マウスに糖質制限食を与えたら老化が30%速まった?

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1.糖質制限食をマウスに与えたら老化が速まった

東北大学大学院農学研究科のグループは、炭水化物の量を制限する「糖質制限食」をマウスに与えた場合とそうでない場合

「糖質制限食」を与えたマウスは短命だったり、老化の速度が速いことを日本農芸化学会で発表した。

食事の量を減らさず炭水化物の量を制限し、その分をタンパク質や脂質で補う「糖質制限食」について、摂取と老化の影響を分析。マウスに日本人の一般的な食事に相当する餌を与えた場合と、糖質制限食を与えた場合を比較した。ビタミンやミネラルは同じ量を与えた。

一般的な食事を与えたマウスは多くが平均寿命よりも長生きしたが、糖質制限食では平均寿命まで生きられなかった個体が多かった。死んだ個体は平均寿命より20~25%ほど短命だった。また、糖質制限の個体は見た目も同齢の一般食の個体と比べて背骨の曲がりや脱毛などがひどく、老化の進度が30%速かった。

また、同グループの都築毅准教授はマウスの加齢が進んで人間の年齢でいうと60代後半になると、外見的な老化が進行し、皮膚の状態の悪さがはっきりしてくるという。

この結果から「糖質制限食」が直ちに悪いということではなく、以下のように警鐘を鳴らしている。

「極端な食事スタイルは健康維持に有益ではないと発信し、誤った食生活を見直すきっかけにしてほしい

今、糖質制限ダイエットブーム。

太り気味だからと糖質を制限している人も多いんじゃないでしょうか?

昔から○○ダイエットなど何かしらのダイエット方法のブームが繰り返されています。

どのようなダイエット方法であれ、過度なダイエットは体に悪影響を及ぼすことは

わかっていても、速く効果を得たいために無謀な方法に走りがちです。

正しい方法でのダイエットで健康維持をしたいものです。

引用日本農業新聞

2.新開省二著「50歳を過ぎたら粗食はやめなさい」はおススメ

以前私が読んでとても参考になったのが

新開省二著「50歳を過ぎたら粗食はやめなさい」です。

著者の新開省二氏は「東京都健康長寿医療センター」の医師で、追跡調査をしながら

健康寿命について研究をされています。

その長期間の追跡によっていられたエビデンスをもとに書かたもので

健康長寿の人に見られる食事では、肉や卵などの良質なたんぱく質、牛乳やチーズ

などの乳製品を積極的に摂取していることがデータを用いてわかりやすく解説して

います。

また、健康で長生きするにはどうすればいいのか?食事以外にもヒントが

書かれているので参考になるでしょう。

糖質制限や粗食も病気など人によっては必要な場合もあるでしょうが

そうでないのならこの本の一読をおススメします。

参考老後は栄養失調になるかも?「50歳を過ぎたら粗食はやめなさい!」を読んで

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