【リ・バース60】の利用実績等(2019年7月~9月)からわかること

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1.【リ・バース60】(2019年7月~9月)の利用実績

昨年の2019年7月~9月の3か月間【リ・バース60】の利用実績が発表になりました。

前年同期比(2018年7月~9月)を見ると、どの項目も大幅にアップしています。

一方で【リ・バース60】に申し込みをした付保申請戸数が252戸に対して申請がとおって付保実績戸数が168戸で、申請戸数の67%が受理されたことになります。

取扱金融機関は前年同期比で13機関の増加でした。

住宅ローン:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

2.【リ・バース60】(2019年7月~9月)の借入申込者の利用実態

申し込み者の平均年齢は70歳で年収は334万円(月額278,333円)

【リ・バース60】は60歳以上を対象の住宅ローンですから申込者も年金受給者が62.3%と圧倒的に占めています。

3.【リ・バース60】(2019年7月~9月)資金の使い道

【リ・バース60】の使い道は戸建て新築が34.1%と最も多く、次に新築マンション購入が23.0%となっています。

これは、古くて住みにくくなった自宅を新築に建て替えた人、交通の便や生活しやすい町中のマンションに移り住んだ人の多くが【リ・バース60】を利用したということでしょう。

4.【リ・バース60】(2019年7月~9月)の資金計画

資金計画では必要資金は2,830万円でその内55%にあたる1,559万円の融資をうけていることになります。残りの1,271万円は自己資金ですから、マイホームを処分したり、老後の資金から捻出したのでしょう。

5.【リ・バース60】(2019年7月~9月)の利用地域

利用地域は東京、神奈川が10%以上で、多額の老後資金を保有している高齢者やマイホーム売却益が大きいなど戸建ての建て替えや新築マンションの購入がしやすいことなどが考えられます。

6.【リ・バース60】(2019年7月~9月)を利用す理由

子どもが独立して夫婦2人では広すぎて掃除や庭の手入れが行き届かなくなるなど高齢者になる住みにくくなったことが反映されていると思われます。

7.【リ・バース60】(2019年7月~9月)の利用タイプ

ノンリコース利用者の割合が97.6%と圧倒的な支持を得ました。

【リ・バース60】のノンリコースは、契約者の死後残債があっても相続人に請求しないことが前提ですから、負動産になるかもしれない住居を子どもに相続させない、空き家になって子どもの手をわずらわせたくないといった親の思いが反映されているのでしょう。

8.まとめ

住宅金融支援機構から3か月ごとに発表される利用実績のデータを見ると少しづつではあるけれど【リ・バース60】が周知しはじめている印象です。

ただ、利用実績が0%が10県もあり、取扱金融機関の数も少ないのでこれからどれくらい周知されていくのか?実際に利用している人が思うメリットやデメリットなどの生の声も聞いてみたいものです。

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