親がエンディングノートを書いてくれない時の3つの対処方法。

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親はなぜエンディングノートを書いてくれないのか?

50代は、残りの人生が見え始める時期。

自分の最後は、どうありたいのか?

まだ頭がクリアな時に自分の意思を書きとどめておくノートです。

 

遺言書と違うのは、痴呆症になったらどうしてほしいのか?施設に入れてほしい。

自宅で家族で介護してほしい。葬儀の時の遺影を選んだり、葬儀に出席してほしい人。

 

これらを自分の最後と向き合うためのノートと言っていいでしょう。

 

エンディングノートとは

人生の終盤に起こりうる万一の事態に備えて、治療や介護、葬儀などについての

自分の希望や、家族への伝言、連絡すべき知人のリストなどを記しておくノート。
[補説]遺言状と異なり、法的な拘束力はない。

 

私の両親は、80代と高齢で今すぐにでもエンディングノートを書いてもらいたいんです。

エンディングノートも買って、いざ書いてもらおうと思ったら

「時間のある時にでも、書いてみるね」と引き出しにしまってしまいました。

 

これは、万が一の時の自分を想像したくない。

エンディングノートを書くには、老眼やペンを持つことがつらいなの体力的問題。

などなかなかすんなりとはいきません。

 

そこで、私がとった3つの対処方法をご紹介します。

1.エンディングノートを一緒に書く

2.エンディングノートは親に聞きながら自分が書く

3.エンディングノートを書く期限を決める

 

1.エンディングノートを一緒に書く

高齢者になると、新しいことにチャレンジするにはハードルがとっても

高くなるようなんです。

 

50代の私でも、エンディングノートを書くには、自分の考えをまとめながら書くには

骨が折れますから、高齢者ならなおさらです。

 

親にエンディングノートを書いてもらえないのなら、いっそのこと一緒に書くことです。

エンディングノートは、1ページ目から順番に書く必要はありません。

書きやすい項目から書き始めるとハードルが下がります。

 

特に、親族の氏名や住所、家系図なんかはとっかりやすいのです。

自分の知らない親族や親にとっての祖父母の名前は、親に聞きながら一緒に

書いていきましょう。

 

すると、親の小さい頃の話や祖父母との思い出話に花が咲き、エンディングノートを書く

ハードルが下がり、緊張した空気が和やかな雰囲気になってきますよ。

 

そうなったら、延命治療はどうするのか?胃ろうはするのか?葬儀の形式やお墓のことなど

エンディングノートの重要な項目に入っていきます。

 

そして、一番ペンがすすまないのがお金に関することです。

年金、資産、不動産などは、子どもの前では書きずらいこともあるでしょう。

その時は「後で書いておいてね」とひと言伝えておきます。

 

エンディングノートを一緒に書く上で大切なことは

親と子どもでは、人生のエンディングに対する考え方が違うことを

受け入れることです。

 

そしてひと言「エディングノートに書いたことを100%してあげたいけれど

事情よっては相反することになるかもしれないよ」と

言って了解を得ることも忘れないで伝えましょう。

 

エンディングノートは、本人の希望であっても、施設に空きあがないなど

思い通りにならないことも想定しておきます。
 

また、トラブルを避けるために、エンディングノートは

法的効力がないこと。

いつでも書き換えができること。

この2つは必ず伝えておくこと。

 

私の父は、毎日血圧、体重、心拍数などメモしており、寝る前には日記も書いています。

書くことに抵抗がない親は、最初からハードルが低いの一緒に書いていても

楽しかったですよ。

 

2.エンディングノートは親に聞きながら自分が書く

高齢者でも普段から手紙や日記を書く習慣がないとペンを持つことが億劫になるんですよ。

また、老眼や関節リュウマチなどの病気など体力的に書くことが難しい場合もあります。

 

そんな時は、親にかわってエンディングノートを書いてあげます。

 

つまり、聞き取りみたいな感じすすめますが、気を付けたいのが尋問風にならないこと。

 

書き始めは、一緒に書くのと同じように、書きやすい項目から始めます。

趣味の骨とう品は、誰に譲りたいか?ペットは誰に飼ってもらいたいか?

 

すぐに、答えがさせなくてもじ~~と待ってあげることが大切ですね。

エンディングノートを渡しても引き出しに仕舞った私の母。

私が代わりに書くことで納得してくれましたが

「悪いことしていないのに、尋問みたい」と言われて私はハッとしました。

 

私が内心「こんな面倒くさいこと、早く終わらせたい!」という気持ちが

出てしまったのでしょう。

 

これはまずい!エンディングノートの母の分を書くというミッションが達成できない!

私は「ごめんね。母の最期に寄り添いたいからなんだ」となだめました。

 

聞きながら書くには、自分で書いてもらうよりは時間がかかります。

ただ好き勝手にしゃべることを、書き手が文章にまとめる項目もあるからです。

 

1日では終わらなくてもいいんだ!と気持ちをゆったりと持って親に接することが

大事だと思います。

 

3.エンディングノートの話題を折に触れて話す

親は「エンディングノーを書く気分じゃない!」と言って突っぱねる可能性もあります。

そのような時は、ムリにすすめないで時間を置くことです。

 

高齢者の気分は、日によって違いますよね。

それは、体調だったり、子どもには言えないモヤモヤをかかえているかもしれません。

 

なので「書きたくなったら言ってね。ただ痴呆症とか寝たきりになったら

書けないからね」とさりげなくひと言添えます。

 

私は、帰省中に1回はエンディングノートに関する話題を出してきました。

母は、エンディングノートに対する抵抗感が強かったです。

 

一時は、なかなか腰を上げない母に疲れてた私は「もう!母の分のエンディングノートは

あきらめようかなとさえ思ったことがありました。

 

私自身のエンディングノートの進み具合を見せたり、エンディングノートに関する記事が

載っている雑誌を見せたりとあの手この手でチャレンジしてみたところ

聞き取りながら書くことに成功!

 

まだ、すべて書ききれていないけれどそれでもOKとしています。

 

4.まとめ

エンディングノートをすんなり書いてくれる親なら助かるけれど

書きたくないか、書きたいけれど書けない場合がほとんどでしょう。

 

このような時は、50代の子どもが親の気持ちに寄り添ってあげることと

時間をかけることが大切だと思います。

 

携帯やパソコンで意思を伝える現代では、50代の私たちだって余程文字を書くことが

好きじゃないとハードルが高いですよね。

 

まして、高齢者ではもっと陸上競技の棒高跳びぐらい(笑)高いと思っていいくらい

難しいです。

 

私の伯父は、腎臓ガンで治療を始めたところ、治療方針をめぐって本人と家族との

意見が合わず揉めたと聞いています。

 

ガンになる前に、家族と話し合っていれば避けられたかもしれません。

エンディングノートには、本人の思いを家族が共有するという効果もあるのです。

 

自分の分も書かなきゃいけないのに、親の分もというと気が重いけれど

やっておいて良かったという日が、きっと来ることを私は信じています。

 

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