事前準備で8割成功!高齢両親と1泊2日旅行で7つのチェックポイント

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高齢の両親を連れて一緒に旅行をして思い出を作りたい。この先いつまで一緒にいられるかわからないから親孝行したい。と思ってはいても、どのような準備をしたらよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。高齢者を連れて旅行するには、いろいろと気を使う点があります。

そこで、高齢の両親と旅行へ行く前の事前準備としてチェックしておくべき以下7つのポイントについて書いていきます。

【7つのポイント】

1.高齢両親の希望を優先する

2.予算と宿泊先を決める

3.観光地をチェックする

4.目的地までの間のこと

5.簡単な日程表を作り共有する

6.持ち物リストを作り共有する

7.高齢者と旅行するときの心がまえ

ご紹介にあたり、高齢者の範囲は、自分で歩くことができること。最低限度の身の回りのことができることを前提としています。

また、旅行中の移動は自家用車を使い子どもが終始運転することとし、1泊2日を想定しての内容となります。
関連記事50代が高齢の親と旅行をする時に準備すべき10のこと。

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1.高齢両親の希望を優先する

高齢の両親を連れて旅行するにあたって、主役は両親であることを頭に入れておきます。

なぜなら、連れて行く子ども側も「せっかくお金と時間を使って行くなら私は〇〇も行ってみたい」と欲が出てきます。そうすると、流れ的に子どもが主役となり高齢の両親を振り回す結果になりかねません。

なので、1泊2日でどこへ行きたいのか?具体的に聞いてみます。ゆっくり温泉につかりたい。名所旧跡をたどりたい。名産品を食べたい。思い出の地を訪れたい。風光明媚なところを観光してまわりたい。など希望をメモして1泊2日で時間的にムリのないところを話し合いながら決めていきます。

「どこでもいいから決めていいよ」と丸投げされたら二者択一で答えやすいように聞き出すとよいでしょう。

また、宿泊先は旅館orホテルのどちらがいいかも確認します。

高齢者の場合、腰やひざの負担を軽くするためにベッドがある方が喜びますが、日本旅館の良さも捨てがたく、どちらがいいかを選択してもらいます。

宿泊先での食事は楽しみのひとつ。夕食・朝食は、部屋食orビュッフェスタイルがよいのか親自身に選んでもらいましょう。

部屋食は一品一品手の込んだ料理を堪能できますし、ビュッフェスタイルは自分の好きなメニューだけを食べること、椅子席なので足腰が不自由な高齢者には

ありがたいはずです。
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2.予算と宿泊先を決める

予算は1泊2日の宿泊代、ガソリン代、高速代、飲食代、お土産代を含めて予算をたてます。

旅行に行く人数によって宿泊代や飲食代がかわってきますが、だいたい予備費を含めて10万円~20万円ぐらい見積もってよいでしょう。

次に、宿泊先ですがここは重要と言っていいくらい準備が大切です。

なぜなら、高齢者は非日常である旅行は体力を消耗するので、宿泊先で体をゆっくり休めることが

思い出作りの土台となるからです。

宿泊先を決める前に確認しておきたいことが7つ。

泊まりたい宿のホームページでチェックして、わからないことは直接電話します。

電話の応対によっては、高齢者への配慮ができる宿かどうかの判断ができるのでおススメです。

1.エレベータがあるか

高齢者にとってエレベータがあるかどうかは死活問題。

1段1段と階段を上り下りするのはストレスになるし、転落などの心配もあります。

昔ながらの日本旅館やこじんまりした個人経営の旅館はエレベータがないところがあることを

チェックしておきましょう。

2.お風呂に手すりがあるか

床はヌルヌルして滑りやすく、高齢者の事故が多いお風呂。

お風呂に手すりがあることで不安材料を消すことになりますし、事故防止のためにも要確認です。

3.露天風呂はどこにあるか

泊まるときの楽しみのひとつが露天風呂。

宿泊人数が多いホテルでは露天風呂がお風呂の2階にあるところも。

露天風呂に入りたくても、階段を上らなければ入れないではせっかくの楽しみも半減します。

4.食事の希望は聞いてくれるか

宿泊先を決めるもう一つのポイントが食事。

高齢の両親が腎臓病や糖尿病などの食事制限がある場合やおおむね年を取るとやわらかくて飲み込みやすい食事を好みます。

宿泊先では食事の希望を聞いてくれるかどうか聞いておきます。

5.室内の冷暖房

今どきのの宿泊施設は冷暖房完備ですが、冬や寒い地域では朝晩の寒暖差が大きく高齢者の体への影響も大きいです。

湯たんぽや加湿器を貸してくれると夜安心して眠れます。

6.救急病院・ドラッグストアの場所

宿泊先で突然の病気やケガに遭遇した時のために救急病院の情報やドラッグストアの場所を確認しておくとイザという時に慌てないし心のお守りにもなります。

7.AEDが設置されているか

宿泊施設において設置が望ましいのがAED(心室細動を起こした人に正常な状態に戻す医療機器)
心臓病の持病を抱えている場合は設置されているのか?使用できる人がいるか?チェックしておきましょう。

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3.観光地をチェックする

旅行の最大の目的が観光。移動に自家用車を使っても名所旧跡や風光明媚なところは駐車場から歩かなければならいことが多いので高齢者に負担にならないかチェックしておきます。

1.駐車場から観光地までの距離

駐車場から観光するポイント場所まで坂や階段などを調べておきます。急こう配の坂や段数の多い階段を登るのであれば、思い切って観光する場所を変更するくらいの決断が必要です。

2.食事処や休憩場所を確認

高齢者は暑さ寒さの体温調節は苦手。また観光スポットまで体力を消費していることもあるので

お茶を飲んだり、暑さ寒さをしのげる休憩場所をチェックしましょう。

観光地ならではのご当地グルメを楽しむのも旅行の楽しみのひとつ。

高齢者が口にできるメニューチェックも忘れずに。

4.目的地までの間のこと

目的地まで自家用車で長時間の移動する場合のチェックポイントです。

1.トイレ休憩をこまめにとる。

高齢者はトイレの間隔が短い場合が少なくありません。

1時間~1時間30分ごとに休憩する場所をリストアップします。

高速道路のパーキングエリア、コンビニ、道の駅、大型スーパーに駐車して外の空気を浴びてリフレッシュすることも大切です。

5.簡単な日程表を作り共有する

観光スポットと宿泊施設が決まったなら簡単な日程表を作成しお互いに共有します。

1.目的地までの移動時間

2.観光地の名所、名産品、食事処

3.宿泊先到着時間

宿泊先の到着時間はチェックインの時間を目安に早めに到着するように設定すること。

夕飯までの時間は、お風呂に入ったり、売店や施設内を見学するなどゆったり過ごす時間をとることで親子のコミュニケーションがいっそう深まります。

6.持ち物リストを作る

出発前に持ち物リストを作成し共有会うことで忘れ物を回避います。

忘れてはいけない持ち物をリストアップ。

1.健康保険証、お薬手帳、常備薬、酔い止めなど

旅先では何があるかわかりませんから健康保険証を、常備薬を切らすことは命取りになりかねないので

しっかりチェックします。

2.食べ物、飲み物を用意する

高齢者は決まった時間に薬を飲むことと決められている場合があります。

渋滞で食事がとれない時は、車中で薬を飲むためにパンやお茶などを用意しておくと安心。

3.ひざ掛け・毛布

高齢者は体温調節が苦手なので寒さ対策にひざ掛けや毛布を車に積んでおくと

両親によろこばれると思います。

4.携帯と携帯の充電器

とかく忘れがちなのが充電器です。

携帯電話を使う頻度が少ない高齢者は携帯電話を持っても充電器を忘れることがあります。旅先で充電が切れてしまうとお互い迷子になったり、いざという時に使えませんから充電器をもったかどうかチェックしてあげましょう。

5.日常使っているもの

親が日常使っているものは、離れて暮らす子どもはわからないものです。

杖や帽子など旅先でも困らないようリストアップしておきます。

6.携帯用トイレ

トイレ休憩をしたくても渋滞にはまってしまうことを考えて携帯用トイレを用意しておくと安心です。

7.高齢の両親と旅行するときの心がまえ

最後に高齢の両親と旅行するとき、子ども側のちょっとした心がまえしだいで楽しい旅行になるかそうでないかが決まると言ってもいいくらいです。

1.日程には時間に余裕を持たせる

時間に余裕があるとイレギュラーなことが起こっても対処できますし、事故やケガの予防につながります。

2.焦らせない

とっさの行動に時間がかかることを心に留めておくことが高齢者の事故防止につながります。

親子だと「なにやってるの!早くしてよ!」と気軽に言ってしまいがち。

親は子どもの迷惑にならないよう焦ってしまうんですよね。

なので、焦らせない、焦る言葉をかけない心がまえも必要です。

3.できない理由をはっきり伝える

私たちの親世代は戦争後のもののない時代に育ったこともあり、時間やお金をムダにしたいくない気持ちが強いと思います。

旅先では「時間があるならもったいないからあれもこれも行こうよ」とスケジュールの変更を言ってくるかもしれません。

時間的余裕がない場合など、できない理由をハッキリ言うことにしましょう。

4.イライラしない。怒らない。

親子だからお互いを思いやるがゆえにガチンコでぶつかることもあるでしょう。

荷物を持つ、持たないから始まって、お土産代を払ってあげるなど、旅先でのシーンでトラブルになりそうでも、そこはイライラしない。怒らないでグッと飲み込みましょう。

高齢の両親が主役であり子どもは黒子に徹することが楽しい思い出に残る旅行となります。

8.まとめ

高齢の両親を1泊2日の旅行へ連れて行くときのポイントについてご紹介しましたが

いかがでしたでしょうか。

こんなにチェックしなくちゃいけないの!と思ったかもしれませんが、全部じゃなくて全然OK。

高齢の親でも旅行慣れしている人もいるでしょうし、好奇心旺盛で活発に行動されているなら

余計なお世話と拒否されるかもしれませんね。

そこは子どものさじ加減で調整してみてください。

私が高齢の両親を旅行に連れて行った時に失敗したこと、もっとこうすればよかったことを元に

書いてみました。8割がた準備ができたと思います。あとの2割は健康に気を付けて、当日お天気が良いことを祈るくらいでしょう。

参考にしていただければ幸いです。

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