医師1600人のアンケートから。医師が考えるよい病院と見つかりにくい病気とは?

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1.医師10万人が利用するコミュニティサイトを運営する会社メドピア

医師のアンケートをまとめたのは、医師10万人が利用する国内最大級の

医師専用コミュニティサイトを運営しているメドピアという会社です。

 

2014年6月に東証マザーズに上場し,医師である石見 陽社長が医師同士の

コミュニケーションによって作られた知識を集め医師をサポートしています。

 

メドピアでは医師にアンケートに答えてもらった結果をもとに,

2015年6月6日(土)日本テレビの人気番組「世界一受けたい授業」で発表されたので

ご存知の人もいるでしょう。

 

このテレビ番組で放送されなかったアンケートの結果の中で興味深いデータがあったので

このうち私興味を持った2つのことについてご紹介してみることにしました。

また、コメント欄から参考になるものをピックアップしてみました。

 

メドピア株式会社公式ホームページから引用

2.どこを見れば良い病院だとわかる?

風邪をひいたり、お腹が痛くなった時に診てもらうかかりつけの医がいるでしょう。

しかし、精神科や脳外科など普段かかることのない病気になった時

どこの病院がよいのか調べるときに使うのがインターネットではないでしょうか。

 

今の時代、ほとんどの病院や医院はホームページを開設してて診療科目や診療時間や

医師の経歴などを掲載しています。

 

しかし、それだけで判断するには情報不足の場合もあって、何を判断基準にしたらよいのか

迷うことがあります。

 

同業者である医師が、はじめて行く病院を探すとしたら、ホームページのどこを見れば

良い病院だとわかるのか?という質問に対して

どう答えたのかとっても興味ありますよね。

 

1位 症例数(診療実績)

 

【参考になるコメント】

◆ただ数が多いというだけでもダメで一概には言えない部分もありますが、症例数の多さは

経験数なのでいろいろなトラブルを回避するノウハウが蓄積しており、安全に手技が受けられる

可能性が高いと思います。(30代、皮膚科、男性)

 

◆自分自身が、手術でも心臓カテーテルでも内視鏡でも受けるなら、当然症例数、経験年数、

実績のある医師にしてもらいたいから。(50代、一般内科、女性)

 

 

私たちが仕事を覚える時に教えてもらいたい人は、経験者であったり、実績のある人に

きちんと教えてもらいたいものです。

 

医師を選ぶ時も、やはり症例数と実績は経験を積み重ねた結果と考えるならば、

ホームページ内をチェックすべきでしょう。

 

また、症例数をホームページに掲載しているということは、医師自身も自信をもって

診療に当たっていると解釈できるかもしれません。

 

2位 何が得意か明確である

医院の看板に、医師は1人なのに内科、小児科、皮膚科と複数の診療科目を掲げているのを

目にすることがあります。

 

【参考になるコメント】

◆専門分野の中でも得意分野が何であるか、が明示されており、それに対する信念、

実績などが分かりやすく明示されているか。(60代、循環器外科、女性)

 

◆循環器なら虚血性心疾患に強いのか不整脈に強いのか、消化器なら上部消化管・下部消化管・肝胆膵の

いずれかに強いなど、明記してあるところは好感が持てる。(30代、代謝・内分泌科、男性)

 

◆病院のホームページに、内科の中に循環器科、消化器科があってさらに医師の専門分野を

詳しく載せていることころもありますよね。

 

専門分野をしっかり載せているかどうかチェックすることも忘れないことですね。

 

3位 常勤医師が十分にいる

内科の曜日ごとの担当医師の欄を見ると、毎日医師の名前がちがう病院ってありますよね。

 

【参考になるコメント】

◆常勤医の数が多ければ病院経営としても安泰であり医師も満足感を持って

しっかり仕事をしていることが多い。非常勤ばかりで構成されているような病院は

職場に問題があったりすると思う。(30代、腎臓内科・透析、女性)

 

◆病床数と比較して常勤医が十分にいるかどうかは重要です。非常勤で水増ししている

場合もままありますので。常勤にが十分にいると、迅速で的確な対応が期待できると思います。

いくら科の数が多く医師数が多くても非常勤や週1回の外来だけの医師では

対応が不十分でしょう。(50代、一般内科、男性)

 

常勤医が多いということは、設備や待遇などに満足感があることで、患者さんと

しっかり向き合えるということでしょうか。

 

非常勤が多い場合は、注意が必要なのは知らなかったことなので勉強になりました。

 

3.健康診断で見つかりにくい危険な病気は?

年をとってくると、毎年健康診断を受けるようになりますよね。

健康診断を受けているから大丈夫と思っていても、現代の医学でも病気を見つけることが

難しいものもあります。

 

毎日患者さんの診察をしている医師でも見つかりにくい危険な病気は何なのか?

興味深いですね。

 

1位 すい臓がん

すい臓がんは、発見されたときには末期になっていることが多いと聞きます。

 

【参考になるコメント】

◆健診の項目以外で腹部エコーやCTを追加で検査する。(50代、腎臓内科・透析、男性)

 

◆背部中央の違和感が続くようなら、CA19-9を含めて検査する。予防は節酒

バランスの良い食生活。(50代、一般内科、男性)

 

医師のコメントはとっても参考になります。

ガン家系なら特に健康診断の項目に追加することも大事でしょう。

 

2位 精神疾患(うつ病など)

長時間労働などで、精神疾患の患者さんが増えていると聞きます。

しかし、心の病は見た目ではなかなかわかりずらいものです。

 

【参考になるコメント】

◆一般に精神疾患の場合は脳のリズムが乱れてきますので、睡眠・食欲といった脳の基本的な

役割が乱れてきます。2~3週間、毎日睡眠や食欲の不調があって、内科的に問題がない場合は

精神疾患を疑った方が良いと思います。(50代、精神科、男性)

 

◆ストレスチェックを定期的に実施する。睡眠時間を確保する。(30代、精神科、男性)

 

専門医のコメントは参考になりますね。

 

4.まとめ

アンケートの結果もさることながら、医師のコメントは参考になるものばかりでした。

 

ホームページから良い病院を見分けるには、症例数や専門分野や常勤の医師がどれくらいいるかなど

患者側としては、見逃してしまうこともあったのではないでしょうか。

 

また、見つかりにくい危険な病気にすい臓がんが59.3%と半数以上の医師がが答えていることから

すい臓がんの早期発見がいかに難しいかを物語っているのではないでしょうか。

 

医師でしかわからないことが私たち患者が知ることができたので

こういったアンケートが今後も実施されることを望みたいです。

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