1.50代に入って断ったこと
人生50年も生きてくると、過去からの人間関係を整理することなくずるずると続けている
ことはありませんか?
学生時代からの友人、子育て中に知り合ったママ友、子ども会からの付き合い
職場で出会った人など。
会えば、まずまず楽しい時間を過ごすことができるけれど、また会いたいと思わないのら
今後は会わないと決めてもいいんじゃないだろうか。
私は、そう思うようになりました。
人と会う約束をするということは、その時間のために、朝から出かける準備を
しなければなりません。
家事を早めに終わらせる。身支度をする。
会うのが楽しみな人ならその準備もサクサクできるでしょう。
しかし、そうでもない場合は、ストレスになります。
そこで、50代に入ると、自分に残された時間が少ないことを考え
ストレスの少ない時間を過ごす一つとしてお付き合いを断ることにしました。
1.クラス会の出席を断った
50代に入ると、なぜか同窓会やクラス会のお知らせをもらうようになります。
昨年も学生時代のの同級生から電話があって
「お正月にクラス会をすることになったんだけど、お正月は帰省するの?
○○ちゃんも瑠璃子ちゃんに会いたいって言っていたよ」と。
お正月に帰省しても、しなくてもどちらにせよ、お断りしました。
久しぶりに会う学生時代の友人たちとの語らいは、昔を懐かしむ楽しい時間かもしれません。
しかし、私の帰省は、両親の健康状態や片付け、両親のこれからのことなどを話し合う
貴重な時間なのです。
過去のことよりも、これからのことに時間を使いたい。卒業以来会っていなかったクラスのメンバーに
クラス会を境にこれから付き合いが始まっても戸惑うだけでしょう。
卒業後のそれぞれの人生経験で、学生時代のままでいるでしょうか。
私自身も、はたから見たら、性格は変わらなくても価値観や物の見方は変化しています。
お正月に帰省するたびに、クラス会に時間を使うのなら、娘として親との対話に
時間を割くほうが有意義なことなのです。
2.振り回される人とお誘いを断った。
10年以上前に職場で出会ったA子さんは、当時は職場の悩みを打ち明けたり、
共通の話題があったりでつながっていたけれど、何かを振り回されることが多く、
職場を離れてからは、お誘いを断ることにしました。
会う約束をしても、日にちや時間の変更はざらで、会えば自慢話ばかり。
私にはストレスでした。
一方で同じ職場仲間だったB子さんとは、今でも連絡を取り合っています。
彼女は、厳しい助言あり、優しい心遣い有りの大人としての気遣いができる魅力のある人
そこにひかれて続いているのかもしれません。
2.誘いを断ることは自分勝手だろうか
人と仲良くしなさい、人間関係をよくするには、気づかいが必要などを教えられてきました。
それはとっても大切なことですが、私はなぜかいい人でありたがために顔色を見たり
ご機嫌をとったりすることが多かったのです。
それが私にとって人間関係を円滑にするために必要なことだ。
もし友人を失うことがあれば、それは気づかいができない自分が悪いのだと
思い込んでいたのです。
しかし、50を過ぎると、その気遣いにホトホト疲れてきた自分がいました。
残り少ない人生をストレスを減らして暮らすことと、いい人をやめることを天秤にかけた時
ストレスをためるばかりのいい人をやめることにしたのです。
クラス会に顔をだすことも、ストレスのたまる友人との付き合いも断ることが
例え自分勝手だと判断されても、自分の時間を大切にする方を選んでもいい年齢だと
私は思ったのです。
3.50代は自分の時間を作ることが難しい年代だからこそ断る
50代は、子どもの教育費、住宅ローン、親の介護、自分の老後のことなど
頭がパンクしそうなぐらい、考えることがいっぱいです。
パートの仕事から帰ったら、食事の支度をしながら洗濯機をまわす。
休みの日は、親の家を訪問して買い物や片付けを手伝う。
50代の主婦にとって自分の時間が無いに等しいのではないでしょうか。
私も50代に入った頃はそうでした。
目が回るくらい忙しいのに、自分の時間が欲しいのに、いい人でいたいから
お誘いを断ることができなかった。
今思えは、もっと早くから、いい人をやめて自分の時間を作ればよかった。
自分の時間があれば、親の介護や自分の老後についてもっと深く考えたり
行動を起こせたのではないかと後悔。
50代の女性こそ、自分の時間をもっとも大切するべき年代だと思うのです。