老後を夫婦2人で暮らすことに不安を感じていた私。離婚するほどじゃないけれど、何となく心が通じ合っていないけど大丈夫かな?
このままじゃ残りの人生悔いが残るけど、どうしたらいいんだろう?そんな私の悩みを解決するために購入した本の中から5冊の本をご紹介します。
目次
1.「夫のトリセツ」黒川伊保子著
「夫のトリセツ」は脳科学者でありAIの研究者である黒川伊保子氏の著書。
専門分野の脳科学をもって男性の脳の特徴について書かれています。
おすすめしたい人
●なぜ夫の言動は妻を苛立たせるのか?
●使えない夫を動かす方法を知りたい
男性の脳のしくみや特性を知って夫を理解する一歩となる
夫婦がより良い関係を築くためには妻が夫(男性)の脳とはどのような働きをするのかを知ることから始めるにはおすすめの本です。
なぜ夫は結論から先に言うのか?妻の話に共感できなのか?私(妻)の話を聞いていないの?それは原始時代からの生存戦略がなせるわざが脳に存在しているからだそう。
2.「相手は変えられない ならば自分がかわればいい」ラス・ハリス著
「相手は変えられない ならば自分がかわればいい」医師で心理療法士のラス・ハリス氏の著書。
マインドフルネスと心理療法のひとつACTのエクササイズでより良い人間関係へと導いてくれる本です。
おすすめしたい人
●現在の関係はまあまあだが、もう少し豊かなものにしたい。
●現在の関係性は良くないが、修復を望んでいる。
「他人と自分の過去は変えられない」といいます。身近な夫でさえも変えることができない。そうであれば妻がわかるしかない。では、妻はどのように変わればいいのでしょうか?
著書では、相手が変わらないことを自分が享受する方法、自分が変わるための思考法やエクササイズをとおしてその手法を学べます。
あなたの必要を満たし、長く健全な関係を築きたければ優しく頼むことである。
3.「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」高草木陽光著
「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」の著者は夫婦問題カウンセラーとしてこれまでに7,000人をカウンセリングをしている高草木陽光氏。
著者の経験値をもとに男女がすれ違う原因や解決方法を38の章立てで紹介しています。気になるページをチェックし、すき間時間に読むこともできます。
対象は
●夫と一緒に夫婦関係の改善をしたい
●忙しいからすき間時間に読みたい
家事分担においての夫と妻の意識の違いがあるとのこと。
夫は、教えてほしい
妻は、自分で考えてほしい
著書は、生活のあらゆるシーンで起こる問題を夫婦両方の立場での改善方法が書かれているので夫婦で読んでみるのもよいでしょう。
4.「人はなぜ他人を許せないのか?」中野信子著
「人はなぜ他人を許せないのか?」の著者中野信子氏は、脳科学の分野から他人をゆるせない仕組みと「許せる」自分になる方法をわかりやすく解説しています。
おすすめしたい人
●夫のことが許せないと思う自分に苦しんでいる人
●人を許せない自分の気持ちを解放したい。穏やかに暮らしたい人
近年、芸能人の不倫や企業の差別的CMがSNSで炎上し再起不能にまで叩きのめす風潮があります。
こんな時代、はたして自分はどうだろうか?
「夫の○○が許せない。どうしてこんなことを言うの!許せないわ」と今思えば自分で自分の首をしめ、息苦しくなっていた私を解放してくれた本です。
5.「言いかえ図鑑」大野萌子著
「言いかえ図鑑」の著者大野萌子氏は、年間150件以上の講演活動をする産業カウンセラーで人間関係改善を得意としています。
ほんのひと言をどんな言葉に変換すればよいのかを図鑑風にまとめてあるので、気になるページから読みすすめることが可能。
おすすめしたい人
●よけいなひと言が多いと言われる
●夫と良好な関係を作るきっかけが欲しい
私のひと言が喧嘩の火種になるのはどうしてなんだろう。私が話かけると夫が不機嫌になるのはなぜ?と自分の言動に自信がなくなった時に読んだ本です。
「そんなことも知らないの?」「それ違うよ!」「ちゃんとやってよね!」「聞いてる?」が口癖だった私。
長く一緒に生活していると何気ない言葉が習慣になって夫を苛立たせていることに気づかないでいました。
この本を参考に言い方を変えてみた結果、夫婦の会話にトゲがなくなって穏やかに事がすすむことを実感しています。
6.まとめ
自分たち夫婦の悩みって人に相談できないものですよね。解決したいときに頼りになるのが専門家の書物です。
今回は、脳科学、心理カウンセラーなど研究者や実際に夫婦や人間を観察してきたプロフェッショナルが書いた著書をご紹介しました。
ただ、本を読んだだけでは解決できませんから、自分にとってハードルが低そうだなと思えることを行動に移してみてはいかがでしょうか。
私も本で得た知識をもとに、夫には共感を求めず結果だけを教えてもらうようにしたり、頼みごとはやさしい言葉を選ぶよう心がけていると、しだいに夫との会話が丸くなってきたように思います。
せっかく縁あって夫婦になったのだから、おだやかな心で健やかに暮らしていきたいものです。