親がまだ元気でも「地域包括支援センター」に行ってみよう

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1.「地域包括支援センター」ってどんなところ?

高齢の親が今のところピンピンしてるけど、使えるサービスは?

この先介護が必要になったらどうしよう?

何から手をつけたらいいのかわからない!と思っていませんか?

 

私の高齢の両親も今は元気で暮らしているけれど、この先介護になったらと思うと

不安でいっぱいです。このような不安をどこに相談すればいいのでしょうか。

 

それは「地域包括支援センター」なんです。

「地域包括支援センター」とは

地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、3職種のチー ムアプローチにより、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉 の増進を包括的に支援することを目的とする施設である。

簡単にいうと、介護の専門家が住民の健康や生活に必要なことの支援をしてくれるところです。

 

実際には、保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーがそれぞれの専門性を

活かして高齢者本人はもちろん家族の相談にのったり、利用できるサービスの紹介

成年後見制度の手続き、介護予防のケアプランの作成などがあります。

 

「地域包括支援センター」の場所がわからなければネットで探すか、市役所に

問い合わせると教えてもらえるので聞いてみましょう。

 

「地域包括支援センター」の場所がわかったら、親も一緒に連れていきたいところ

ですが、必ずしも本人がOKしないこともあるかもしれません。

 

私の父は「まだ介護は必要ないから行く必要はない!」といって完全に拒否!

母は「一緒に行ってもわからないことが多いかも。瑠璃子が代わりに行って

きてもらえる?」と消極的に賛成ということで私ひとりで相談に行くことに。

 

「地域包括支援センター」は、親が行けない場合は子どもだけでも相談に

のってくれます。相談料は無料で、土日は対応してくれないところもあるので

事前に聞いておくとよいでしょう。

2.地域包括支援センターに行く前にすること

地域包括支援センターの職員は日々とても忙しい中、貴重な時間をさいて

相談にのってくれるのですから、こちら側も聞きたいことなどしっかり

準備をしておきたいもの。

私が事前に準備したことは以下の4つです。

 1.必ず電話でアポをとる

  アポを取ることと、どのようなことを相談したいのか?をおおまかで

  いいので伝えておくと話が早い。

 2.親の介護保険証、障がい者手帳、お薬手帳など持参

  相談の内容によっては、担当者から持参するすべきものの指示を受けるので

  それを持参します。

 3.親自身が不安に思っていることをメモする

  子どもが気づかない親自身が不安に思っていることもあるので

  聞いてもらいたいことをメモします。

 4.介護する側が知りたいことをメモする

  遠距離での介護についてや今使える介護サービスがあるか?など

  忘れないようにメモしておきます。

 

電話でアポをとると、親の住所、生年月日、年齢など個人情報を

聞かれます。私はアポをとるだけなのに、個人情報をそこまで

さらさなくちゃいけないの?とその時は正直疑問に思いました。

 

しかし、実際に相談してみて事前に個人情報を伝えたことで

当日担当者との話がスムーズにすすんだこと。

また、介護保険法の第115条の45第5項で守秘義務が定められているので

ためらわずに伝えることが大切だと思います。

2.実際に社会福祉士と相談

その日の相談は、社会福祉士2名が対応してくれました。

 

持参した介護保険証、障がい者手帳などを見てもらったところ

母は要支援1の認定を過去に受けていたけれど期限が切れていたこと。

要支援1の認定された時に受けられるサービスを実際には使って

いなかったこと。

母の障害の認定にその後制度に変更があったこと。

などがわかりました。

 

この先、要支援1と障害の認定を再度申請して認定が受理された場合

受けられる介護サービスについてもアドバスいをいただきました。

 

また、母が不安に思っていることの1つ

「認知症になっても特別養護老人ホームは順番待ちですぐに入れないのでは?」

 

これについては、必ずしも順番待ちリストの1番目から順に入るのではなく、

介護の状況によっては順番を飛び越えて入居している人もいるので、

その時になってから考えても遅くはないとのことでした。

 

また、国は「地域包括ケア」に力を入れていて、自治体ごとにその地域の

特色にあった介護で支えあっていくよう舵を切っていることも教えてく

れました。

厚生労働省においては、2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

私の両親が住んでいる地域の老人会では、介護予防のために積極的な

活動をしていて、社会福祉士さんも月イチで老人会で指導しているとのこと。

 

老人会に顔をだしている父のことを話すと

「○○さんは、瑠璃子さんのお父様だったんですねぇ」と父のことを

知っていてびっくり!

社会福祉士さんが急に身近な存在に感じられてうれしかったですね。

 

この他にも、両親のかかりつけの医師、薬の確認などを含め相談は

約1時間ほどで終わりました。

 

社会福祉士さんは、介護のことに全くの無知である私にわかりやすく、かみ砕いて

説明をしてくれたり、必要な情報やパンフレットも用意しおいてくれたりと

親身になって答えてくれたことに感謝の気持ちとともに

相談して本当に良かったと思いました。

3.親と介護について話すきっかけになる

親が「まだ元気だ!介護を考える要はない!」などと口では言っていても

実のところ不安に思っているもの。

そこをくみ取って子どもが代わりに地域包括支援センターに出向いて聞いてくることで

少しづつ心を開いくるかもしれません。

 

たとえそうでなくても、子どもが相談することで親や介護への不安を少しでも

取りのぞけるので、帰省した時に一度訪問する価値はあると思います。

 

今回私が地域包括支援センターでもらったアドバスを父に話したところ

「うんうん」と耳を傾けてくれ、もらった介護のパンフレットを読んで

くれたので一歩前進といったところでしょう。

 

帰省のたびにピンピンしている親に安堵しながらも、

何かしらの不安をいだいているのなら「地域包括支援センター」では

専門家のアドバスがもらえるので、まずはアポをとることから

はじめてみることをおすすめします。

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