老後夫婦2人暮らし3か月経過でお互いに気づかっていること

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人間関係
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1.お互いの時間を奪わない

夫がリタイヤ(定年退職→雇用継続→退職)して3か月あまり。少しずつお互いのペースをつかんできたように思います。

基本的にはお互いの時間を奪わないことにしています。朝の家事や買い物、食事の時間以外はそれぞれ自由な時間を過ごしています。

ひとりで外出するときは、前もって出発時間と目的地を共有していますが、あれこれ詮索しないのも暗黙の了解となっています。

自由な時間は、それぞれがテレビを観たり、昼寝をしたり、本を読んだりとお互い何をしても口を出さないようにしています。

それは夫婦といえども、狭い家の中で1日中顔を突き合わせていては、ストレスになりいずれは喧嘩にまで発展することを避けるため。

我が家は、2LDKでリビング以外に2部屋しかない狭い家ですが、それでもリビングも含めて顔を合わせない距離感が夫婦の居心地の良さを作り出しています。

お互い何をしていようと肯定し、時間を奪わないことが健全な夫婦関係になるのではと思っています。

2.わざわざ共有する時間を作る

お互いの時間を奪わないことを基本にしていても、食事と食後の時間はわざわざ時間を作るようにしています。

自分だけの時間が心地よいがために、それぞれが個室で食事をとるとは避けなければなりません。

それは、顔を合わせない時間が長くなるとお互いの気持ちも離れてしまうことを恐れているからです。

スポーツ中継や海外ドラマや映画を一緒に観て「あ~だのこだの」とくだらないことを言い合いながら楽しんだり、天気の良い日は近所を散歩しています。

3.自分を変える努力を始めた

結婚して35年。リタイヤ前とリタイヤ後の生活は、妻の私にとってガラリと変わることはわかっていましたが、ずっと夫と心地よく暮らすには私はどうしたらいいのだろうか?考えあぐねていました。

行き着いたのは、私自身が変わるしかないということ。私が機嫌よく生活し、夫への感謝と思いやりを持って接することしかない。

今までの私は、「私は悪くない!」「私ばっかり!」と夫を非難する言葉をつぶやき、ちょっとしたことでもイライラ。でも本当に夫が悪いのだろうか?

リタイヤまでの会社員生活42年間、度重なる転勤や異動、馬の合わない上司との仕事で家族に言えないこともあったはず。

私や子どもたちを養うために辛いことも飲み込み、毎日満員電車に揺られての通勤はさぞやストレスの多い会社員人生だったことでしょう。

このように夫を理解するまでにいたったのは、ラス・ハリス著「相手はかえられない ならば自分が変わればいい」の本に出合ったことが大きかったです。

よく「自分の過去と相手は変えられない」といいますが、それじゃ自分が変わるにはどうしたらいいのか?そんな疑問に答えをくれたのがこの本です。

夫が家事を分担しているとはいえ完璧ではありません。でも任せた以上口出しはせず、気になるところは「○○する方法もあるよ」とか「わからないことあったら声をかけてね」とソフトな言い回しを心がけています。

すると、夫の態度も少しづつやわらかくなってきて、私に気づかいを見せてくれるようになってきました。

60歳を過ぎた夫婦でも日々の暮らしの中で失敗や後悔することがあります。

今まではお互いを非難し、許すことができなかったけれど「そんなこと誰だってあるよ」「次は○○しましょう」と声を掛け合うようになってきました。

自分が変われば、夫も変わってくるのだと日々実感しています。

4.まとめ

夫婦2人の生活はまだ始まったばかり。

2人の間でまだ解決していない問題もあり、コロナ禍で棚上げ状態のままですが、コミュニケーションを取りながら解決へと迎えるよう努力していくつもりです。

この先、半年、1年、3年と私たち夫婦はどのように進化していくのか?ある意味楽しみでさえあるのです。

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