50代 親と同居しないことを悩まなくていい!多様な親子関係でOK

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1.50代の私が80代の両親と同居していないワケ

あなたの親は、子どもと同居あるいは近隣に住んでいますか?

親世代は、兄弟が多かったけれど、50代の私たちの兄弟は2人もしくは3人が

多いのではないでしょうか?

 

子どもの数が少ないと、親と同居したくてもできないことが出てきます。

50代の私は、80代の両親とは同居していません。

 

理由は2つ。

ひとりっ子の私が結婚する時、両親は婿を取らずに私を嫁に出しました。

婿を取るほどの資産がないこと、私が婿と自分たちとの間にトラブルが

発生した時に私を悩ませたくないこと、できるだけ私から自立した老後を

送ることを両親が考えていたからです。

 

もう一つの理由として、夫の転勤で地元を離れそのまま定年を迎え今に

至っていることです。

 

夫の定年後は、現職時代の会社で継続雇用が決まって働けること

実家の空き家問題を考えて同居をしていないのです。

 

2.子どもが親と同居する時代はとっくに終わっている

夫が定年し、子どもたちも独立しているのに、親と同居もしくは近隣に

住まない私に叔父や叔母、近所の高齢者から容赦ない言葉を浴びせられてきました。

 

「いつ帰ってくるの?両親が寂しがっているでしょ」

「いつまで親をほったらかしにしているの?」

「ひとりっ子なんだから親のそばにいないでどうするの?親孝行しないと」と。

 

 

これらの言葉を聞くたび私は「私って親不孝なの?」

「私の両親はかわいそうなのか?」と悲しい気持ちになることが

たびたびありました。

 

私のように高齢の親と別居しているのはどれくらいの割合でいるのでしょうか?

厚生労働省大臣官房統計情報部のデータから65歳以上のの同居についてみてみます。

 

【65歳以上の家族構成の推移】

65歳以上の「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」は毎年増加していて

両方を合わせると56.2%にもなります。半数以上も子どもと同居していない

ことになります。

 

【65歳以上の世帯数の構成の移り変わり】

42年前の1975年では、三世帯で暮らしていた世帯数の割合が54.4%だったのに対して

平成25年では、単独世帯(男・女)と夫婦のみの世帯を合わせると、

56.7%にもなっています。40年あまりで逆転してしまいました。

 

【65歳以上の者と子の同居状況別の割合】

年齢が若いほど「別居の子のみあり」が多い割合になっていますが一方で

80歳以上では、33.1%もの高齢者が子どもはいるけれど別居状態であることが

わかります。

 

【65歳以上の者のこの居住場所】

親の年齢が上がるにつれて、「同一家屋」「同一敷地」「近隣地域」

「同一市区町村」の割合が上がっていますが、

親が80歳以上でも、子どもが近くに住んでいない「その他の地域」が37.3%にも

なっています。

 

別居の子どもやその子どもがその他の地域で暮らしているのは、施設に入居している

高齢者も数に入っているからかもしれませんがそれでも割合は大きいと

言えるでしょう。

 

3.多様な親子関係でいい

「○○の家は本家だから跡取り(男児)が生まれてよかった」

「あそこの家は墓守のために長女は婿をむかえたらしい」

と私たちの親世代の会話でよく耳にすることありませんか?

 

これは親世代が「家制度」が法律では廃止されているものの、現在の戸籍制度が

「家制度」を引きづっていること、親世代のそのまた親から「家制度」を叩きこまれた

環境にあったらじゃないかと思うんですよ。

 

家制度いえせいど)とは、1898年(明治31年)に制定された民法において

規定された日本の家族制度であり、親族関係を有する者のうち更に狭い範囲の者を

戸主(こしゅ)と家族として一つのに属させ、戸主にの統率権限を

与えていた制度である。 江戸時代に発達した、武士階級の家父長制的な

家族制度を基にしている。

 

現民法では法律上の家制度は廃止されている。

現在の戸籍制度も家制度の名残であり、改革が必要、といった議論もある。

 

しかし、高齢者の単身世帯や夫婦のみの世帯が増えている以上

今は高齢の親との同居が当たり前の時代じゃないんです。

 

高齢の親と同居も、近隣に住むも、遠くに住むのもどちらでもいい。

親と子どもが納得の上で、同居するのか?同居しないのか?を決めればいいこと。

 

多様な親子関係でいいのだと思っていいいでしょう。

100組の親子があったら、100通りの親子関係があっていいのです。

 

ただ、トラブルを避けるためにも、親としっかり話し合っておくことが大切です。

私は、両親の介護やひとり暮らしになった時のことも

両親と話し合っています。

 

4.まとめ

親との同居について、叔父や叔母からのバッシングに心を痛めていた私ですが

その叔父や叔母たちは、子どもと同居しているか近隣に住んでいるんですよ。

もう、同居が当たり前の時代じゃないことを知らないんですよね。

 

親と同居しない、同居できない子どもは親不孝でも

その親がかわいそうでもありません。

親子が納得の上なら、外野の言葉は聞き流すくらいでいいでしょう。

 

50代の私たちだってそうです。

老後は子どもと同居して、子どもの世話になりたいとおもっている

50代は少ないはず。

 

いかに、子どもに迷惑をかけないで老後を生きていくか。

ひとり暮らしになっても、健康で自立した生活を送ること。

それが、親子関係をうまくやっていくかのキモになると思っています。

 

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