1.毎日の食事は「きちんと作るを手放す」とは
娘2人を含め家族4人で生活していた時は、毎朝4人分のお弁当作りと朝食、夕食はおもに子どもが好きなメニューをと頭を悩ませながら作り、子どもが巣立ち夫婦2人になっても、夫のお弁当作りと夕食には一汁三菜を心がけていました。
料理が得意でない私にとって、食事作は家族の健康のためとの思いから頑張ってきたつもりです。
でも、夫が退職し老後の生活に入った今では、これまでの一汁三菜にこだわらない「きちんと作ることを手放す」ことにしたんです。
それは、現役時代よりもエネルギーの消費が少なくなったこと、食事にかける時間やストレスを少なくするためが理由です。
子どもが帰省した時は、子どもが好きな鶏のから揚げ、五目ずし、茶碗蒸しに春巻きなどを作りますし、気が向いた時には夫婦で外食にも出かけたり、スーパーのお弁当を買って食べたりもしています。
老後の食事作りは、今までの食事作りを見直して自分にとってラクな方法をとることにひました。
2.食事作りで大切にしていること
食べたいものを食べるといっても、毎日ジャンクフードやかつ丼ばかりを食べていては健康を損ねてしまいますから、最低限5つのことを頭に入れてメニュー作りをしています。
1.野菜を多めに
健康を考えるとやはり野菜を多めに摂るようにしています。小松菜、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツなどを1/2カットのものを購入して残さず食べきると生ごみが減り、冷蔵庫の見通しがよく食べ残しによるストレスから解放されます。
2.主菜は魚中心
お肉も食べますが主菜は魚中心で、旬の生魚が手に入った時は焼いたり、煮つけたりしますが、手に入らない時はサバの缶詰にすることも。
お肉は、年齢のせいか天ぷらや豚カツよりも、サラダチキンやしゃぶしゃぶにして蒸し野菜と一緒に食べることが多いです。
3.季節のくだものを
季節を感じさせるくだものは積極的に摂りたい食品。店頭に並んだくだものは量によっては2日に分けて楽しんでいます。
4.発酵食品を1品
発酵食品といわれる味噌、納豆、酢のものは日持ちがするので常備しています。味噌は毎食の味噌汁や野菜のみそ炒めなどに、納豆はごはんに、酢のものはらっきょう漬けなど。
5.乳製品
特に意識して摂るようにしているのが乳製品。牛乳、チーズ、ヨーグルトは2~3日で食べきれるよう購入し、野菜のチーズ焼き、牛乳はシチューやミルクティーに、小腹がすいた時にくだものにヨーグルトをかけたり工夫しながら食べています。
ただ、毎日これだけの種類を漏れなくすべてを網羅したメニューを食べているのではなくて、買い物へ行けない時は、食材がないなりのメニューで時に一汁一菜になることだってあります。
3.まとめ
一汁三菜、時に一汁四菜をメニューに頭を悩ませながらも作り続けてきました。
でも、老後夫婦2人の生活では夫婦が納得さえしていれば「きちんと作るを手放す」をし、ゆる~い食事作りでも満足できることを実感しています。
年齢を重ねてくると、キッチンでの食事作りから後片付けまでを含めると1時間以上立ちっぱなしは体への負担が気になるところです。
特に暑い夏のキッチンは体力の消耗が命取りになることも。これまでのやり方を見直して、老後のための食事作りはどうしたらいいのかを考えてみることも必要だと私は思います。