老後の貯蓄額や退職金の額の平均値って気になりませんか?
友人知人に「ねぇ。貯金いくら持っているの?」とか
「退職金いくら入った?」なんて聞いたら
腹の中では「そんなこと聞いてくるってどうなの?」と思われながらも
「えぇ!少なくって、暮らしていけない!」「貧乏暇なしよ!!」
と答えが返ってくるのが関の山ですよ。
だったら、平均値でもって、我が家のお金はどうなのか判断してみたらどうだろう。
単純にそう思って
貯蓄額、退職金、年金の受給額の平均値を調べてみたんです。
目次
1.老後の貯蓄額の平均額はどれくらい?
老後のための貯蓄は、3000万円いや6000万円とか、はたまた1億円まで。
いったいいくら必要なのでしょう?貯蓄額の平均はいくらなんだろう?
私もそうでした。メディアでは、専門家が言っていることがマチマチだから
どれを信じよいのやら、?そこでどれくいの額をもっているのか見てみることにしました。
総務省の家計調査(2014年)から
高齢無職世帯の貯蓄の種類別貯蓄現在高の推移(世帯主が60歳以上で無職の世帯)
高齢無職世帯の1世帯当たり貯蓄現在高は2372万円で,前年に比べ9万円,
0.4%の増加
貯蓄の種類別にみると,定期性預貯金が1113万円で,前年に比べ28万円,
2.6%の増加
高齢者(60歳以上)の無職者世帯ということは
年金だけで生活していることになるでしょう。
前年に比べて9万円増加していいます。
定期預金が前年に比べて28万円増加していることは
計画的に資金を使っていこうという意思が見えますね。
では、退職金は、どれくらいもらっているのでしょう?
2.退職金の平均額はいくらもらっているの?
大学卒の定年退職金は2156万円(厚生労働省)
厚生労働省が平成25年1月1日現在の状況を調査した「平成25年就労条件総合調査結果の概況」によると、
平成24年1年間における勤続35年以上の定年退職者の学歴・職種別退職金は次の通り。
給与の42カ月程度が支給されています。
大学卒(管理・事務・技術職):2156万円(2335万円)
高校卒(管理・事務・技術職):1965万円(2001万円)
高校卒(現業職):1484万円(1693万円)※( )内は平成20年の金額
大学卒では、平成20年より4年で179万円も減っているんです。
この先、退職金の平均額は、減り続けるのでしょうか?
アベノミクス効果で、一部の大企業だと退職金が上がったかもしれないけれど
全体的には、その効果は出ていないみたいです。
3.みんなはどれくらいの貯蓄をもっているんでしょう?
貯蓄保有世帯の
平均値1798万円
中央値1052万円
貯蓄額が100万円以下~富裕層までを含めての平均値だから
富裕層が平均値を押し上げていることを考えると
退職前に持っている預貯金の平均は中央値に近いんじゃないかな?と思いますね。
4.60歳時の退職金と貯蓄額の合計の平均はいくら?
単純に退職金と貯蓄額の平均を合計すると
退職金と貯蓄額の平均値を合計・・・・・・・3954万円
退職金と貯蓄額の中央値を合計・・・・・・・3208万円
ざっくりみると、60歳時の貯蓄額の合計は
3000万円~4000万円位持っていることになるんでしょう。
6.年金受給額の平均受給額いくらなの?
50代で、夫が会社員で妻が専業主婦だった場合、平成25年度で計算してみると
145,596円+54,544円=200,140円
1ヶ月の平均年金受給額は200,140円
平成21年度から、毎年減り続けています。
この平均受給額で生活できるかどうかは、人それぞれでしょう。
消費税が8%から10%へと増税が予定されていて、物価が上昇しても
年金額の上昇が見込まれないことを考えると
老後の生活はより厳しくなることは間違いないでしょうね。
7.まとめ
貯蓄額・退職金・年金受給額の平均値をざっくりとみてみました。
退職金や年金受給額が減ってきている中
高齢者の預貯金は、2012年の2146万円から2年連続上昇しています。
雇用の形態を取らないかたちでの、副収入を得ているのかもしれません。
また、60歳時の貯蓄と退職金の合計が3000万円~4000万円位と考えるなら
高齢者の貯蓄平均額が2372万円なので
60歳で住宅ローンは完済済みか、残りを完済したのでしょう。
さらに、預貯金の中でも、定期預金が増加していることから
60歳以上の高齢者は、貯蓄を守りながら、日々の節約しながら
暮らしていることが見えてきます。
私なんかは、平均値を見ることで
「なんか思ったより少ないのね。ホットしたわ」とか
「思ったより多いよ!どうしよう。生きていけないんじゃないか?」と不安に思ったり
一喜一憂したりするんですよね。
もちろん、平均値なんで、参考程度。「そんなもんなのね」ぐらいでいいんですけど。
老後は「悠々自適の生活!」ができるのは、ごく一部の富裕層であって
私の先を行く世代の人たちは、堅実な老後の生活をしている印象をもちました。
「我が家は貯蓄や退職金が平均値よりあって安心だわぁ」と思って
子どもやレジャーに使っていてはすぐに底をつくし。
平均値より少なくても、自給自足で生活費がそんなにかかならいって人もいるでしょう。
まずは、我が家の貯蓄や退職金と年金の受給額がどれくらいなのか?
日々の生活費は、預貯金に頼らないで、老後を生活していくにはどうしたらいいのかを
夫と話すきっかけになったように思います。