3月は卒業式シーズン。
我が子がやっと大学を卒業して、4月から晴れて社会人!って
ご家庭もい多いことでしょう。
教育費という重荷を下ろして、社会に出発する我が子をお祝いすることは
親としてこの上もない喜びです。
4年前の今頃、我が家もそうでした。
二女の大学の卒業式に出席した日は、夫とともに「これで子育てが終わったんだね」と
一抹の寂しさを覚えたことを思い出します。
でも、ゆっくりと感慨に浸っている時間はありませんでした。
ここからは、老後へのスタートラインにたったのです。
目次
1.老後の資金はどれくらいになるのか?資金の洗い出しを!
教育費という重荷を下ろして、さぁこれから教育費にかかった分
少しぐらい贅沢したいわぁって思ったりしませんか?
私も、ヤレヤレこれから夫の定年までまだ時間があるし
これから教育費にかかった分のお金を、自分のご褒美に何につかおうかなぁと
そんな時友人が「私の夫が3月で定年になったのよ。住宅ローンの残債を一括返済したら
老後資金がアッというまに減ってしまって。私はず~~とパートで働かないと
やっていけないわ」と。
我が家は、住宅ローンはないけれど
教育費のために、自分たちの老後の資金まで考えていなかったんです。
二人の娘が学生でいた時は、一年間の授業料だけで、ふたり分で250万円!
夫の給料やボーナス、私のパート代、コツコツ貯めた貯蓄から捻出していたので
老後の資金まで手がまわらなかったのです。
それじゃ我が家の預貯金は一体いくらあるのか?
そんなの通帳をみればすぐにわかるでしょ!って思ってました。
でも、借金もないけど、貯金もない!我が家。
通帳にあるお金だけが全てじゃなかったんです。
まず、洗いざらい、探してみました(笑)
通帳ばかりに目がいっていて
郵便局の定額貯金、10年満期の医療保険が満期金付きだったこと
忘れていたへそくり用の通帳(笑)も出てきて、使わないでそのままでした。
教育費の支払いやら、パートや毎日の家事と忙しくしていて
我が家の総貯蓄額がいくらあるのか?まで知らないって笑われますよね。
でも、必死で(笑)かき集めてみて、総貯蓄額がわかると
ここがスタートラインになるんです。
2.退職金はいくらもらえるの?定年退職後は働けるの?
退職金の額は?
退職金の支給を決めた会社は、就業規則にその詳細を記載することになっているのです。
だから、勤務年数や基本給などから算出できるんですよ。
就業規則がどこにあるのか?わかんないし、めんどくさいってことなら
退職金の平均値を見ておくのもいいかもしれませんね。
⇒老後の貯蓄の平均額は2372万円!平均値でみる老後のお金は?
それと65歳まで定年を延長しているのか?
65歳まで継続して雇用する制度を導入しているのか?の確認も必要でしょう。
【男性】昭和36年4月2日以降、【女性】昭和41年4月2日以降生まれの人は
65歳まで年金が受給できないので
65歳まで雇用されるかどうかは、老後の生活費に大きくかかわってきます。
3.年金の受給開始年齢と受給額を知ろう
老後の生活費でもっとも気になるのが、年金がいくらもらえるのか?ということ。
「年金定期便」が自宅に届けられていると思うので、いつから受給できるのか?
いくらもらえるのか?がわかるはずです。
4.住宅ローンや車のローンの完済できているか?
住宅ローンや車のローンの支払いがまだ続いているのなら
定年退職までに完済できるのか?退職金で完済するのか?を決めます。
できれば、老後の生活に入る前にローンの返済を終わらせておきたいですね。
5.貯蓄を続けながら、老後の生活費がどれくらいか?見直しが必要か?
教育費の支払いが終わったなら、教育費にかかけた分のお金を
そのままスライドして貯金できればいいんでけどなかなか、そうもいかないんですよね。
教育費という重い荷物を下ろすと張り詰めていた糸が切れたみたいに
爆買い?(笑)したくなるんです。
いつもより、ちょと高級なランチぐらいは楽しんでみてもいいんじゃないでしょうか?
満足したら、ここからが踏ん張り時だと思って、貯めていきましょう。
我が家の場合、教育費が終わって夫の定年まで4年しか!ありませんでしたが
月々少しでも貯蓄を続けたことは今になって、ホント良かったと思っています。
コツコツと貯める貯蓄の王道をひたすら続けることが大事なのかもしれません。
65歳からの生活費がどれくらいかかるのか?心配ですよね。
「年金定期便」で受給額がわかったら、今から生活費の見直しをしましょう。
生活費を見直すのは簡単じゃないんです(笑)
見直すってことは、生活レベルを落とすこと?そんな、今だって厳しいのに!と
私もかなり抵抗がありました。すぐにはムリでした。
手始めに、生命保険や自動車保険を見直したりと。
少しづつ始めると抵抗感が薄れてきて、支出が減ることが喜びに変わってくるんです。
退職金、貯蓄、年金、ローンと65歳までにどうなっているのかを
その金額を知っておくことは、気持ちのうえでぜんぜん違います。
金額が明確になると「よし!貯蓄にはげむぞ!生活費も見直そう!」と
ヤル気が出てくるんです。
6.まとめ
老後の生活費は、誰しも不安を持っているものです。
今あるお金と今後もらえるお金、出て行くお金を大まかでも知っておくと
対策を取ることができ、不安な気持ちがしだいに薄らいできて
不安でしかたなかったモヤモヤが無くなっていくんです。
ここで大事なのが、配偶者がどう考えているか?です。
長い老後を一緒に生活する配偶者と足並みをそろえること。
妻が懸命に貯蓄に励んでいるのに
夫がヤレ新車がほしいだの、カメラやパソコンだのと言っていたら
なかなか貯められませんよね。
男の人は口でアレコレ説得するよりも
データを見せるほうが手っ取り早いこともあるので
預貯金、ローン残高、年金などの表を見せるのも手かもしれません。
我が家も老後破産にならないために、まだまだ生活費を見直しながら
細々でも貯蓄を続けていこうと思っています。