シニア世代の夫に家事を分担してもらうのは妻にとって難しい問題です。そこで夫にスムーズに家事を分担してもらうには家事の工程数を少なくしシンプルにしておくと効果的です。
理由は
1.家事へのハードルが下がる
2.早く達成感を味わえる
3.意欲がアップする
私個人がやってみて以上3つが効果ありましたのでご紹介します。
1.家事へのハードルが下がる
男性は女性よりも面倒くさいことが嫌いな傾向が強く、特にシニア世代の夫たちは、これまで家事をする文化を持ち合わせてないためハードルが高いといった意識があります。
これを解決するために妻がやることは、家事の工程数を少なくしシンプルにすることです。
家事の工程数を少なくしシンプルにすると夫のハードルが下がるだけでなく、教える妻の手間も省けます。
例えば
油やホコリがたまりやすい見せる収納はしない。
物は収納できる数に厳選する。
掃除機はすぐに使える状態にする。または使いやすい機種にする。
トイレ掃除ではマットやスリッパなどの備品をなくす。
我が家の掃除機のメーカーは、4年前に購入したダイソンを使用。掃除機としては高額で購入にためらいはあったのもの、今となっては買って良かったと思っています。
なぜなら、充電さえしておけば、コードレスなので持ち運びがラクなのと、片手で掃除ができるからです。この手軽さから夫は気になるホコリを見つけたら自分からダイソンを片手に掃除をするようになりました。
キッチン周りの鍋やグッズ類はすべてしまう収納にする。
キッチン周りが見せる収納だとホコリや油まみれになり、その分掃除が必要になってきます。
そして、夫は「これもあれも綺麗にしなければいけないのか」といっきにハードルを上げてしまいます。
しまう収納でキッチンがすっきりすれば、達成感を味わえます。
2.早く達成感を味わえる
家事をシンプに工程数を少なくすれば、短い時間で達成感を味わうことができます。
最初はハードルが高く見えても、実際にやてみると簡単だった経験はありますよね。
そんな時「こんなに簡単にできるんだったら、もっとやってみよう」「やって良かった」という幸せな気分になりませんか?
これは、人は達成感を得た時に脳内に分泌されるドーパミンが幸せを感じられるようになるといわれています。
家事をすることで達成感を、そして幸せな気持ちを夫に味わってもらうことは妻にとってもうれしいことではないでしょうか。
基本家事は、時間とともに慣れてくれば短い時間で終わることができますが、家事をやったことがない夫には早めの達成感が次の家事へと向かう原動力になってきます。
3.意欲アップにつながりやすい
男性は達成感を味わうとその先をめざして歩む傾向にあるといわれています。
つまり、ひとつの家事で達成感を味わうと次の達成感を求めたくなり、家事への意欲がアップしてくるようになるのです。
実際に夫は掃除機で掃除をすることに慣れてくると「他にできる家事はない?」と聞いてきました。
「できることない?」「これやってみる!」などの声を聞いたら、すかさず次にチャレンジしてほしい家事を用意しておきましょう。
「意欲の灯が消えないうちに」がポイントです。
妻が、家事はスムーズに片づけられるものというイメージを夫に作ってあげると次の家事へと導きやすくなってきます。
4.まとめ
すでに断捨離をしてすっきり、シンプルに暮らしている人は多いと思います。家事の工程数を少なくしシンプルにすることは夫の家事分担だけでなく、妻の私たちにもメリットは大きいですよね。
この先体力が衰えていく夫婦にとって家の中がものであふれているのは転倒などケガをしたり、介護する人の手間を取らせることにもつながります。
老後は家事を夫と分担して家事の時短で生まれた時間を趣味やお付き合いに使えることは老後の幸福度が高まるのではないでしょうか。