老後 終の棲家はどこにする?50代から考えておく

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1.実家の母に終の棲家にサ高住をすすめてみたが

自分の老後や親の終の棲家にサ高住を考えていませんか?

サ高住とは、サービス付き高齢者住宅のことで、「介護が必要ではないけれど、

元気な高齢者が生活する施設」です。

 

で、このサービス付きのサービスは、安否確認と生活相談のサービスの2つになります。

老人ホームは、要介護度の高い人が受け入れられるのに対して、入居する高齢者が

元気なため自由度が高く質の高い生活が送れるのが特徴です。

 

実家から歩いて5分余りのところにこの「サービス付き高齢者住宅」があります。

ここに、夫を亡くしてひとりで入居している母の友人が入居しているのを母から

聞いていました。

 

そこで、私は母に「お父さんが亡くなったら、サ高住に住み替えるのってどう?

お友達もいるんだから安心でしょ」と世間話のついでに聞いてみました。

 

すると母からは「イヤだわ!元気なうちはできるだけこの家で暮らしたいの」と。

母がサ高住をイヤがるには理由があったのです。

 

2.サ高住でもあった人間関係のわずらわしさ

人間生きていれば多かれ少なかれ人付き合いはあります。

親戚やご近所づきあいはもとより、友人知人と困った時に助けられたり

助けたり、時に人生に潤いを与えてくれたり。

 

一方では、そのお付き合いにわずらわしさを感じることも否めません。

でも、人生の辛酸をなめてきた高齢者なら、人付き合いも程より距離感で

暮らしていけるのではないかと思っていました。

 

母が言うには、高齢者であっても女性同士の人間関係が大変なのだと。

お互いの部屋を訪問しあってお茶会を開いたり、ランチや旅行にいたるまで

一緒に行動するグループに入ってしまうとなかなか抜けれられない。

 

サ高住に住む人の懐具合はひとそれぞれで、経済的に負担に思っても、サ高住で

ひとりぼっちになるのは、寂しいのでムリをしてもお付き合いしているという。

 

母はどちらかというと、ひとりの時間を過ごすのが好きで、積極的に友人を求めて外に

出るタイプではありません。

 

なので、この友人の話を聞いて、サ高住に対して負のイメージができてしまった

のでしょう。母は「望みはただ一つ。この家でピピンコロリよ」と。

 

この話は、あくまでも母の友人個人のこと。サ高住で充実した老後の生活を送っている人が

ほとんどでしょう。

 

3.終の棲家をどこにするのか?親の気持ちに耳を傾ける

子どもとしては、高齢の親が比較的元気であってもひとりで暮らしていると、

家の中で倒れていないか?外出中に事故にあっていないか?と心配は尽きないものです。

 

サ高住なら安心なのではと思っていた私ですが、一方的に私の希望を押し付けても、

母を悲しませ辛い思いをさせるかもしれない。

 

母の性格や今の暮らし方を考えれば、ムリにすすめることはできないと

改めて考えさせられました。

 

自分に置き換えてみると、夫が亡くなって私がひとり暮らしになった時、

果たしてサ高住で暮らしたいだろうか?

サ高住向きの性格だろうか?自分自身の老後の問題でもあったのです。

 

人生100年時代と言われ、女性の平均寿命が伸び続けている今、

終の棲家は自分で決める。

そして、こどもに理解を求めておくことが大切だと思います。

 

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