50代はマナーが試される時と心得よ!お葬式の最中に夫の数珠が切れた!

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マナー
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1.お葬式で僧侶が読経しているその時数珠の糸が切れた!

  寺内部

その日は、義父が亡くなった知らせを受けて、慌ただしく支度をして葬儀会場へ。

午後6時から通夜が始まり、私たち家族は親族のため最前列に着席しました。

 

僧侶が読経を始めて数分、僧侶が「それでは、みなさまご一緒に・・・」と

参列したみんなで数珠に手をいれて拝んでいた

まさしくその時、プッチ~~ンと夫の数珠の糸が切れ、数珠の珠がバラバラバラと四方に

飛び散ってしまったんです。

 

あわてて珠を拾う夫と私。

僧侶の読経もひと呼吸止まって、葬儀会場は、一瞬シーン。

 

僧侶や参列者に申し訳ないやら、恥ずかしいやら、どうしていいか頭の中はパニック!!

すると、葬儀社の人が駆け寄ってきて、手馴れたように珠を拾い集めてくださいました。

 

そして小声で「数珠はなくてもいいのです。しっかりお父様に手をあわせてくださいね」

「数珠玉は、後でお渡ししますから」と。

 

それを聞いた夫は、目頭をハンカチで拭きながらうなずいていました。

夫の数珠は、義父が京都へ旅行にいった際に、息子のためにと購入してくれたもの。

 

父親を亡くした悲しみと、大事な葬儀の最中に数珠の糸を切ってしまったことへの

申し訳なさがあったのでしょう。

 

私がちゃんと数珠の手入れをしていれば、こんなことにならなかったのに。

 

親族をはじめたくさんの方が参列している厳粛な儀式で、こんなヘマをするなんて

私は、申し訳なさと恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。

 

通夜が終わって一段落したころ

叔母たちが「○彦ちゃん(夫の名前)の数珠が切れたのは、良かったことなのよ!」

私と夫は顔を見合わせて「えぇ。不吉な予感がしたけど」

 

叔母は「そんなことないよ。数珠が切れるというのは、何か悪いことが起きるのを数珠が

変わってくれたと思っていいの!」

「○彦ちゃんの災難を数珠が守ってくれたのよ」と慰めてくれました。

 

結婚式と違って、お葬式の知らせはいつ届くかわかりません。

なので、喪服の準備はしてきたつもりでいました。

 

でも、数珠の糸が切れるなんて思ってもいなかった。

きちんと数珠に目を配って、お手入れしていれば、こんなことにはならなかったのに。

この時、深く反省をしました。

 

2..数珠のお手入れ方法

数珠玉

私は、今まで数珠を使ったら桐箱に入れたまま放置。

手入れをなんにもしていいなかったことが、数珠が切れた原因だったのでしょう。

 

これからは、しっかり手入れをして、長く使えるようにしたいです。

では、数珠はどのようにお手入れをすればいいのでしょう?

 

【数珠のお手入れ方法】

  1.数珠玉や房の部分を柔らかい布でていねいに拭き取る

  2.木や石の数珠玉は、水や石鹸に弱いので、水洗いは避ける

  3.桐箱や念珠袋に入れて、防虫剤と一緒に保管する

  4.数珠の房にクセがついたら、やかんの水を沸騰させ

   その蒸気に房をかざして数珠を振る。クセがなおったら手で整えて、吊るしておく。

 

   ただし、湯せんができるのは、絹100%だけなので、注意が必要です。

 

【数珠が切れたり、古くなったら】

  自分で修理ができない場合、古くなったので新しく買い換えたい場合は

  専門店にお願いしましょう。

 

  また、処分したい場合は、専門店のほか檀家になっているお寺にお願いすることもできます。

  夫の数珠も、お寺の住職に処分をお願いしたところ、こころよく引き受けて下さり

  「しっかりご供養して処分させていただきます」と言ってくださいました。

 

3.冠婚葬祭のマナーの基本は、普段の手入れから始まる。

数珠男性用女性用

50代に入ると、冠婚葬祭のお付き合いが増してきます。

20代なら許されることも、50代にもなってマナーを知らなければ

「恥ずかしい人」と思われてしまいます。

50代はマナーが試される時と心得よ!花嫁の母が失敗した3つのこととは?

今回夫の数珠が切れてしまったのは、私が日頃から数珠のお手入れを

怠っていたから。

 

とても恥ずかしい思いを私だけじゃなく、夫にも親戚にもさせてしまいました。

手入れさえしていれば、数珠の糸が古くなってきていたことを

チェックできたはずです。

 

日頃から、冠婚葬祭に必要なものはスーツや靴、小物にいたるまで

きちんと手入れをしておくことが、マナーに結びつくことを

この歳でやっとわかったのです。

 

この恥ずかしい経験は、二度としたくないので

今改めて、冠婚葬祭に使うものをチェックしてみようと思っています。