私は、夫婦2人老後で使う鍋は、軽量、焦げ付きにくい、洗いやすいの3点を重視しながら鍋の買い替えをすすめています。
今回は20cmのフライパン「Ballarini バッラリーニ フェラーラ フライパン20cm イタリア製」IH対応 グラニチウム5層コーティング」を購入し実際に使ってみたのでご紹介します。
目次
1.バッラリーニの20cmのフライパンの特徴
1.5層構造のコーティング
Ballarini バッラリーニ フェラーラのフライパンは、グラニチウムエクストリームコーティングと呼ばれる御影石を思わせるフェラーラシリーズのひとつ。
グラニチウムエクストリームコーティングとは、耐熱性と摩耗に優れた5層コーティングのこをいいます。ハンドル部分は樹脂製で本体も軽量で扱いやすいく、焦げ付きにくいのも特徴です。
なお、Ballarini バッラリーニ フェラーラの他の種類についているサーモポイントはついていません。
2.簡易包装で届く
バッラリーニのフライパンは、プチプチの包装にくるまれて紙袋に入った状態で届きます。
外側の紙袋はリサイクルに出すことができ環境に配慮したものを使用。
フライパンを直接包装しているプチプチのから取り出すと保証書と取扱説明書も同封されています。
簡易包装はエコとして評価に値できるけれど、配送途中などトラブルがあった場合フライパンが変形する恐れなど、包装に関しては検討する余地はあるのではないかと思いました。
3.表面
フライパン表面は御影石のような見た目ザラザラしているようですが、実際はツルツルとすべりがよく、焦げにくさを想像させる仕様に。
通常コーティングなされている鍋の場合金属ヘラの使用を避けますが、Ballarini バッラリーニ フェラーラのフライパンは可能です。
4.裏面
フライパンの裏は、Ballarini バッラリーニのロゴとメイドインイタリーの刻印。
5.深さ
フライパンの深さは表記では36mmですが、壁面を添わせて測ったら40mmほど。
浅めのフライパンなので炒め物は難しいものの、夫婦2人分の焼き物メニュー専用としても十分な深さです。
6.フライパンの重さ
鍋の軽量化をすすめている私が一番気になるのがフライパンの重さ。ホームページでは550gとなっていますが、実際に測ってみると468ℊでした。
個人的に調べたところ、マーブルコーティングの20㎝フライパンで352ℊがありましたから特別軽いわけではありません。
ただ、前にバッラリーニ製の片手鍋を使ったところ、軽くて、焦げ付きにくく、洗いやすいかったので今回も同じバッラリーのフライパンを購入のきっかけになったのが理由のひとつでもあります。
7.サイズ
Ballarini バッラリーニ フェラーラのフライパンのサイズ
商品サイズ (mm) | |
タテ | 360 |
ヨコ | 205 |
高さ | 75 |
深さ | 36 |
底厚 | 4.5 |
重量 | 550g |
2.バッラリーニ20㎝のフライパンを使う前に
フライパンを初めて使用する前に、やわらかいスポンジに台所用洗剤を付けて全体を洗い水で流しふき取り、次にフライパンに水を沸騰させて乾かします。
3.実際に使ってみた
1.目玉焼き
フライパンに2個の卵を割って入れ、少々の水を流しフタをすること1分~2分で火を止めたところ硬めの目玉焼きが出来上がりました。火の通りが早いのでフタをしたら、フライパンのそばから離れないで様子を見るとよいです。
2.冷凍餃子
火の通り方が均一であるかを確かめるために、市販の冷凍餃子を使って試してみることにしました。
この市販の餃子は合計で12個の餃子が入っていて、20㎝のフライパンに全部入るか心配でしたが、ギュウギュウでも入ってひと安心!
袋に書いてある指示どおりの手順を踏んで、最後に冷凍餃子を焼いてひっくり返してみると、火はほぼ均一に通っていいい感じに。焼き色に少しムラがあったものの羽根つきで焼き上がり、パリッとした食感も味わえました。
3.ハンバーグ
市販の2個入りのハンバーグを焼いてみました。
フライパンにサラダ油をひいて、裏表の両方に焦げ目がついたら水を足して蒸し煮に。
ちょうどよい焦げ加減と仲間でしっかり火が通っていながらフワフワのハンバーグが完成!反省点は肉汁が少なめだったこと。
4.タラのムニエル
生のタラを買ってきて軽く塩で〆たあと、小麦粉と少々のカレー粉をまぶしてフライパンで焼いてみみました。タラは身がやわらかいのですぐに火が通って短時間で美味しく焼けました。
5.野菜のチーズ焼き
我が家の定番メニューの野菜と卵にチーズをのせたもの。
なす、じゃがいも、玉ねぎ、プチトマト・ピーマンなどの野菜を焼いて卵を回し入れチーズをのせるだけなので冷蔵庫にある野菜と卵とチーズがあればいつでも作れるメニュー。
じゃがいもは先に茹でておいて、残りの野菜は生のままフライパンへ。火が通ったころを見計らって卵液をフライパンに流しいれ、上からとろけるチーズをのせて完成!
20㎝のフライパンでこれを作ると、我が家は昼と夜の2回に分けて食べることに・・・。
6.下ごしらえに利用
20cmのフライパンは調理だけでなく、下ごしらえにも使えて便利。アスパラは半分に切ったのをかぶるくらいの沸騰した水で茹でることも可能ですし、小さい油揚げ(2枚入り)の油抜きなど、毎日の食事作りで欠かせない下ごしらえにも使えて利用範囲が広いと思います。
7.使用後のフライパン
気になるのがフライパンに残る焦げ付き。
餃子が焼けたあとのフライパンからの離れもよく、ご覧のとおりほぼ焦げ付きはありません。ティッシュで軽くこする程度できれいになります。最後は台所洗剤で洗ってしっかり乾かすことは必須。
目玉焼き、ハンバーグ、野菜のチーズ焼きも焦げつきがなく鍋からの離れがいいのと、少量の洗剤だけで汚れが落とせるのはストレス軽減に役立って嬉しい。
4.使ってみた感想
以上、Ballarini バッラリーニ フェラーラの20cmフライパンを実際に使ってみた感想は
食材が入った状態で持ち上げても重さの負担を感じさせないフライパンでした。餃子は焼けたあとお皿にうつす時、餃子が入った状態でフライパンをひっくり返しますが、負担を感じさせませんでした。
熱伝導率は餃子の底の焼き色がほぼ均一であったこと、餃子、ハンバーグともにしっかり中まで火が通っていたので満足しています。
また、フライパンから食材がスルンと離れてくれるので気持ちがいいですし、焦げ付きにくく、洗いやすいのを実感しました。
ただ、コーティングを長く持続させるために、中火~弱火での使用を守り強火を避けなければなりません。これはBallarini バッラリーニに限ったことではなく、コーティングがされている鍋には概ね強火を避けるよう取扱説明書にかかれているのがほとんどだと思います。
5.メリットと気になるところ
1.メリット
1.軽いので体への負担を感じない
2.熱伝導率がよい
3.食材がスルッとはがれる
4.焦げつきがあってもすぐに取れる
5.少量の洗剤で汚れが落ちる
2.気になるところ
1.強火が使えない
2.簡易包装に工夫が必要
6.まとめ
年を重ねてくると思いもよらないことが出来ないくなったり、億劫になってきます。3度の食事作りに立つキッチンでの作業は長いときは1時間以上の時も。
我が家はキッチンにエアコンが無いため、真夏は地獄の暑さの中で食事作りをしなければなりません。そこへもってきて、鍋が重かったり、こびり付いた焦げをこそげ落とすのは重労働。
若いうちは感じなかった体力の衰えは知らず知らずのうちにやってきて、キッチンに立つ時間さえも短くしたくなってきます。
たとえ体力が落ちても、手作りの食事を食べたいもの。まずは使い勝手のよい鍋を取りそえることも大切だと思っています。
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