あなたの知らない老後がやってくる!人口減少の真実「未来の年表」

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1.人口減少で経験したことのない老後がやってくる

あなたは、人口が減少することで何が問題なのか?知っていますか?

私は、人口が減少すれば社会保険や税金を納める人が減るんだから

年金の受給額が減って税金がアップして生活が苦しくなるくらいにしか

想像していませんでした。

 

ところが、それでけじゃ済まされない未来が待っていることを

河合雅司著「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」を読んで

知ることができました。

 

この本は、第1部と第2部に分かれていて、第1部では、人口減少が及ぼす項目を

年表形式になっていて、そのなかから、3つをピックアップしてご紹介します。

 

2.2027年輸血用血液が不足する

2027年に輸血用血液が不足するとは、この先たった10年で?と信じられないと

思いませんか?

 

でも、そこには献血をする人が減少していることが影響しているのです。

 

実は、輸血の需要が増して必要量がピークを迎えると予想だれるのが

2027年なのだ。

輸血用血液製剤の約85%が、50歳以上の患者に使用されている。

一方で、献血をしている人の約76%が、50歳未満(日本赤十字社)だ。

若い人の献血する人が減っているのなら、50歳以上の人がもっと献血すれば

解決するんじゃないの?と思いますよね。

 

日本赤十字社のホームページの「献血をご遠慮いただく場合」を見てみると

50代以降が該当するものに「服薬」があります。

内服していても特に支障のない薬は、ビタミン剤およびごく一般的な

胃腸薬などの類。それ以外は病気の種類や薬の種類によって献血を

ご遠慮いただくことがあります。

 

50代以上になると病院から処方されている薬を飲んでいる人は多いでしょう。

さらに、悪性腫瘍に至っては、術後の経過が良好であってご遠慮いただいている

とのこと。

 

若い人達の献血の協力が無ければ、手術さえもうけられないことが

10年後のやってくるのです。

 

著書では少子化が進めば、看護師も薬剤師も確保できなくなり

救急車を運転したり、担架を運ぶ救急隊員が足りなければ病院にすらたどり着けなくなると。

 

少子化による人口減少が、私たちが当たり前に受けられていた医療さえも受けられない

かもしれないのです。

 

3.2030年百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

13年後には、百貨店も銀行もさらに老人ホームも地方から消えるとは

信じがたいことだけれど、内閣府の報告書では生産力不足を予想しているのです。

内閣府 が まとめ た 報告 書「 地域 の 経済 2016」 に よれ ば、

2030 年度 には 全国 の 80% にあたる 38 道府県 で、 域内 の 供給 力 では

需要 を 賄い 切れ なく なる 生産 力不足 に 陥る と 予想 さ れる。

 

私たちの暮らしに必要なスーパーや百貨店、銀行は人口減少で顧客数が減れば

出店を見合わせたり、すでに営業している店舗を閉鎖せざる負えないでしょう。

 

夫の実家があった旭川市の人口は、1985年を最後に人口は減少し続けています。

旭川市では、代表的な百貨店が相次閉店に追い込まれています。

 

2009年に丸井今井旭川店閉店

2016年に西武百貨店旭川店閉店

 

この百貨店は、子どもたちが小学生のころ実家へ遊びに行くたびに

夫の両親が連れて行ってくれて、おもちゃや洋服を買ってくれたり、食事をした

思い出の場所でした。

 

それゆえに、閉店との知らせを聞いた時はとても寂しい気持ちになりましたね。

 

旭川ばかりではなく、あなたのまわりにも百貨店が閉店したり、銀行の統合など

あるのではないでしょうか。

 

これは、経営者が未来予測を誤ったり、過度な融資で首を絞めたりと

人口減少以外の原因もあるでしょう。

 

しかし、人口が減少する今、昔ながらの経営では、存続は難しい時代が来ていることは

確かなのです。

 

すでに地方ではそれが始まりつつあるのです。

 

4.2033年全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

2033年には3戸に1戸が空き家になる。

これは、野村総合研究所の調査で、今後空き家の除去や有効活用がされなければ

16年後の2033年には3戸に1戸が空き家になると言われています。

 

最大の要因は供給過剰である。

人口の減少が避けられないことも、空き家対策が必要なことも

わかっていながら人気政策を優先線がために目をつぶり、空き家対策どころか

空き家数の増大に拍車をかけるような政策を講じてきたのである。

 

あなたのまわりや実家近くに空き家になっている一戸建てやマンションはありませんか?

私の実家のまわりにも売りに出されている空き家はあります。

 

しかし、固定資産税対策のため築40年の古家がそのままになっていて7年経っても

売れていません。

 

私の実家は築40年の一戸建てですが、親が亡くなった後処分する予定ですが

果たしてその時に売れるかどうか、下手をすると売れないままで持ち続けるという

最悪の事態も想定しなけれまならないでしょう。

 

国が空き家対策に積極的に乗り出さない限り、不動産が資産になるという考え方を

見直さなければならない時がきているのかもしれません。

 

5.まとめ

百貨店の閉店や空き家については、身近に起こっていることを実感している人は

多いのではないでしょうか。

 

また、これから老後を迎える私たちにとって、輸血用血液が不足することは死に

つながることになります。

 

私は、この本を読んだことで、人口の減少や少子化問題は、簡単に解決することではないこと

もっと危機感を持つことを学びました。

 

第2部の「日本を救う10の処方箋ー次世代のために、いま取り組むこと」では

著者が解決策を提案しています。

 

人口の減少に興味のある方には一読をおすすめします。

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