知らないと損をする!退職金を減らさないために50代が今すべきこととは?

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1.退職金はあっという間になくなってしまう

50代も後半になると、気になるのが退職金の額ですよね。

夫はいくらもらえるのか?夫婦の会話はいつも退職金の額の話じゃないでしょうか?

 

我が家も夫の定年退職の前にだいたいの額を知っていたため、何につかおうか?と

使うことばかり話し合っていました。

 

人生で初めて手にする大金の使い道は、夫婦それぞれ違うものです。

妻は、世界一周クルーズを夫は高級外車をと夢は膨らむばかり。

夢を見るだけならいくらでもいいけれど、実際に使ってしまっていいのでしょうか?

 

これから迎える老後の生活は、年金収入と不足分を貯蓄でまかなっていくことになります。

そんなことは十分に分かっていても実際に退職金を手にすると、心が揺らいでしまって

思わぬ落とし穴にはまってしまう危険があるのです。

 

2.詐欺あわないためにこれだけは知っておこう

振り込め詐欺は、近年ますます手が込んできているようです。

振り込め詐欺は老人を相手しているのだから若い50代には関係ないと

思っていませんか?

 

横浜市市民局から

http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/bouhan/bohanjyoho/sagi/

3 日本年金機構における個人情報流出を口実とした詐欺

 日本年金機構からの個人情報流出を口実とした不審な電話が発生しています。
 日本年金機構・横浜市・区役所などから、この件に関して

 ・電話で連絡をすることはありません!
 ・お金やキャッシュカードを要求することはありません!
 ・ATMの操作によるお手続きを依頼することはありません!

 

「日本年金機構からなんですが・・・」と電話口で言われると

「私の年金に何かあったんじゃないの?」と不安に思うかもしれませんよね。

 

でも、冷静になれば公的機関からお金をもらうには、自分から申請しなければ

もらえません。

まして、いきなり電話で年金の不足分を請求するなんてありえないのです。

 

2年ほど前、実家に裁判所から封書が届きました。母が封を開けてみると

「期日までに以下の金額を振り込まないと裁判所があ~だこ~だ」と書いてあったそうです。

 

その時母は「もう本当にびっくりして、心臓がどきどきしたわ。

お金を振り込まないとと一瞬思ってしまった」と。

 

私は常々両親には「もし私がお金に困ったとしても、必ず直接会いに来てお願いするから。

間違っても電話では言わないからね」と伝えてきました。

 

それと、「もし、不審に思った電話や手紙がきたらすぐに消費生活センターに相談すること」と。

退職金という大金が入れば、詐欺まがいの電話や訪問があるのものです。

我が家も詐欺まがいの電話が数回ありました。

 

退職金を増やしたい気持ちでいっぱいのこころのスキを狙ってくる悪い

やからがいるのです。

 

ウマい話なんて簡単にやってくるはずがないんです。

ある都市銀行では退職金の運用で「1億以上の運用は別途ご相談を承ります」と

いうような記載を目にしたことがあります。

 

一部の富裕層には、それなりのおいしい話はあっても、それ以外はないと思って

間違いないでしょう。

 

不審な電話や書類が届いたら

最寄りの「消費生活センター」に相談することをおススメします。

 

3.銀行員の言いなりにならない

退職金を手にすると誰でも思うのが「もっと殖やしたい」ですよね。

その気持ちよくわかります(笑)せっかくの大金を遊ばせるくらいなら

増やしたいのが人情。

 

私たち夫婦は、まだ退職金が手に入ってもいないうちからどこの銀行に預けたらいいかを

考えていましたから。

 

銀行、証券会社から退職金運用のために資料を取り寄せて、どこの金融機関がいいのか検討し

3か所の金融機関に出向いて話を聞いてきました。

 

どこの金融機関も、目当ての商品についてとても丁寧に説明をしてくれました。

それはありがたかったのですが、話がすすんでいくうちに

「お客様の場合こちらの商品もおススメです。退職金を運用される方の多くの方に

ご利用いただいています」と別の商品を強くすすめてくるのです。

たぶん銀行側にメリットのある商品だからなのでしょう。

 

私たちは、思わずその商品に食いつきたくなったのですが、話を聞くだけと

心に決めてきたので帰ってきました。

 

退職金の定期預金は外貨預金と抱き合わせが多く、3ヶ月~1年で5%もの金利がつく

商品もあります。しかし、金利の高い商品はリスクが付きもの。

 

リスクを取っても運用したいのか?元本保証で考えているのか?夫婦でちゃんと

話し合っておかないと思ってもいな商品の契約をしてしまうことも考えられます。

 

金融商品の運用経験が豊富であるなら、銀行員はとっても心強い味方と

なってくれるでしょう。

 

しかし、リスクも考えずにすすめられるままに退職金を投入してしまって

後から損をしてしまったなどよく聞きます。

 

退職金ではじめてお金の運用をしようとするなら、まずは、商品について知識を得てから

出向いても遅くはないと思います。

失ったお金は戻ってきませんからね。

 

4.地方移住したいなら、まずはお試しから始める

私たち家族は北海道出身です。

「定年になったら北海道へ帰るの?夏は涼しくて食べるモノも美味しいからいいよねぇ~

冬はスキーも楽しめるでしょ」と言われ続けてきました。

 

ふるさと北海道は、生まれ育った場所だけに老後を過ごしたい気持ちはありました。

しかし、北海道で老後を過ごすにはお金や空き家などの問題で断念することにしました。

理由はそれだけではありません。

 

冬は除雪と雪道との闘いを余儀なくされるのです。

 

1.灯油代がかかる

冬の暖房は灯油に頼っているため

ひとシーズンの灯油代がかなりの金額になります。北海道の会社に勤めていれば「寒冷地手当」

といった灯油手当が10月から11月に支給されるところがほとんどです。

 

しかし、年金生活に入ると手当などなく生活が厳しくなるのです。

 

2.除雪が重労働となる

地域にもよりますが、月~2月にかけての積雪はかなりなもの。

毎日毎日玄関と車庫の前は除雪をしなければ生活できません。

 

北海道の友人は、老後も除雪するのがイヤなので、一戸建てのマイホームを売って

駅前のマンションを買ったそうです。

 

3.雪道に慣れないと交通事故を起こす

自家用車は必需品ですが、冬道に慣れていないとスリップ事故など交通事故の

対策必要ですし、雪道の運転に慣れるには若い人以上に時間がかかるのは

間違いないでしょう。

 

 

都会の満員電車に揺られ続けた会社員生活とお別れして、老後は雄大な北海道で

のんびり暮らすのが夢が膨らむのもわかります。

 

でも、マイホーム売って移住したはいいけれど、そこの環境になじめなかったら

移住にかかった費用がムダになってしまいます。

 

北海道への移住に限って言えば、マイホームはそのまま残しておいて

積雪の少ない地域でのお試し移住をしてみることをおススメします。

 

5.独立した子どもへの出すお金は決めておく

子どもの結婚が決まることはとっても嬉しいことです。長女の結婚が決まった時

やれやれやっと一人前になってくれたのね。これで、ひとまず安心したわ!と思ったのもです。

 

しかし、喜びと同時にやってくる気になること。それはお金です。

 

結婚が決まれば、結婚祝いに始まり、子どもが生まれれば出産祝い、マイホームを

買えば新築祝いと、子どもまつわるお祝い金がバカになりません。

それ以外にも、初節句、お誕生日、七五三に入学祝いと続くのです。

 

お祝い金なんて自分たちの出せる金額でいいのです。

ですが、ここで気になってくるのが相場とお相手のご両親がいくら出すのかの2つ。

 

お祝い金の相場は、ネットや本を読めばだいたいの金額はわかります。

でも、お相手のご両親がいくら出すのか?です。

 

特に、新築祝いは高額になりがち。

新築祝いは、これから続くローンの返済を少しでも軽くしてあげたいからと

100万、200万いや1000万円あげる人もいるでしょう。

 

国では両親や祖父母から住宅取得のための贈与を非課税にしています。

 

国税庁から

https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4508.htm

直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税

平成27年1月1日から平成33年12月31日までの間に、父母や祖父母など直系尊属からの贈与により

自己の居住の用に供する住宅用の家屋の新築、取得又は増改築等(以下「新築等」といいます。)

の対価に充てるための金銭(以下「住宅取得等資金」といいます。)を取得した場合において、

一定の要件を満たすときは、次の非課税限度額までの金額について、

贈与税が非課税となります(以下、「非課税の特例」といいます。)。

 

非課税限度額

イ 下記ロ以外の場合

住宅用家屋の取得等に係る契約の締結日 省エネ等住宅 左記以外の住宅
~平成27年12月31日1,500万円1,000万円
平成28年1月1日~平成32年3月31日 1,200万円 700万円
平成32年4月1日~平成33年3月31日 1,000万円 500万円
平成33年4月1日~平成33年12月31日 800万円 300万円

ロ 住宅用の家屋の新築等に係る対価等の額に含まれる消費税等の税率が10%である場合

住宅用家屋の取得等に係る契約の締結日 省エネ等住宅 左記以外の住宅
平成31年4月1日~平成32年3月31日 3,000万円 2,500万円
平成32年4月1日~平成33年3月31日 1,500万円 1,000万円
平成33年4月1日~平成33年12月31日 1,200万円 700万円

 

住宅ローンを抱える子どもたちのためにも非課税になるならと新築祝いを奮発するのは

親心から当然あるでしょうね。

 

でも、私たちにも長~~い老後が待っています。大事な虎の子の退職金から

贈与しても今後の生活に困らないか?よく考えてから決めましょう。

 

お相手側からの新築祝いがいくらであっても、自分たちの老後が路頭に迷わないことを

第一に考えなければなりません。

 

私たちは、長女の結婚が決まった時に

「私たちの老後のことも考えて、これから先お祝いにかかるお金は出せるだけだよ。

お相手との金額に格差があっても理解してほしい」と伝えました。

 

ですから、結婚祝いも出産祝いもお相手からの金額は聞いていません。

娘夫婦に子どもが生まれたことから、マイホー取得に向けて動いているようですが

私たちの新築祝いは老後を考えて出せる金額だけです。

 

最近よく耳にするのが「長生きリスク」という言葉。

長生きするほど老後の資金が減っていくことから長生きはリスクであると。

 

昔は長寿はおめでたいこととお祝いしたもの。

今はリスクだなんて悲しいけれど、老後の資金である退職金を減らさないためにも

子どもへのお金は、早くから決めておくことをおススメします。

 

6.まとめ

退職金という人生でもっとも高額のお金を手にすると

冷静でいられないのが人間です。

 

また「捕らぬ狸の皮算用」じゃないけれど、もらう前は使うことや増やすことばかり

考えがちです。

 

我が家は、退職金の使い方で話し合ってきたつもりでいたけれど

イザ入金されると心変わりした経験があります。

 

それくらい退職金は魔物でもあるんですよ。使えばあっという間に0円になりかねない。

退職金は老後の大切な資金ですから、50代のうちに退職金をどうするのか?を夫婦で

十分に話し合うことが大切です。

 

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