60代の主婦が身近なことから始めた3つのSDGsとは

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1.そもそもSDGsって何?

世界では、今さまざまな地球規模の課題として「貧困」「気候変動」「ジェンダーギャップ」などがあります。

このままでは、地球が滅びていくのをじっと待つことになるのを避けるために、各国が手を取り合って一緒に解決してくための取り組みをSDGsといいます。

SDGs(エスディージーズ)は「Sustainable Development Goals」の略称で、国連加盟193ヶ国が17の目標を2030年までに国際目標として17の目標を掲げ

SDGsをすすめるには、国や起業、民間団体の協力が不可欠ですが、私たち個人ができる範囲でSDGsに取り組むことが、結果的に子どもたちの未来が健全な地球になっていることにつながっていくのではと思っています。

SDGsの中で、私個人ができることは12番目の「つくる責任 つかう責任」のうち「つかう責任」です。

特別私が「これからはSDGsをがんばるぞ!」と思ったわけではなく、健康のために歩いて自家用車の利用を控えるようにしたり、食材のムダに罪悪感を抱いたり、キッチンペーパーのゴミを減らしたい。

そんな小さな願いを実践してみたらSDGsの「つかう責任」とつながっていただけなのです。

2.60代主婦老後の生活でできる3つのSDGsとは

1.自家用車の利用を控える

それまでは、近所のスーパー(徒歩10ほど)の距離であっても自家用車を利用してきましたが、最近では徒歩30分圏内はできるだけ歩くようにしています。老後を迎え歩くことは健康のためと四季の移り変わりを肌で感じられるのも歩いているからこそ。

今はまだ、自家用車を手放せる環境にありませんが、近い将来運転免許を返納する日がくるまで自家用車のない生活への足がかりとして、歩く習慣を続けようと思っています。

何より、歩くと健康に良いばかりでなく、ガソリン代の節約にもつながり年金生活者の我が家にとっては大きなメリットなんです。

2.食材を使い切る

以前の私はスーパーの特売があると朝から並んで我先にと買い求めていました。ほうれん草1束98円だと、1人様2束までなら2束を買って得した気分で帰宅。

ほうれん草を茹でて冷凍したり、密封容器に保存したりしていましたが、冷蔵庫の奥で眠ったまま時が過ぎ処分することがしょっちゅうでした。私には食材を管理する能力がないことをやっとわかったのです。

そこで、夫が退職しお弁当づくりも夕飯をエネルギーのあるメニューにする必要もなくなった今では使う分だけを購入することに。

スーパーには1/2束の葉物野菜やバラ売りしている根菜類を選んで1回のメニュー作りで使い切ってしまうようにしています。

結果、生ゴミが減って食べ物を捨てる罪悪感がなくなり、冷蔵庫の見通しがよいので在庫管理がしやすくストレス軽減につながっていると実感しています。

すぐに冷蔵庫がからっぽになるので、スーパーへ行く回数が増えますが、散歩がてら歩いていきますし、私たち夫婦には時間だけはたっぷりあるので苦になることがありません。

気になる値段ですが、特売の1束、1袋入りのよりもカットされた野菜に割高感は正直あります。

ただ夫婦2人では毎食たくさん食べないので、お金とゴミを減らすことを天秤にかければゴミを減らすことのほうがメリットが大きいように思えます。

3.キッチンペーパーの使用を控える

キッチンペーパーを使うのを控えると、深刻な森林伐採を

今までは、キッチンのちょっとした汚れや揚げ物、水切り、下ごしらえにキッチンペーパーを存分に使っていました。たまたま立ち寄った無印のお店で「落ちワタ混ふきん12枚組 499円(税込み)」を目にして購入。

無印の「落ちワタ混ふきん」は、紡績工場で出た落ちワタを活用して織り上げたふきん。本来なら処分してしまう落ちワタを再びふきんとしてよみがえらせたものです。

吸水性が良く薄手なので扱いやすく、まな板の滑り止めや包丁やまな板の水分を拭いたり、蒸し布にと大活躍。ボロボロになって捨てても罪悪感のないお値段も主婦に嬉しい商品。

その都度洗って乾かすのはちょっとした手間ですが、昔キッチンペーパーの存在すらなかった時代に戻ったと思えば気になりません。

そしてこの「落ちワタふきん」を使うようになってからというもの我が家ではキッチンペーパーを購入しなくなりました。

キッチンペーパー代が節約になり、ゴミを減らせたので一石二鳥の生活を送っています。

3.老後の生活はSDGsの環境が揃っている

1.時間に余裕がある

家族が多く、夫婦共働きの家族では時間に余裕がなく効率を重視しますが、老後夫婦2人ならたっぷりあるのが時間。

ちょっとした手間がかかっても、予定がつまっていない限り夫婦の都合で時間を使えます。

例えば、食材を食べきる生活をすると、買い置きがないのでスーパーに出向く回数が増えてきますが、家族が多く共働き世帯から比べると時間的に余裕があるので、毎日散歩がてら行くことさえ可能に。

時間に縛られない暮らしができるからこそSDGsにチャレンジできるのではと思います。

2.家族が少ない

家族が多いと急に夕飯を食べないとの連絡があったり、お弁当を食べないで持ち帰るなどムダが出やすいけれど、夫婦2人ですと3食食べる量がほぼ一定になるので、ムダを省くのは比較的簡単です。

また、ゴミの量が減るとゴミ袋の重さが軽くなり、家のゴミを集めて集積場まで持っていくのもラクになるというメリットも。

3.始めやすい

家族が多いとSDGsへの取り組みをしたくても足並みがそろわないことも。便利な生活に慣れきっていると面倒くささが先にきて家族の反対にあい、結局のところ絵に描いた餅で終わってしまう可能性があります。

でも、夫婦2人の生活なら妻が「今日から○○するから」と夫へ伝えればいいだけ。説得するのも夫ひとりだけなのでハードルは低いでしょう。キッチンから始めるなら、自分ひとりで取り組めますから老後の家族が少ない状態は始めやすいと思います。

4.まとめ

実はもうすでにあなたもSDGsを始めているんです。それはスーパーへ行くときに買い物袋を持っていくこと。これは国が決めたことで、面倒くさいしイヤイヤで始めた人もいるでしょう。

でも、今では買い物に出かける前に買い物袋を持っているかチェックしますよね。慣れてしまえば苦でなくなるのが不思議なくらい。

一方で、ゴミが減ったり、節約につながるなどメリットも実感できる面をSDGsにはありますから、もし興味があるなら何か1つから始めてみませんか?

 

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