【老後の住まい】住み替えや移住場所は高齢者になっても住めるのか?

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1.老後に住み替えや移住場所が高齢者になっても住み続けられるのか?チェックする理由

老後に住み替えや移住を考える時、自宅は高く売れるだろうか??とまずは金銭面での検討に入ると思います。次に住み替え先、移住先の物件探しに入る時にぜひ検討したほうがよいと思うことをご紹介します。

私の両親(父89歳、母85歳)が今のところ誰の手も借りず自立して暮らしています。

私が帰省するたびに両親が口にしているのが「ここが高齢者にとって住みやすい街でよかった」といいます。私は「そりゃ50年以上も住んでいれば周りは気心の知れた人ばかりだし、土地に愛着があるからでしょ」と言ったところ、そうではなく「高齢者になって初めて住みやすいと感じた」とのこと。

両親の話を聞いていると高齢者が居住する地域選びによって生活の質が違いが出るのではないか?と思い参考になればと記事にしてみました。

2.住まいの近くにクリニックはあるか?

高齢者になれば必ずや1つや2つの持病をもつものです。内科、外科、皮膚科、整形外科、歯科などの個人病院が近くにあるかどうかは高齢者にとって大げさに言えば生死を分けるほど大切です。

理想は歩いて通える距離にあることですが、せめて地域内に病院がいくつあるのかはチェックしておいたほうがよいでしょう。

3.大病院(病床数500以上)はあるか?自宅からの距離は?

近くにかかりつけ医があったとしても、万が一設備の整った病院での検査・入院が必要になった時に医師から紹介状をもらって来院する大病院が遠くては残された配偶者が入退院の手続きや見舞に行くことが容易ではありません。

4.コンビニやスーパーは歩ける距離にあるか?

コンビニやスーパー両方が歩ける距離にあるのは理想的ですが、毎日の食材は生協の宅配やインターネットで購入することができます。でも今やコンビニが生活に密着しているのは高齢者も同じ。電池や電球の買い置きがなくなった時、牛乳やパンを切らした時、キッチンに立つのが億劫な時、1人分の惣菜も豊富なコンビニの存在はどれだけ助かるかは想像できます。

5.特別養護老人ホームは?

特別養護老人ホームと聞くと待機者が多くて入居できないと言われていますが、2017年の厚生労働省では全国に52万人いた待機者が29.5万人まで減少していると発表しました。地域によっては空室のある施設の割合も高くなっているようです。

地域に特別養護老人ホームがあれば、待機者の情報などが入りやすいことなどのメリットもあります。

いつ自分が特別養護老人ホームのお世話になるかはわかりませんからその存在が身近にあれば心強いのではないでしょうか。

6.住まいの自治体のサービスの充実度

自治体のサービスは市町村によってその違いが大きい場合があります。

隣町ではあるサービスが自分の住んでいるところではサービスがなくて「これだったら隣町の物件にしておけばよかった」なんて嘆き節を聞くことも。

情報は古いけれど参考までに「あったかタウン」のホームページをチェックしてみるとよいでしょう。

http://www.kaigo-town.jp/list/koreisha47_02.html#koreisha47_02

7.老後の足となるコミュニティバスなどの交通機関は?

高齢者の自動車事故が問題になっている今、免許返納をする高齢者が増えてはいますが、将来的には道路交通法が改正されて高齢者の運転が制限されないとも限りません。

なので、自治体が運営(業務は民間に委託)しているコミュニティバスが運行しているかどうかはとても重要です。

コミュニティバスは、おもに地域内の住宅地や集落、駅やスーパーや公共施設、病院など生活に密着した施設を結ぶ路線を運航してくれる上に、運賃も安く設定してい自治体もあるので高齢者にとってなくてはならない足なのです。

8.子どもが住んでいる場所からの距離は?

高齢の親が住む場所は子どもにとってとても気になることです。

親に何かあれば子どもはすぐに飛んで行ってこの目で様子を確認したいもの。でも飛行機や新幹線を利用しなければ親もとへ行けないほど遠ければ子どもにとって経済的に負担になります。

遠くに移住するなら子どもへの金銭的配慮も必要かもしれません。

9.ハザードマップをチェック!

地震、台風、洪水と自然災害は高齢になるほど不安が増すものです。

まずは、自治体が出しているハザードマップをチェックすること。万が一災害にあった時の避難所や物資の配給など防災意識がある街なのか?ホームページや冊子があれば読んでわからないことは聞いてみるくらいのことは必要でしょう。

10.まとめ

自分が高齢者になることは頭でわかっていても、実際に年齢を重ねた時の不便さは意外と想像できないものです。

住み慣れた場所から新しい地域への住まいを変えることは、若い世代とは違った視点を持つことで失敗を未然に防げるのではないでしょうか。

手間を惜しまず事前に調査することで、住みかえたあるいは移住した場所が将来「ここに住んでよかった」となるでしょう。

記事のひとつでも参考になれば幸いです。

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