目次
1.老後の生活費で26万円で生活できるのか?我が家の場合
総務省の「家計調査(二人以上の世帯)の支出から
総務省の「家計調査(二人以上の世帯)」平成27年5月分によると
無職世帯(セカンドライフ世帯が多く含まれます)の支出は次のとおりです。
●支出総額 26万7803円
職に就いていない世帯で、セカンドライフ世帯を多く含むとなっているので参考にしてみました。
1ヶ月の生活費が26万円で生活出来る人とできない人といろいろではないでしょうか?
1ヶ月の生活費が60万あっても足りない人、15万あれば大丈夫な人。
そう我が家の1ヶ月の手取り収入が、私と夫と合わせて60万円以上あった時がありました。
当時は、娘二人とも私立に通っていて、その他に歯列矯正にもお金がかかっていたんです。
そして、まったく貯金が出来ていませんでした。ホント私は何をやっていたんでしょう。
この収入が永遠に続くなんて、思ってはいなかった。だったら貯金はできたはずなのに。
自分のバカさ加減に悲しくなってしまいます。
当時を振り返ると、私も、派遣でAM9時~PM5時まで働いていて
職場が忙しい時期は残業もあり、休日出勤もありました。
子どもたちは大きくなっていたとはいえ、部活などで忙しく
家事は私がやるしかなかったんです。
掃除は後まわしで、食事の支度と洗濯機をまわすだけ。
食事の支度だって、残業や休日出勤でクタクタで疲れているから
すべてを手作りなんてムリ!って買ってきた惣菜を並べたり、外食したりで
食費がドンドンかさんでいってましたね。
夫婦正社員で、子どもを育てながら残業や休日出勤でもがんばって家事や貯金をしている人が
この世の中には、いっぱいいることはわかっていたんだけれど
「収入があるんだから、まぁいっか」と思って見て見ぬふりをしていたんです。
しかし、年金生活が目の前にきて、生活費の見直しを迫られてきても
携帯代を減らすなんて自由に電話やメールができないんじゃないの?
保険料が安いんじゃ保証が限定されていて損するんじゃない?
食費なんか減らしたら健康によくないでしょ?と、すべてを否定したんです。
子たちの教育費も終わって独立しているので
夫婦ふたりの生活費を考えれば、当然60万もかかりません。
向き合いたくなかった生活費のことを、少しづつ気持ちを切り替えることにしました。
毎月の携帯代、生命保険、自動車保険を見直し、食費もできるだけ旬の安い食材を
大切に保存しながら使い切ると、節約できるようになってきました。
自分たちの年金収入だけでの生活には、ムリがあるけれど
まだ見直すところはあるはずと、節約へのモチベーションが上がってきてるところなんです。
2.老後の生活費は収入に見合った支出にする!今できることから
老後の生活費の参考として、引用してみました。
内訳 | 金額 |
①食費 | 67,169 |
②住居 | 15,524 |
③水道光熱 | 21,286 |
④家具・家事 | 9,999 |
⑤被服費 | 8,038 |
⑥保健医療 | 13,446 |
⑦交通・通信 | 25,857 |
⑧教育 | 537 |
⑨教養娯楽 | 26,522 |
⑩その他(理美容、交際費など) | 50,437 |
⑪税金・社会保険料 | 28,990 |
支出合計 | 267,805 |
65歳から年金生活が始まると、収入は年金だけの人、まだ働ける人、副業や不動産収入がある人など
いろいろでしょう。
雑誌やネットで専門家は
「夫婦二人の合わせて月額いくらの収入があって、どれくらいの支出があるのか?
試算してみるといいでしょう」と書いてありますよね。
反抗的な私には、なかなかできなかった。
できるんなら、とっくにしてますよ。直視するのが怖いんです。
もし生活レベルを下げるようになったら、ミジメで悲しくなってくる。
最後は、なんとかなるんじゃね?ってね。
ある日、夫が年金機構から届く「年金定期便」から試算してみたんです。
そしたら、今のままじゃ老後破産するかしれない!全身が震えました!
でも、それなら!!ってすぐに10万20万も生活費を減らすことなんてできないですよ。
生活レベルを上げるのは、今からすぐにできますけど(笑)
生活レベルを下げることに、強い抵抗があったけれど、老後破産にならないために
年金生活までに時間があるんだから、すこしづつ下げてみるのってどうだろうと話し合い
手始めに上の表の⑦通信費と⑥医療費をおさえました。
⑦通信費は、私のスマホをmineoの格安スマホに
⑥医療費は生命保険の見直しをして月額の保険料を低くしました。
⇒老後の医療保険って必要なの?FPさんに相談してわかった5つのこと!
まだまだ、検討の余地は十分にあります。
⑤被服費年金生活なら洋服やワイシャツだって必要なくなるし。
⑩その他(理美容、交際費)は、子どもが結婚すると、やれ出産祝い~新築祝いと出費がかさみます。
子どものためなら少しでもお金を用立てて上げたいのは、親なら誰しも思うこと。
⇒老後の生活費が心配ですよね。子どもへのお金は老後の生活も考えて!
でも、これからどれくらい長生きするのか?その分生活費が必要になってくることを考えると
子どもに出せる金額を決めておくことが大切でと思うんです。
3.節約できない!なら自分で当たり前のことを疑ってみる
生活習慣の中でも、変えられることってあるんです。
引っ越し前の住まいは、歩いて2分のところにコンビニがあって
あればいいかなぁ的なもの?
ちょっと小腹がすいたとか、夜食におでんが食べたい!って言ってはセブンイレブンに走っていました。
この金額がバカになりません。
セブンのおでんもおにぎりもレトルトも、美味しくって止められなかった。
1回行くと、あれもこれもとすぐに1,000円を超える額を使っていました。
コンビニ中毒?
今のマンションからは、大好きなセブンは自転車で6分のところに。
引っ越してきた当初は、なんでぇ!こんなに遠いのよ。超不便!
でも遠いから、だんだん面倒くさくなって、行かなくなったんです。
あればいいかなぁ的なものは、本当はいらない物だったと気づきました。遅すぎ!!
当時コンビニは、1日おきに1,000円ほど使っていたので
月に約15,000円出費を減らすことができました。
我が家は新聞の宅配を止めました。最初は抵抗があったけど、なくても不自由はありません。
夫は会社に行けば日経や朝日の新聞を読んでいるし、私はネットで十分だとわかったんです。
だって、新聞をとっていた頃、読んだ先から記事の内容なんて忘れていたんですから。
一時は、好きなコラムを切り抜いて保存していたけれど、一度も読み返したことなかったです。
それで、引越しの時にすべて処分しました。
ナントいっても新聞紙をぐるぐる紐で巻いて、資源ゴミの日にゴミステーションまで
持っていくわずらわしさから解放されたことは、気持ち的にラクになりました。
4.節約もたいせつだけれど、増やすにはどうすれば?
減らすにも限度がありますよね。生きていくには、最低限の生活費は必要です。
副業で趣味のものを売るとか、夫の経歴を活かせる仕事に就いてもらう。妻もパートに出て働くなど・・・
前に、生命保険の相談でファイナンシャルプランナーさんに言われたこと
「これからは、65歳で悠々自適の生活じゃなくて、70歳まで働くことを勧めているんです」って。
「えぇ!!まだ働けだと!さんざん働いてきましたよ。貧乏人は死ぬまで働かなくちゃならないってことですか!!」と
噛み付きそうだった私はぐっと飲み込みました。
ファイナンシャルプランナーさんが言うには
「65歳になって、やれやれこれからゆっくり時間を過ごそうと思っていても、ほとんどの人が時間をもてあますんですよ。
奥さんと一日中一緒にいると奥さんがまいってしまうんです」
「なんか仕事ないの?って言われて、週に2~3日ぐらいのお仕事してる男性は多いんですよ」と。
社宅のそばに、ディスカウントストアがあって休日は買い出しによく行っていたんです。
ある時、そのお店で退職した男性とバッタリ。
「お買い物ですか?」
「いいやパートで働いてるんだよ。年金生活で1日中家にいるとお互いにストレスになってね。
土日だけこのスーパーで、買い物用のカートを整理する仕事をしてるんだ。
かみさんには自由な時間も必要だからね」
そのときは、ふぅ~んそんなものか。と気にも留めなかったけど
今なら、わかる気がします(笑)
最近、ショッピングモールやホームセンターでも、シニア層が働いているのを見かけるようなりました。
探せば身近にシニアが働けるところがあるかもしれません。
また、シニア向け就職情報のサイトでも、少しづつ案件も出始めているようなので
チェックしておくのもいいでしょう。
フルタイムは体力的にムリでも、週の何日かパートで働くことを視野にいれておくことが必要でしょう。
5.まとめ
- 65歳からの生活費はどれくらい?
- 今からできる節約を!
- 習慣になっていることを、疑ってみる
- 働き続けることを考える
お金の事になると、夫婦で意見が違ったり、話し合っているうちに感情的になってしまうことも少なくないです(笑)
老後破産にならないために、少しづつでもいいから節約に努めたいと思っています。