老後の生活で妻の悩みのひとつに夫とどう向き合って生活していけばいいのだろうかという悩みではないでしょうか。
50代の始めは、家事や子どものこと、それに仕事と目の回る忙しさで、夫とは何となくギスギスした関係が続いていました。その時、このまま老後を2人でやっていけるのだろうか?
離婚するほどは考えていないけれど、どうすれば夫婦関係が良好になるのだろうか?と頭を抱えていました。
夫とはいえ赤の他人。夫の性格からいって変わってくれるのを期待してもほぼ無理でしょう。なら、妻の私が変わるしかないと考え、試行錯誤した結果、笑顔で明るく、ポジティブな言葉をかけることにしたのです。
気をつけたいのは、夫のご機嫌とりをするのではなく、あくまでも妻が夫へとの関係を良好にするための言葉を紹介しています。
自分とは関係ないことで夫が不機嫌な時は「自分の機嫌は自分でなおす」をしてもらい、関わらないことが自分の心を守るために大切だと思っています。
1.夫に届く言葉「話があるんだけれど」
以前の私は夫へのイライラが止まらないことがありました。それは何を言っても夫は聞いていなかったから。職場でイヤなことがあって話を聞いてもらいたくても「あぁ。気にするな!」のひと言で終わり。「○○お願いね」と言っても「あぁ」という返事があっても頼んだことしてくれません。
「私なんていなくてもよくない?私の話なってどうでもいいと思っているんだ!」と。この先老後2人で暮らしていけるのだろうかと不安は増すばかりでした。
ある時「ちょっと話があるんだけど、時間を作ってくれない?いつなら都合がいい?」と聞いてみました。するとびっくりした顔で「今ならいいよ!一体何の話??」とテレビのスイッチを消して真剣な表情に。離婚されるのではとでも思ったのでしょうか。
これを逃してはならないと私は「老後の○○のことについてどう思う?」と切り出し真剣に話し合うことができたのです。
振り返ってみると、私が夫に話かける時は決まって、スポーツ中継、海外ドラマ、政治討論などのテレビを観ている時でした。テレビに集中しているので、妻の言葉が耳に入らなかったのでしょう。
今でも何か相談したい時は「ちょっと話があるんだけど、いつなら時間ある?」と聞くようにしています。
2.明るく笑顔で話しかける
夫を変えることはできないけれど、自分が変わることはできます。
私が最初に始めたのは明るいトーンで話しかけることでした。夫は妻の話は聞いていなくても、イライラしているのか、機嫌がいいのかはわかっているはずです。なので話かけるときは明るいトーンで話しかけ、さらに笑顔で振る舞うようにしました。
当初は「どうしたの?何かいいことあった?」とけげんな顔をしていましたが、笑顔で話しかけられてイヤは人はいません。ギスギスしていた関係もゆっくりと和らいだ雰囲気になっていったのです。
一方で「何で私だけが明るく振る舞う努力をしなきゃいけないの?バカみたい」と心の中で葛藤があったのも確か。
この葛藤を心の隅に抱えながらも「私がやらないと良好な夫婦関係にならないんだ!」と自分に言い聞かせ、笑顔で明るくを続けていった結果、夫も変わり葛藤も消えていったのです。
3.ポジティブな言葉
長い結婚生活において、お互いにポジティブな言葉を使わないで暮らしてくると、今更そんなこと言えないと思うかもしれません。でも、夫に言わなくても伝わっていたらギスギスした関係になっていないはず。
「やってくれて当たり前、ありがとうなんて言わなくてもわかるでしょ」という気持ちを捨て去って「ありがとう」から始めてみましょう。
以下の5つは今でも私が口癖のように使っている言葉です。
1.ありがとう
2.助かったわ
3.嬉しい
4.優しい
5.大したことないわよ(夫がミスをしても)
ポジティブな言葉はどんな時に使うのがいいのかというと、それは何かアクションがあったらその都度言う。そしてプラスαを付け加えることです。
あとから「あの時○○してくれてありがとう」と時間が経過してからもいいですが、絶大な効果があるのはその時、その瞬間です。
本人のアクションと妻のほめ言葉が結びつき、達成感となって脳裏に焼き付くのではないかというのが私の持論です。
ゴミを捨ててくれたら「ゴミ袋重かったでしょう。ありがとう」、「外は暑かったでしょう。ありがとう」ちょっと掃除してくれたら「私が掃除するよりきれいになったわ」「キレイだと気持ちがいいわ」と。
また、食べ物をこぼしたり、ガラスのコップを割ったりなどミスをしても「大したことないわよ。それよりケガをしていない?」とミスよりも体の心配をする優しさを言葉にします。
このように折に触れて使い続けているうちに、夫から「○○もしておいたよ」、「出かけたついでに○○買っておいたよ」と頼みもしないことを自発的に行動してくれるようになったのです。
今でも夫から私へ「ありがとう」の言葉はありません。言葉ななくても私への気遣いを行動で示してくれている。それが「ありがとう」だと思っています。
4.まとめ
老後夫婦2人きりで生活するということは、これまでの結婚生活とは全く違った経験したことのない暮らしがこれから続くということです。
1日24時間一緒に生活していくには、長年連れ添った夫婦とはいえ、良好な関係を築きたいけれどどうしたらいいのか?私がやって良かったことをご紹介しました。
あくまでも、私たち夫婦にとっては効果があったと思っていますが、夫婦のあり方は千差万別。これから老後を迎える方や夫婦関係を良好にしたいと思っている方のヒントになれば幸いです。