朝おべんとうを作りたくない!メニューのマンネリ化を悩んでいませんか?
毎日のお弁当づくりは、忙しい主婦にとって精神的に負担ですよね。
そんな悩みを解決にみちびいてくれるのが「ゆーママの”小分け冷凍おかず”を詰めるだけ!毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当」レシピ本です。
このレシピ本が他の冷凍作り置きとの大きな違いは「おかずを小分けにして冷凍する」ところ。
他に類を見ないほどの191種ものレシピを掲載し、小分けに便利なグッズや美味しく解凍するためのコツなど盛りだくさんの内容なんです。
私が帰省している間、夫にはお弁当を持って行ってもらいたい。でも夫は炊飯器でごはんは炊けるけどおかずは作れません。どうしたらいいのか?悩んでい時に出会ったこの本は、冷凍を苦手とする私に「こんなレシピ本がほしかったんだ!」と思わせてくれました。
今回作ったおかずは、レシピ本に掲載されているメニューではなく、まずは作り慣れたメニューで試してみました。レシピ本ではおべんとう用に半解凍を掲載していますが、食感や味を確認したかったので全解凍しています。
目次
1.おかず4種類を小分けに冷凍し解凍
1.おかずを小分けにして冷凍
作り慣れているおかず4種類を冷凍してみることにしました。
ほうれん草のツナ和え4個、ニンジン入り卵焼き2個です。
ピーマンの肉詰め6個。
豚ひき肉に玉ねぎとしめじのみじん切りを混ぜ込みケチャップ味に。
2.小分け冷凍したおかず4種類を解凍
小分け冷凍したおかずを取り出したところ。右下は別に冷凍しておいた「鮭のワイン蒸し」です。
1.「ほうれん草のツナ和え」の冷凍→解凍
ほうれん草は固めに茹で水分をしっかり切ったので、解凍した後の食感は歯ごたえがあり風味も感じられました。
2.「ニンジン入り卵焼き」の冷凍→解凍
レシピ本には、解凍した卵焼きのボソボソは片栗粉を入れると食感がキープできるとあったので、片栗粉(小さじ1/2)を入れてみました。結果は、しっとり感のある「ニンジン入り卵焼き」になりました。
3.「ピーマンの肉詰め」の冷凍→解凍
解凍後の食感はちょっとパサつきがあったので改良の余地あり!
4.「鮭のワイン蒸し」の冷凍→解凍
「鮭のワイン蒸し」は、生鮭に塩コショウをフリ片栗粉をまぶしてフライパンで焼い後、白ワインで蒸しました。解凍後の食感は身がやわらかくてふっくらした仕上がりに。片栗粉がコーティングの役目をしてくれたのでしょう。
お弁当につめてみました。色合いやすき間があって見栄えは思ったほどではなかったです。
成人男性のお昼ごはんとしては足りない感じですが、夫は「午後から眠くなるからちょうどいい」とのこと。ごはん(白米)にはふりかけを持参。
私が留守にする7日分のお弁当用おかずを小分けして冷凍庫へ。
2.小分け冷凍したおかずをお昼ごはん用に
1.お昼ごはん用に小分け冷凍したおかず4種
お昼ごはんや夕飯に1品欲しい時のために、おかずを4種類小分けして冷凍してみました。
「野菜いため」「ピーマンとさつま揚げのきんぴら」「ひじきの煮物」「ハム巻卵焼き」です。
冷凍庫から出したところ。
2.解凍して盛り付け
解凍後お皿に盛り付け、冷蔵庫にあったミニトマトを添えてお昼ご飯のおかずが出来上がりました。
メインディッシュにお魚やお肉を加えれば夕飯に利用できそうです。
ついでに、冷蔵庫にあったブロッコリー(鶏がらスープ煮)とニンジン(はちみつ和え)も小分け冷凍することにしました。
3.小分け用に使った容器
小分け用の容器は、手持ちのがあればそれを使うとよいでしょう。私はなかったのでレシピ本に載っていたのを参考に購入しました。
1.リッチェル Richell6ブロック 2枚入り( 1ブロック容量50ml )
おかずを直接入れると容器から外れやすいです。お弁当用であれば紙製のカップを利用したほうが解凍したあと、直接お弁当に入れればよいので手間がはぶけます。
2.ピジョン 離乳食 冷凍小分けトレイ 4ブロック(30・50ml 3枚入)
4ブロックは夕飯のおかずの1部を冷凍したい時に利用しています。夕飯に1品欲しい時、お昼ごはん用に。
「リッチェル Richell6ブロック」、「ピジョン 離乳食 冷凍小分けトレイ 4ブロック」ともにプラスチック製で軽く、洗って何度も利用可能です。重ねて収納することができるので場所をとりません。
3.100均の製氷皿
「アスパラの肉巻き」のように棒状のおかずは100均の製氷皿を利用しています。
おかずを直接入れると冷凍したあとはずれにくいので、紙製のカップを必ず敷いて使っています。
冷凍用容器はネットで購入できますが、赤ちゃん本舗や赤ちゃん用品を扱っているスーパーに置いているところもあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
4.小分け冷凍おかずの感想
今までは、野菜などの素材や味付けしたおかずをまとめて冷凍していました。
しかし、実際のところ食べきれなかったり、解凍後の調理が面倒で冷凍焼けさせてしまったことも。
「食材をムダにしない」ために冷凍したのに「かえってムダにしてしまって冷凍は私に向かないのかも」とあきらめていました。
今回の「ゆーママの”小分け冷凍おかず”を詰めるだけ!毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当」レシピ本に出合ったことで、自分に合った冷凍方法にやっと巡り合った!と実感しています。
小分けなので、使いたい時に、使いたい分だけを解凍できるし、食材をムダにしなくなったことが結果として自分にも経済的にも良かったと思っています。
ただ、実際に作ってみた経験からメリットもある一方で、デメリットもありました。
以下は私自身が感じたメリットとデメリットをご紹介します。
5.小分け冷凍おかずのメリット
1.利用範囲がひろい
おかずの小分け冷凍は、お弁当のおかずだけでなく、お昼ごはん用に、一品欲しい時、離れて暮らす家族のためにと利用範囲がひろいです。
食べる量が調整できるので、家族のお腹の空き具合に合わせることもできます。
2.保存期間が長い
冷蔵での作り置きは、腐敗を避けるためにも2~3日長くても1週間以内に食べきらなくてはなりませんが、冷凍の場合、3~4週間と長期保存が可能。
3.洗い物が少ない
おかずを保存している容器と解凍する時に使うお皿だけなので洗い物が少なくてすみます。
冷凍する容器は、できれば軽くて洗いやすいものを選ぶとよいでしょう。
4.お弁当づくりが時短に
忙しい朝のお弁当作りは、限られた時間内で作るのでメニューがマンネリ化しがちです。
冷凍しておいたおかずから選んでレンジでチンするだけ。メニューも考えなくても良いので時短につながります。
5.キッチンに立ちたくない時
夏の暑い時期や疲れてキッチンに立ちたくない時、冷凍庫におかずがあれば栄養のある食事をとれます。
6.子育て中のママやひとり暮らしの親や子どもへ
産後や小さい子育て中のママに、食事が質素になりがちな高齢な親へ。外食、コンビニ、ジャンクフードで栄養がかたよりがちな子どもへ、小分け冷凍したおかずを届けたら喜ばれるでしょう。
6.小分け冷凍おかずのデメリット
1.小分けの手間がかかる
作ったおかずを小分けにするにはひと手間かかります。入れ物を用意して小さいくぼみにおかずを入れるには神経を使うのは確かです。
ただ、このひと手間が心に余裕を与えてくれます。
2.冷蔵庫を占領
まとめて冷凍するので、冷凍庫の中をおかずが占領してしまうことも。
ただ、毎日冷蔵庫を使う主婦はそのつど冷凍庫の在庫管理をできますよね。小分けのおかずが場所占領しているときは生協の冷凍食品を減らすなど管理は自在にできます。
3.出来立てよりも味がおちる
冷凍した食材を解凍した場合、出来立てのものより味が落ちるのは確かです。
小分け冷凍したおかずを食卓に並べる時は、サブ的な役割として利用すれば気になりません。
4.味は濃いめ、食材はかため
冷凍とはいえ、万が一に備えて味は濃いめにします。
また、水分が多い食材は解凍した時に水分と一緒にうま味をのがさないように、かために調理が必要になってきます。
塩分制限のある人、噛む力が弱いお年寄りには、味付けはタレで調節したり、硬い食材はみじん切りするなど工夫次第でデメリットを乗り越えられるでしょう。
5.冷凍に向かない食材がある
お豆腐やじゃがいもは冷凍に向かないと言われています。
でも、最近では冷凍したお豆腐を解凍したあとの美味しいレシピも公開されていますし、じゃがいもはマッシュポテトにひと手間加えれば美味しく食べることができます。
7.小分け冷凍のおかずを作るコツ
1.気力、体力、時間がある時に
冷凍の作り置きおかずをまとめて作るには
「食材を洗う→皮をむく→切る→調理→冷ます→小分け→冷凍」
と工程が多く、の食材や調理器具を使い出来上がりまでキッチンに立ち続けなければなりません。
まとめて作る時は、ヤル気、体力、時間に余裕がある時がおすすめです。
2.ついでに冷凍
時間や体力がない時は、おかずを作ったらその都度冷凍しておくとよいでしょう。
また、食事作りの流れの一つに「小分け冷凍」を仲間入りさせておくと精神的な負担を感じないまま自然な流れでできるようになります。
3.冷蔵庫、電子レンジのクセを確認
おかずの冷凍で気になるのが、解凍したあとの味や解凍にかかる時間です。
手ならしに、作り慣れたおかずを試しに冷凍から解凍までをやってみるとよいでしょう。
冷凍庫や電子レンジの機能はメーカーによってはバラツキがあるので確認しておくと、次回に役立ちます。
4.調味料でバリエーションを付ける
「ゆーママの毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当」では、そのレシピのほとんどが普段使っている調味料を使っています。
他にめんつゆ、ポン酢、オイスターソース、焼き肉のたれ、粒マスタード、で味にバリエーションを与えているのがとても参考になりました。
スーパーで手に入るものがほとんどなので、どれか用意しておくとメニューのマンネリ化で悩まなくてよいかもしれません。
8.まとめ
「ゆーママの”小分け冷凍おかず”を詰めるだけ!毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当」のレシピ本を手にしたことでお弁当だけでなく利用範囲がひろがりました。
このレシピ本は、若いママたち向けにかかれたレシピ本ですが、意外にもシニア2人暮らしでも十分に使える内容なので手に取ってみてはいかがでしょうか。
あと数ヶ月で夫は完全リタイヤし年金生活に入ります。これからストレスになるだろう3度の食事の準備も小分け冷凍で乗り切れそうです。