その思い込みは老後破産を招く「老後のお金備えの正解」有山典子著

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有山典子著 思い込みは老後破産を招く「老後のお金備えの正解」

 

50代のあなたは、老後は年金だけで暮らせるでしょか?

60歳から年金がもらえると思っていませんか?

 

私は老後のお金について考え始めたのは50代に入ってからでした。

老後のお金について考え始めた時参考としたのは、本でもセミナーでもなく

私の両親だったのです。

 

やっぱり実際に老後の生活をしている両親の言葉が説得力があって

老後のお金を考えるには手っ取り早いと思ったからです。

 

しかし、それは失敗でした。

なぜなら、親世代と私たち50代が迎える老後がまったくと言っていいくらい

老後のお金の状況が違うことがわかったからです。

 

このまま両親を手本として鵜のみにしていたら

我が家はそれこそ老後破産していたかもしれません。

 

今回ご紹介する有山典子著

その「思い込み」が老後破産を招く「老後のお金備えの正解」は

老後のお金に関する間違った「思い込み」について

わかりやすく解説してくれています。

 

著者の有山典子氏は、マネー雑誌の編集長というマスコミの最前線で

活躍された方です。

 

ことお金については、読者目線での雑誌作りの経験から老後のお金について

間違った「思い込み」を有山典子氏が正解を解いています。

 

老後のお金について「難しくってなんだかよくわからないわ」と

ハードルが高いと思っている人にはとっかかりやすいと思います。

 

この本は、頭に刷り込まれていそうな老後のお金の「思い込み」について

第1章から第5章まで5つのテーマに分けてわかりやすく書かれています。

 

5つのテーマからよくある「思い込み」について

ご紹介します。

 

1.第1章もらえるお金編 

 

【思い込み】会社員は60歳から年金をもらえる

【正解】年金をもらえるのは原則65歳からです。

 

国民年金は、65歳からの支給となりますが、厚生年金では生年月日に

よっては60歳から一部支給される人がいるんです。

 

老後のロールモデルとなる親の世代は60歳から年金をもらえていました。

私も老後のお金についてちんぷんかんぷんだった頃、60歳から

もらえるものと思い込んでいました。

 

もしあなたが「年金は60歳からもらえる」と思い込んでいるのなら

一読の価値ありですよ。

 

2.第2章暮らすためのお金編

【思い込み】定年退職すれば必ず退職金をもらえる

【正解】4社に1社は退職金がありません

 

私の両親に老後のお金について話を聞いた時「年金と退職金があれば大丈夫よ!

不意の出費は貯蓄から出せばなんとかなるものよ」と

言われ私もそんなものかと思っていました。

 

しかし、著書では

総務省の調査によれば、退職金制度のある会社は全体の75.5%

(『就労条件総合調査』2013年)

全体の4分の1の会社には退職金制度がないのです。

 

退職金があるとの思い込んだままでいると、老後の生活設計が大きく狂うことに

なるのです。

 

就業規則で退職金制度があるのか、あるとすればいくらもらえるのか

調べておくことをすすめています。

 

3.第3章貯めるお金編

【思い込み】年金と退職金があれば老後は大丈夫

【正解】大丈夫かどうか計算しないとわかりません

 

年金も退職金も100人いたら、100人もらえる金額が違います。

老後の生活費も、1ヶ月20万あれば大丈夫!という家庭もあれば

40万ないと生活できない家庭もあるでしょう。

 

年金と退職金だけで暮らせるのか?実際に電卓をパチパチはじいて

計算しないことには始まらないのです。

 

第3章では、老後の資金をザックリ計算する方法(計算式)も載っているので

計算してみるといいでしょう。

 

4.第4章増やすお金編

【思い込み】銀行は有利な運用方法を教えてくれる

【正解】銀行は手数料の高い商品を勧めます

 

当たり前と言えばそうなんです。

でも、退職金の運用に銀行へ相談に行くと対応が違うんですよね。

特別扱いされるので「私って特別なお客さまになってる?」と勘違いしてしまうんです。

銀行員の勧めるままに選んで、後から後悔しないためにも

相談するまえに、この章を読んでおくとよいでしょう。

 

5.第5章引き継ぐお金編

【思い込み】相続対策になるから初孫に贈与する

【正解】贈与より老後資金の確保が大事です

「教育資金贈与」制度は、直系の子や孫に教育資金を贈与する場合

1500万円まで非課税になる

 

50代になると初孫の誕生を喜んでいる人も多いのではないでしょうか。

親というのは子や孫の可愛さからつい財布のヒモが緩みがちになりますよね。

 

わが子が教育費に苦しんでいるのなら、少しでも助けてあげたいのが親心。

教育資金としてまとまったお金を上げても税金がとられないなって!

それなら助けたいと思いますよね。

 

ただ、私たちの寿命はわかりません。生きている限りお金が必要です。

贈与より自分たちの老後資金を優先させることのが大事でしょう。

 

著書では、「教育資金贈与」制度よりも

必要な額をその都度あげる方がメリット大

とのこと。

 

6.まとめ

 

テレビや雑誌で老後は1億円ないと老後破産になる!とか

年金が減らされるから、定年後は働かない方がお得!なんて記事を読むと

とっても不安になったり、はたまた信じてしまったり。

 

一方で本当にそうだろうか?と疑問に思っても、どう解決したらいいのか

わからない人も多いのではないでしょうか?

 

そんなあなたにおすすめしたい本です。

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