安い!と飛びつく前にバニラエア(LCC)3つの知っておくべきこと

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これから夏の旅行や帰省で飛行機を利用する機会がやってきます。

そんな時、できるだけ安い料金の航空会社を利用したいですよね。

今まで私は、1年に数回北海道へ帰省するときはスカイマークを利用していました。

格安航空(LCC)のバニラエアが安いことは以前から知ってはいましたが

成田空港発着で自宅から遠いことや成田空港を利用したことがない不安から

敬遠していました。

しかし、背に腹は代えられない!少しでも安いのならと思い切って

成田から新千歳の往復を3回利用してみました。

そこで、バニラエアを利用するのには、事前に知っておいた方がよいこと

3つをまとめてみました。

私がバニラエアで利用した運賃は「シンプル」タイプ。

バニラエアでは他に「コミコミ」タイプ、「わくわく」タイプがあります。

「シンプル」タイプの運賃を利用した場合についてご紹介していきます。

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バニラエアは機内持ち込み荷物の重量制限が厳しい!

バニラエアの場合、手荷物を機内に持ち込むには重量の制限があります。

上の図のようにハンドバッグなどの手持ちバッグの他にスーツケースなどすべて

合わせて7kgまでは無料で機内に持ち込めます。

7kgを超えると預けることになり、有料となってしまうので注意が必要です。

ちなみに、7kg以上20kgまでだとエリアによって料金設定が違っていて

成田→新千歳間は「エリア1」なので、2,000円かかることになります。

手荷物の重量チェックはどのようにおこなわれるのか?簡単な流れを

ご紹介しますね。

新千歳空港へ向かうには、成田空港第3ターミナルを利用します。

ターミナル到着後、バニラエアの受付カウンターに向かいます。

受付カウンターに並ぶ前に、バニラエアの係員が荷物を計測する機械の前に

スタンバイしているので手荷物を計測してもらいます。

7kg以下であればその場で「青いタグ」を付けてくれます。

それがこれ↓

7kg以上だと、「青いタグ」は付けてもらえずカウンターへ行くよう指示されます。

カウンターに行くと再度計測され、超過料金をその場で支払い、ここでやっと

「青いタグ」を付けてもらうことになるのです。

この「青いタグ」は、保安検査場を通る時や、機内への搭乗口で係員が目視で

チェックしているようなので切り離したり、なくしたりしないようにします。

空港内でお土産を買う予定なら、先に買い物を済ませてから手荷物検査を

受けることよいでしょう。

私が成田空港を利用した日は中国人旅行客が多く、計量器が1台しかなかったので

計量が終わるまでずいぶんと待たされました。

受付カウンターは、出発時刻の1時間30分前から始まりますから

早めに行くことをおススメします。

なお、「コミコミ」コースの運賃で購入した場合や、すでに7kgを超えている

ことがわかっているのであれば、受付カウンターに直行することができます。

バニラエアは遅延率が高い!

私が利用した6月8日(金)の新千歳14:30発成田行914便が遅延しました。

当初は、1時間30分の遅れだったのがさらに20分遅れての搭乗です。

遅延理由は、914便の乗客を乗せる予定の飛行機がまだ到着しておらず、

到着を待ってから914便を運航するとのこと。

最終的にこの914便が新千歳空港を離陸したのは17時。

成田空港には18時15分に到着することとなりました。

このような大幅な遅延を経験したのは今回だけでありません。

では、バニラエアの遅延率は他社と比べてどうなのでしょうか。

国土交通省のサイトで確認してみると、遅延率は17.5ポイントと

APJ(ピーチ・アビエーション)に次ぐ2番目に高い遅延率。

遅延理由のほとんどが「機材繰り」と「その他」です。

バニラエアは格安航空会社であることから、少ない保有機で効率よく稼働させる

などのコストダウンをはかっています。

ウィキペディアによると、バニラエアの保有機材(飛行機)は14機

(2017年12月現在)で、国内7か所にある航空路線を14機で乗客を運ぶという、

とてもタイトなスケジュールで運行しているようです。

なので、1機で折り返し運行をする場合、スケジュールに不具合が起きるとドミノ式に

遅れが生じることから「機材繰り」による遅延が発生するのでしょう。

遅延理由の「その他」は、あくまでも私の想像ですが「乗客が遅れた」

「乗客の荷物が紛失した」などのトラブルに時間が取られたのではと思います。

いずれにせよ、平成29年10月~12月の2か月間の限定とは言え

日本の航空会社の中でも遅延率が高いことは明らかです。

「いつ遅延が発生してもおかしくない」くらいの心がまえが必要でしょう。

「シンプル」タイプは支払い手数料の他に、座席指定、便・日付変更が有料

新規に航空券を予約する時、バニラエアは運賃のタイプにかかわらず

「手数料」が発生します。

コンビニ支払いが700円、クレカ支払いが600円。

予約センターの窓口は1,000円、空港カウンターでは2,000円も

手数料を取ります。

できるならクレカでの支払いをおススメします。間違っても空港のカウンターで購入しないように。

せっかく格安の航空券を購入しても他の航空会社と変わりない値段になってしまいますから。

さらに、「シンプルバニラ」タイプだと、荷物を預けると料金がかかる他に、

座席の指定や便・日付の変更に料金が発生していきます。

バニラエアの「運賃タイプ」の表から

座席を指定しなければ、航空券を発券した時にバニラエア側で指定した席と

なります。

あくまでも個人的な感覚ですが、早いもの順で窓側と通路側を埋めていっている

のでは?と思うので、窓側や通路側が希望なら早めに搭乗手続きをするとよいかも

しれません。

また、便・日付の変更も路線によてって料金は異なりますが有料です。

ただ、バニラエア側に理由があった場合のみ無料で変更ができます。

予約便が欠航した場合の変更・払い戻しについて詳しくはここで確認して

みてください。

https://www.vanilla-air.com/jp/flight-info/cancellation-procedure

バニラエアを利用するコツ

私がバニラエアの運賃タイプ「シンプルバニラ」を使った場合気を付けること3点

をご紹介してきました。

1.機内持ち込み荷物の重量制限が厳しい

2.バニラエアは遅延率が高い

3.支払い手数料、座席指定、お預け荷物などが有料

こうしてみると、運賃が安くても荷物の重量制限が厳しかったり、遅延率が

高いんじゃバニラエアは使えない!と思うかもしれません。

でも年に4~5回帰省のために航空機を利用する私にとっては

やはり運賃の安さは魅力です。

では、バニラエアを使うにはどうしたらいいのか?私なりのコツをご紹介しますね。

荷物の重量制限について

バニラエアの機内持ち込みの荷物の軽量の時「7kg超えていたらどうしよう!」と内心ドキドキでした。

そこで、荷物を吊り下げて計測できるタイプを購入して出発前に

測ることにしました。

7kg超えた分は、宅配の方が安ければ宅配にする、もしくは減らせる荷物はないか

吟味します。

遅延対策について

悪天候でもない限り乗客が遅延を予測するのは不可能です。

なので、予約の段階で目的地での時間に余裕を持つことにしました。

目的地に到着後のスケジュールをタイトにしないこと。

むしろ、スケジュールを空けておいた方が遅延してもイライラしないので

精神衛生上よいです。

また、夜の便が遅延した場合、目的地に到着したら終電が行ってしまった後なんて

こともありえるので出発時間を早めにすること。

反対に、目的地でのスケジュールがタイトな場合は、

少々運賃が高くても、JALやANAを使うようにするなど

使い分けることが遅延を回避するコツと言えるでしょう。

座席指定、便・日付変更について

個人的な感想としてバニラエアの座席は、狭くてシートが硬いです。

できれば、通路側や窓側の席で自分だけの空間が欲しいところですが

例え、真ん中の座席になっても、たかだか1時間余りの飛行時間、寝るか

本を読むことで気を紛らわせることは可能です。

ただ小さいお子さん連れの場合、座席が離れてしまうことが

心配ならお金を出してでも座席指定をした方がよいと思います。

便・日付の変更などは前もってスケジュールをしっかり確認してから

予約することで回避できるでしょう。

以上、私がバニラエアを利用するときに心がけていることをご紹介しました。

運賃が安いのにはそれなりのデメリットがあるわけですが

そこをうまく使い分けることでお得に飛行機を利用できるのではと思っています。

詳しくはバニラエアサイトでチェックしてみてくださいね。

https://www.vanilla-air.com/jp/service/fare-type

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