1.安い家賃に住むには、物を減らすしかない
老後は賃貸暮らしと決めている我が家。
家賃をすこしでも安いところにしなければ、老後破産になってしまう。
安くするにはどうしたらいいのか?これは今までずぅっと考えてきましたよ。
とはいえ、定年後も65歳まで雇用延長で働き続ける夫に
長時間の通勤をさせるわけにはいかない。
自宅~最寄り駅~会社までの道のりは長くても1時間以内を想定。
すると、どうしても家賃が高くなってしまうんです。
家賃をおさえるには、物を減らし3LDK→2LDKにして
平米数が小さくても暮らしていけるようにするしかないんですよね。
過去5回の引越しで、ずいぶんと減らしてきましたよ。
〈処分した物たち〉
すわらないイス 焼肉を食べない
故障したホームベーカリー 勉強しない
サイズが大きいものって、捨ててから後悔するかもって思ったけど
大きさなんて関係ないし、なんの不便もありません!
ホームベーカリーは故障していたので処分。
2.サイズを小さくすれば捨てやすい。
いくら物を減らすからといったて、必要なものまで減らせません。
冷たい飲み物が好きな我が家にとって、ガラスのコップを使う頻度が高いんです。
先日、ガラスのコップを洗っている時に、手が滑ってガッチャ~ンって割ってしまって
「あぁ。もったいない!どうして私はこうなの!!何個割ればすむのよ!」と
落ち込んでしまいました。
「また、ガラスのコップを買わなくちゃ」とさっそく100均で購入。
写真の左側は今使っているガラスコップです。
右側が新しく買ったコップ。サイズを小さくしました。
小さくすると、何回も飲み物を注がなくちゃいけなくて面倒くさいんじゃない?
でも、試しに買ってみました。はたしてどうだったでしょう。
- 小さいから洗いやすく、拭きやすい。
- 飲み物を注ぐのが面倒くさいから飲まない。
- 収納スペースをとらない。
とよいことずくめ。
老後体力がなくなると、手が滑って物を壊したりするでしょう。
それが高価なものだったりしたら、精神的ダメージは大きくなりませんか?
我が家には、そんな高価なものはないけれど、どんなものでも失うことは
つらいですよね。
なら、つらさを最小限度にするには、価格の安いものだとダメージを減らせる。
これからは、必要なものであっても安くて小さいものにしよう。
もし、いらなくなっても捨てやすくダメージが少ないからいいかも。
と思えるようになりました。
3.捨てたものは忘れてしまう
「人間は忘れる生き物」と言われています。
「エビングハウスの忘却曲線」
資料をお借りしました。
表を見ると人は1日で75%も忘れているんですよ。
ガラスのコップを割ったことも忘れていくんです。
パンプス ピータラビットのポット
写真左の靴は、お気に入りの靴でした。
当時、立て続けにフォーマルな場所に行くことがあって、どうしても欲しかった靴なんです。
仕事帰りには伊勢丹の靴売り場に行って、何度となく履いてやっと購入したんですが
その後、ねんざを繰り返してから履くこともなく押し入れに入れたまま。
写真右のピーターラビットのポットは30年も前のもの
食器棚の飾りにはなっていて、1度も使っていませんでした。
「この2つはこれか先使うことがないだろう」と1ヶ月前に処分。
これら私にとっては高価なものでも「捨てなきゃよかった」なんて思っていなくて
日々の生活では、なんら困ることなく忘れているんですよ。
エビングハウスの忘却曲線のように。
忘れた私が悪いんじゃなくて、人間ってそういう生き物なら
ドンドン捨ててドンドン忘れる。それでいいんじゃないか。
老後は、身軽になって間取りの小さい、より家賃の安いところで暮らすことで
老後不安が1つ減る。