目次
1.なぜ老後は夫にも家事を分担してもらう必要があるのか?
私は、老後こそ夫に家事を覚えてもらうことは、夫のためだと思っています。
日本の女性の平均寿命は、男性よりも長生きです。
しかし、必ずしも妻の方が元気でぴんぴんしているとは限りません。
妻が寝たきりで介護が必要になったり、先に亡くなって夫が一人残されたあと
誰が家事をしますか?
子ども家族が同居しているとか、近所に住んでいるのであればよいですが
離れて暮らしている場合は、夫一人で家事をしなければならなくなるのです。
実家の母は、父が定年になってから家事を少しづつ教えたと言っていました。
母は「私が家事をしたくないから、お父さんに家事を教えたんじゃないのよ。
私が具合が悪くなっても、お父さんが困らないようにするためなの」と。
その甲斐があったのか、母が膝の手術で入院した時に実家に行ってびっくり!
荒れ放題だと思っていた実家は、ゴミ出しに掃除洗濯、食事の準備や買い物を
父が一人でこなしていたのです。
ここまでくるには時間がかかったと母が言っていました(笑)
母の退院の前日父は「明日退院で帰ってくるから掃除は念入りにしておくんだ」と
母の退院を心待ちにしていた父は、嬉しそうに風呂掃除を念入りにしていました。
このことから、私は、老後は夫にも家事を分担してもらおう!と
今からたくらんでいるのです(笑)
2.老後は夫に家事を分担してもらうために今からする3つのこと
結婚してから30数年。夫が家事をやってもらったことと言ったら
私がインフルエンザで寝込んだ時に、ゴミ出しと食器洗いぐらいです。
ほとんど家事をやったことのない夫に老後の生活に入ってすぐに
家事はできるでしょうか。
よほど妻思いか、きれい好きで家事が好きでなければムリじゃないでしょう。
そこで、老後の生活に突入する前に、少しづつ家事というものに
慣れてもらうことにしました。
家事にも難易度があります。
ゴミ出し、掃除、洗濯、食器洗い、調理など。
夫は定年後継続雇用で平日はフルタイムで働いているので
難易度の低いゴミ出しと掃除機の使い方から始めてもらうことにしました。
そして妻としては、やり方を教えるのはもちろんですが
大事なことは、感謝を言葉にすることです。
1.ゴミ出しから始めた
簡単なようなゴミ出しですが、ゴミ出しをしたことのない夫にとっては
最初は抵抗があったようです。
我が家のゴミ出しとは、分別されたゴミ袋を集積所に持っていくという簡単な
ことではなく、家じゅうのゴミを分別して、曜日ごとにゴミ集積所まで
持っていくことです。
そして、ゴミの分別する内容やゴミ出しの曜日を覚えてもらうこと。
ここまで一連の流れを覚えてもらいました。
大切なことは、ゴミの日の曜日や分別を間違えても文句を言わないこと。
少しづつ覚えてくれたらいいくらいの気持ちでいることです。
ゴミ出しをしてくれたら日は、思いっきり褒めてあげます(笑)
2.掃除機に慣れてもらう
次にチャレンジしてもらうのは、掃除機を使って掃除をすることです。
掃除といっても、家じゅうの掃除をいっきに覚えてもらうのは
はっきり言って、難易度は高いです。
今の段階では、掃除機に慣れてもらうことが目標です。
平日は時間がないので、土日に掃除機を使って
部屋の掃除をしてもらいます。
我が家は2LDKで狭い間取りなので、30分もあれば掃除機での掃除は
終わります。
ただ、掃除機をかければいいのではなく
掃除機の使い方や畳や敷居、サッシや部屋の隅をどう掃除するかを
教えています。
また夫は、掃除機を使うことに、それほど抵抗がないのです。
それは、掃除機の購入を検討している時に、家電量販店に同行してもらったことが
影響しているのでしょう。
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後に夫の気に入った掃除機を購入したので、愛着みたいなものがあるのかも
しれません。
3.大事なことは、ありがとうの感謝を言葉にすること
今は、ほこりの取りこぼしなど、かえって二度手間になってイライラすることもあります。
でも、ここはグッとこらえて「助かったわ。ありがとう」と言っています。
すると、夫はまんざらでもない顔で「そうか」と。
気持ちよく家事をしてもらうことが老後の家事の分担につながると
思っているので、妻側の忍耐もいります(笑)
3.夫に家事を分担してもらうことは健康のためにも大切
結婚以来、毎日こなしてきた妻にとって家事は簡単なことであっても
夫にとっては、難しく面倒くさいことであることは間違いないようです。
でも、妻がいなくても生きていけるように最低限の家事を覚えてもらわないと
困るのは夫です。
ゴミ出しと掃除は、ハードルの低い家事ではあるけれど
おろそかにはできません。
ゴミ出しも掃除もしないでいると、ゴミ屋敷になってしうこと
健康にも衛生的にも悪いことなども理解してもらいます。
もう一つ
家事は頭も身体も使うので健康的であること。
晴れの日ばかりではなく、雨の日の家事はどうしたらいいのか?
晴れの日にシーツやタオルケットなどの大物を中心に洗濯をする。
梅雨の時期の湿気を取り除くには、除湿機を効率よく使うにはどうするか?
窓ガラスや台所の油ぎった換気扇の掃除など
家事は頭と身体を使うことが結構あるのです。
家に閉じこもりがちの老後の生活で家事は運動にもなります。
4.老後の家事は夫婦で協力して仲良く暮らしたい
老後は有り余るくらいの時間を夫婦で過ごすことになります。
毎日、夫がソファーで寝そべっている横を妻が掃除機をかけ
洗濯機を回しながら、食器を洗う。
なんで私ばっかり家事をしなくちゃいけないの?って
不満が募っていくのではないでしょうか。
健康なうちは、お互いに家事を協力しながら
暮らしていくことは、老後を仲良く暮らしていく基礎になるんじゃないかと
思っています。
夫は、今のところゴミ出しと掃除機で掃除をすることだけの
家事初心者のレベルです。
これから、洗濯や調理などレベルの高い家事をどう協力してもらうのか
課題ではあります。
ありがとうの感謝の気持ちと褒めることを忘れず、老後を仲良く
暮らしていきたいと思っています。