目次
1.瑠璃子は婚礼家具をカンタンに断捨離できたのでしょうか?
私の断捨離は、引越しで始まった。
断捨離したいモノ、それは婚礼家具です。
結婚が決まった時、両親が和洋整理ダンス、鏡台
食器棚は、白を基調にガラスの扉にも工夫がほどこされた
私は、とても気に入っていました。
どれも、安いものではありません。
両親が私のために、大枚をはたいてくれたものです。
私が勝手に処分していいものだろうか?
両親に相談してからのほうがいいのではないだろうか?
本当に悩みました。
当時の我が家は、婚礼家具や食器棚、130cm幅の食卓テーブルと家具が
多くの場所を占領していて、家族が小さくなって暮らしていたんです。
私は、もう大きな家具に囲まれた生活はイヤ!家具は最低限でいい!
ゆとりのある居住空間で暮らしたい!
そんな思いがフツフツと心の中に沸いてきていました。
婚礼家具×ゆとりのある居住空間
どちらを取るべきなんだろうか?
両親に相談したらきっと「大事に使ってチョウダイ!まだまだ使えるでしょ」と
答えが返ってくるのはわかっていました。
夫の転勤が決まった時、もう処分するには今しかない!一大決心をして
引越し業者に別途婚礼家具一式、鏡台、食器棚の処分をお願いしました。
見積にきた担当者は「まだ使えますよね。ホントにいいんですか?」と。
私の心は揺らぎましたよ。
「そう、まだまだ使える。でもゆとりある居住空間はどうするの?」
でも、この機会を逃したら、またこのままの生活を送るかもしれない。
それはイヤだ。私は「お願いします。処分してください!」と伝えました。
両親の思いをムダにしてしまった。申し訳ない。
しばらくは、そんな思いを持ちながら、引越し作業に追われる毎日を送っていました。
引越し先での婚礼家具等のない生活は、どうだったでしょうか?
大きな家具がない部屋は、見通しが良くなったせいか部屋全体が明るく、掃除もしやすくなり
いいことばかり。処分して良かったと実感しました。
つま先立ちしながら、家具のスキ間をぬうように生活していた。
掃除機も思うように移動させられないから、掃除がイヤになってしまって
いたるところがホコリだらけ。
使う道具が見当たらないと、家中をアチコチ探しまわってイライラしていた。
このストレスから解放されたことは、私のなかでは、大きかったですね。
婚礼家具を断捨離するか、心は揺れに揺れまくっていたいたけれど
決断できたことは、自信にもつながりました。
さらに、この体験から引っ越した後も、食器などせっせと断捨離しています。
2.夫が断捨離できないワケは、もらったモノだから
我が家にはプリンターが3台。
うち、1台は印刷したり、PDFなど日常使っています。
他2台は夫が実の兄からもらったもので、使っていません。
ホコリがかぶったまま。
私は「使わないんだったら、お義兄さんに返すか、リサイクルに出すか
処分したら?」と言うと
夫「せっかく、兄からもらったプリンターをなんで返さないといけないの?
持っていてもいいんじゃない?」とプンプン。
その気持ちはわかります。でも使わないなら、プリンター存在意味はないのです。
いつ使うのでしょうか?今使わないものは、これから先も使わないでしょう。
今使っているプリンターが壊れたら、お義兄さんからもらったプリンターを
使うのでしょうか?だとしても、2台もいらない。
夫は、モノを大切にすることを躾けられて育ちました。
夫の実家は、昔のモノを大切に保存されていています。
戦後のモノのない時代を過ごした夫の両親は、ことのほかモノを大切にして
暮らしてきたのだと思います。
あるときお義父さんが「ワシが死んだら、この家のモノは全部すてられるんだろうなぁ」と
寂しそうにつぶやいたことがありました。
夫の兄弟はすでにマイホームを持っているので、おそらく処分することになるでしょう。
モノを大切に使うことと、使わないモノを取っておくことは違う。
使ってこそ値がある。使わないものは無いと同じ。
私はそう考えています。
夫とはいえ、強制はできません。夫の考えが変わらない限り
いつまでも、いつまでも、我が家のプリンターが3台のままでしょう。
これから、夫とどう折り合いをつけていくか考える必要があります。(笑)
3.人からもらったモノをなぜ処分できないのはなぜでしょうか?
もらったモノを処分できない理由をあげてみると
- せっかくもらったのに申し訳ない。
- 「プレゼントしたのあれ使ってる?」って聞かれたらどう答えていいかわからない。
- モノを大切にしない人と思われるのがイヤ。
理由をつければいろいろと出てきます。
でも、これからの人生に限りがあるのに、使わないモノに囲まれて幸せでしょうか?
プレゼントのやり取りでは、必ずしも自分好みをもらうとは限りません。
相手だってそう思っているかもしれません。
プレゼントしたモノを相手が使ってるか?聞く人もいないでしょうけれど
もし聞かれたら「欲しいって人がいたから、あげたのよ」でいいんじゃないでしょうか?
私は、プレゼントでもらって気に入って使っていても、もう使わないな
趣味に合わないと思ったら、頂いたことに感謝しながら
人にあげたり、リサイクルに出すことにしています。
私たち夫婦が、持っていいるものすべては、私たちが亡くなった後は処分
することになります。
長女は結婚して独立しているし、二女だって今後結婚するか、そのまま独身でいたとしても
彼女たちなりの暮らし方があるでしょう。
私たちのモノを使うようにと、強要することはできません。
遅かれ早かれ、処分される運命のモノたち。
今使っていないなら、処分してスッキリした居住空間で
ストレスなく暮らしていくことこそが、大事だと思っています。
4.残りの人生の暮らし方は夫婦で話し合うことが課題
残りの人生をどう暮らしていくのか?
私は、使わないモノをドンドン処分して、夫婦で必要なもの、好きなモノだけで
暮らしていきたいんです。
老後は賃貸暮らしなので、家賃を安くあげるためにも必要なこと。
でも、私1人で決めることはできません。
夫は、親の教えを守り、モノを処分することに抵抗があるので
時間をかけて話し合っていくことが必要です。
まずは、私が管理しているモノだけでも、断捨離を続けていこうと思っています。