にやってくるイベントにどれくらいのお金をかけるのか?かけられるのか?
50代のうちからおおよその予算を立てておくこで、余計な出費をおさえて
節約にもなります。
自分たち親自身のことには節約できても、子どもや孫に関するイベントでは
財布の紐がゆるみがちになります。
実際、我が家も長女の結婚や孫の誕生は、舞い上がってしまうほどの
喜びでいっぱいでした。
子どものお祝いは、できるだけ多くの金額を包みたいのは親心。
しかし、わが家の場合は、包める金額を決めていたので、湯水のごとく
垂れ流さずにすみました。
もし、決めていなかったら、あれもこれもと使っていたことでしょう。
それでなくても、お祝い以外に目に見えない少額のお金が出ていくものです。
家庭によって、お金のかけ方はいろいろ。
例えば、将来マイホームを子どもに譲るために資産価値を落としたくない場合は
リフォームにお金をかける。
将来、車を手放す代わりに、夫婦の思い出作りに海外旅行は奮発する。
など、どのイベントにお金をかけて、どのイベントは引き締めるといったように
資産状況と照らし合わせてメリハリをつけることもできます。
そして、もっとも重要なのが、イベントの予算を立てる時は、夫と一緒に話し合いながら
決めることです。
わが家も、あーだの、こーだの言いながら、時に夫婦喧嘩になったこともありました。
車の買い替えは、お互いに歩み寄っています。
どちらか一方だけ我慢をすると、必ずや不満が蓄積してのちに大爆発(笑)
これ、わが家では経験済みです。
3.見栄を張ることよりも、自分の老後を優先すること
老後も子どもや親戚関係とのお付き合いは続きます。
こと自分たちの家庭内にかかるお金はなんとかなるけど、お付き合いは別。
相手があることだから、金額の足並みを揃えないけない場合もあります。
また、結婚のお祝いや香典など、常識的な金額として包む額がはっきりしているので
悩むことはないでしょう。
しかし、それ以外でいうと例えば、子どもの結婚費用、出産祝い、住宅資金援助
孫の初節句などは、子どもの結婚相手の実家がどれだけ包むか気になるところです。
結婚費用や住宅資金援助は、一般的に高額になりがち。
相手側が結婚費用に500万、住宅資金援助に1000万を出しからといって
同じにできるでしょうか。
我が家なら老後破産へまっしぐらです。
長女には結婚する時に、今後娘夫婦やお婿さんの実家とのお付き合いについて
我が家の家計状況から、相手側に合わせるのではなく、我が家流で包むことを
理解してもらいました。
私たち夫婦が生きている限り、生活費や医療費などお金がかかります。
年金だけで暮らしていけない現状だと、少ない老後の資産を見栄で
減らすわけにはいきません。
子どもたちに経済的に迷惑をかけないで老後を生きていくことを考え
我が家流を続けていくことにしているのです。
4.まとめ
50代に入った頃、老後の資金はウン千万円必要!とか路頭に迷う老人が増えていることを
耳にしてとっても不安に思ったものでした。
もちろん、今でも不安がないわけではありません。
老後は、生活費の他にイベントにもお金が必要です。
年金生活だからといって、お付き合いをやめることも、香典や結婚祝いを
出さないことなんてできません。
どのイベントにどれほどの金額が必要なのか?いくらなら出せるのか?など
おおまかでも予算を立てておくこと、霧がかかって見えなかった山が姿をあらわした感じで
スッキリするでしょう。
早めの予算で気持ちにゆとりを持ちたいものです。